なぜその会社の仕事が良いと思ったのか、つまり志望動機は必ず聞かれる質問の一つです。
・なぜ美容業界で働きたいのか
・なぜ美容部員になろうと思ったのか
・なぜその企業（ブランド）が良いのか
といったことを掘り下げて考え、言葉で説明できるよう準備しておきましょう。いきなり問われても上手に話せないので、まずは書き出してみて、その後話せるように組み立てていくことをおすすめします。
志望動機は書類審査でも書く場合が多いため、次の記事も参考にしてみてください。

>>>併せて読みたい！美容部員の志望動機を書くポイント・例文

自己PRをお願いします

自己PRは自己紹介として聞かれることもありますが、要するに自分にはどのような良いところがあるのか、端的にまとめて伝えましょう。
たとえば「私は向上心があり、コツコツ地道に努力を続けられます」「人と接することが好きで、笑顔で人と向き合うことができます」などといった回答が考えられます。その事実を裏付ける根拠と、入社後活躍できる理由と併せて伝えられるとベストです。

強み・弱みは何ですか

自分の強みや弱みもよく聞かれる質問です。強みは自己PRと同じような内容になると思いますが、難しいと感じるのは弱みのほうかもしれません。

強みと弱みは表裏一体であり、「コツコツ地道に努力できる」強みをお持ちの方は、「行動する前に考えることに時間がかかる場合がある」ことが弱みになったり、「笑顔で人と向き合える」強みをお持ちの方は、「人に気を遣いすぎてしまうところがある」ことが弱みになったりするでしょう。

ここで注意すべきことは、「遅刻癖がある」「暴力的な一面がある」「身体が弱い」「人付き合いが苦手」など、社会人として働くうえで心配になるような弱みを挙げないことです。弱みは誰にでもあることなので、自分の強みから逆算して考えると良いでしょう。

普段使用している化粧品や特徴を教えてください

これは美容、化粧品に関心があるかを測る質問です。他の会社の商品を使っていたとしても隠す必要はありません。しかし、その企業（ブランド）を受けるからには、何かしらは使っていないと不自然と思われる可能性があります。

（転職の場合）前職の退職理由を教えてください

転職面接の場合、最も気になるのは前職の退職理由です。新しい環境で経験を積むことや収入アップが目的であれば問題はありませんが、「人間関係でトラブルを起こした」「店長と相性が悪くて」などの理由はマイナスに捉えられるため注意しましょう。

（転職の場合）成功体験・失敗談はありますか

転職の場合は、前職の仕事ぶりが気になるところ。仕事でがんばった成功事例や、上手くいかず失敗してしまった経験を伝えられるよう準備しておきましょう。失敗談のほうは、失敗から何を学んだか・どう活かしたかまでセットで伝えられることが望ましいです。

ブランドに関する質問

続いて、面接を受ける企業・ブランドに関する質問です。

扱っている製品の使用経験はありますか（好きなところ）

そのブランドを受けるということは、少なくともそのブランドが好きで、使ったことはあるはずです。入社後はそのブランドの魅力を自分で語れなければならないので、何を使ったことがあって、どんなところが好きか程度は、現時点でもスムーズに答えられるようにしておきましょう。

店舗接客の印象はどうでしたか（印象に残っているスタッフ）

面接を受ける前に、実際にそのブランドの店舗へ足を運んでみることをおすすめします。このときに、お客様としての視点に加えて、自分が働く環境としてどうかの視点でも確認することが肝心です。店舗接客の印象や、接客が良かったスタッフについても話せるようにしておくと、入社したい本気度が伝わりやすくなります。

その他ブランドに関する基本的な知識

その他、ブランドの創設者や、企業理念、商品コンセプト、売れ筋商品などについて触れられる場合もあります。もちろんすべての情報を丸暗記する必要はありませんし、わからなければ正直にわからないと伝えて問題ありません。ウェブサイトなどで調べておき、どのような印象を持ったかは伝えられると良いでしょう。

入社後のあなたに関する質問

さらに、入社後のあなたの将来に関する質問もよく聞かれます。回答に正解はなく、自分の言葉で語れることが重要です。

化粧品販売で大切だと考えることは何ですか

お客様の立場ではどんなブランドを好ましいと思いますか？長く愛されるブランドとなるために、美容部員に求められる役割を考えておきましょう。

どんな美容部員になりたいですか

前述の質問と重なる部分もありますが、もし自分がそのブランドへ入社できたとしたら、どんな美容部員になりたいですか？店舗には様々なお客様が来店され、美容に関するお悩みも様々です。自分が店舗に配属された状況を想像して考えてみましょう。

逆質問（何か質問はありますか）

面接の最後に、「何か質問はありますか」と、受験者側が質問する時間をとってくれる場合もあります。実はこの質問はブランドに対する本気度を測っています。「ありません」と答えずに、何かしら不安に思っていること、興味のあることを質問しましょう。たとえば入社後どのようなキャリアアップの道があるのか、入社前に勉強しておくべきことはあるか、などが考えられます。

美容部員の面接における注意点

美容部員の面接の注意点としては、清潔感のある身だしなみをすることと、受動的な姿勢を見せないようにすることが挙げられます。
一般的にはスーツまたはジャケット着用で、髪型やメイクも派手にならない程度に整えていきましょう。
発言内容については、自分から積極的に学ぶ印象を与えることが大切です。入社後教えてもらえることを前提とする発言は避け、意欲を伝えるよう心掛けましょう。

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