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日本化粧品検定3級はどんな資格?試験概要や取得するメリットについて解説
日本化粧品検定をご存知でしょうか?
近年注目されている資格で、化粧品検定は美容業界をはじめ、幅広い年齢層から支持を集めています。なかでも日本化粧品検定3級は、メイクや化粧品に興味のある方におすすめの資格なため、「メイクや化粧品に関する知識をつけたい」「将来はメイクや化粧品に携わる仕事に就きたい」とお考えの方はぜひチェックしておきましょう。
そこで今回は、日本化粧品検定3級の試験概要や資格を取得するメリット、受験の流れなどをご紹介します。受験を考えている方は、ぜひご一読ください。
日本化粧品検定3級とは
日本化粧品検定3級とは、一般社団法人日本化粧品検定協会が認定する、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目指した日本化粧品検定試験の第一歩となる資格です。美容皮膚科学や法律なども含め、40名以上の専門家の監修に基づき、化粧品・美容の基礎知識を学ぶことができます。
その日本化粧品検定3級は、20代・30代の女性を中心に支持されています。一般社団法人日本化粧品検定協会が発表した「受験者年齢の割合(2021年実績)」を見ると、20〜24歳が32%、25〜29歳が21%、30〜34歳が14%と、20〜34歳の方で65%以上を占めていることがわかります。 受験者は年々増加し、2023年にはのべ123万人を超え、2023年6月末時点で累計受験者数は1,232,647名となりました。
日本化粧品検定3級の内容について学ぶことで、ご自身の化粧品選びや仕事などに活かすことができるため、「コスメや美容が好き」「きれいになりたい」「コスメや美容の仕事に就きたい」という方におすすめの資格であるといえるでしょう。
なお、日本化粧品検定は3級〜1級の3段階に分かれており、3級では基礎的な内容が問われます。
日本化粧品検定3級の試験概要
では、日本化粧品検定3級の試験概要をチェックしていきましょう。
受験資格
日本化粧品検定は3級に限らず受験資格はとくに制限がありません。3級ならインターネット環境さえあればどなたでも受験することができます。
受験料
日本化粧品検定3級は無料で受験することができます。なお、2級からは有料となります。
受験形式
受験はWebを通じて行われ、4つの選択肢から正解だと思うものを選択する方式が採用されています。
試験時間
日本化粧品検定3級の試験時間は20分間です。出題数は20問のため、1問1分以内を目安に回答する必要があります。
出題内容
日本化粧品検定3級は「コスメの常識を知りキレイになる」ことを目的としています。日頃のスキンケアやメイクの際、すぐにでも実践できるような化粧品に関する知識を取得できる内容となっています。
主な試験範囲は以下の通りです。
・クレンジングと洗顔の基本 |
合格基準
日本化粧品検定3級は20問中16問正解で合格となります。
合格率・難易度
日本化粧品検定3級の合格率は公表されていません。しかし、無料で何度でもWeb受験ができるため、難易度としては比較的低いといえるでしょう。数回受験すればほとんどの方が合格できます。
日本化粧品検定3級を取得するメリット
続いて、日本化粧品検定3級を取得するメリットについてご紹介します。
コスメに詳しくなれる
まずはコスメに詳しくなれることがメリットです。普段から使用している化粧品・スキンケア用品でも、実は誤った使い方をしていることがあります。日本化粧品検定3級ではとくに間違えがちな化粧品や美容の知識が問われるため、学んだ知識を日常生活に役立てることができます。友だちなど周囲の方々のコスメ選びにも、ちょっとしたアドバイスができるようになるでしょう。
仕事に活かせる
日本化粧品検定に合格するために学んだ化粧品・美容の知識は、幅広い仕事に活かすことができます。なかには社員教育に取り入れたり、検定合格を昇給・昇進の条件にしている会社もあるようです。資格取得後は履歴書に記載することもできるため、就職・転職時にも役立ちます。
日本化粧品検定の資格が活かせる美容関係の職種を具体的に挙げると、次の通りです。
(表)日本化粧品検定の知識が活かせる美容関係職種
・美容部員(ビューティーアドバイザー) |
ただし、3級はあくまで基礎知識に留まっているため、より仕事に活かしたい場合は2級・1級の取得をおすすめします。
合格証書がもらえる
日本化粧品検定3級に合格すると、メール(PDF)で合格証書が届きます。基本的に紙の合格証書が届くのは2級以上となっており、発行料として3,300円(税込)かかります。ただし、3級であってもSNSで合格をシェアするキャンペーンに参加することで合格証書を郵送で受け取ることも可能です。3級合格後に手元に合格証書が欲しいという場合は、キャンペーンへの参加を検討してもよいでしょう。
5分で挑戦!例題5問で腕試し
日本化粧品検定3級は無料で受験できますが、5問の例題は登録せずに今すぐにでも試すことができます。「まずは日本化粧品検定3級がどのような資格なのか知りたい」という方は、テストに挑戦してみてはいかがでしょうか。
日本化粧品検定3級の試験対策
日本化粧品検定3級に合格するためには、どのような方法で学習を行えばよいのでしょうか?主な学習方法を2つご紹介します。
公式テキスト・公式問題集で学ぶ
日本化粧品検定からは、試験対策用の公式テキストと公式問題集が販売されています。
しかし、3級専用の公式テキスト・公式問題集というものはないため、受験する際には「日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト」を利用するのがおすすめです。
また、参考書として『知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑』という書籍も販売されています。こちらは約260種類の美容成分をマンガ形式で楽しく・わかりやすく紹介されています。試験に合格する目的だけでなく、コスメ選びをより楽しくするためにも有効活用できる内容です。
Web受験を何度も繰り返す
日本化粧品検定の1級または2級については、公式から問題集も発売されていますが、3級の場合は何度でも無料でWeb受験できるため、ある程度知識を頭に入れたらWeb受験を繰り返すのがおすすめです。すべての問題に解説がついているため、受験を重ねるたびに学ぶことができます。
日本化粧品検定3級 受験の流れ
では、日本化粧品検定3級はどのように受験すればよいのでしょうか?
1.受験エントリー
先述した通り、日本化粧品検定3級はWeb受験です。エントリーフォームに必要事項を入力して、申し込みを行います。その際、返信用アドレスとしてメールアドレスをご入力ください。
2.公式テキストや問題集で学習
公式テキストや問題集などを使って学習しましょう。
公式テキストなどを使用せず、何度もWeb受験を繰り返して学習する方法もあります。
3.受験
十分に学習を行ったら、受験を行います。4択式の問題が全20問出題され、制限時間は20分間です。合格するまで何度でも受験可能です。
4.合否メールの受け取り
合格した場合は、PDFの合格証書がメールで届きます。
日本化粧品検定3級に合格したら……
日本化粧品検定3級に合格したあとは、以下の資格試験にもチャレンジしてみましょう。
日本化粧品検定2級・1級の受験もおすすめ
日本化粧品検定3級に合格したら、2級・1級の受験も検討してみましょう。
2級は美容皮膚科学を中心にスキンケア・メイクアップ・生活習慣美容などのトータルビューティーについて出題され、1級は化粧品の中身や成分、ボディケア・ヘアケア・ネイルなど、化粧品や美容に関する専門的な知識について出題されます。
どちらも受験資格は設けられておらず、化粧品に関心のある方ならどなたでも受験できます。また、2級と1級の併願受験も可能です。
試験方式はマークシート形式が採用されていて、全60問を2級は50分、1級は60分で解く必要があります。合格基準は70%前後となっており、問題の難易度により変動することがあるそうです。
なお、3級はWeb受験のみとなっていますが、2級と1級は全国47都道府県に設置される指定会場で受験する必要があります。
上位資格にもチャレンジしてみよう!
一般社団法人日本化粧品検定協会では、日本化粧品検定以外にもさまざまな上位資格を設けています。日本化粧品検定を取得したあとは、以下の資格取得も検討してみましょう。
特級コスメコンシェルジュ
特級コスメコンシェルジュとは、化粧品を理解して肌悩みに合わせた提案ができる化粧品の専門家のことです。日本化粧品検定で得た知識を活かして、さらに化粧品の種類ごとの特徴や肌悩みに合わせた化粧品選びのご提案方法などを身につけることができます。
そんな特級コスメコンシェルジュの資格を取得するには、5時間にわたる特級コスメコンシェルジュ養成講座カリキュラムを受講し、年2回行われるWeb受験に合格する必要があります。
受験資格としては、「日本化粧品検定1級に合格していること」「日本化粧品検定協会の会員であること」などが挙げられます。
コスメコンシェルジュインストラクター
コスメコンシェルジュインストラクターとは、日本化粧品検定合格を目指す方を指導できる能力を認定する資格です。日本化粧品検定の講師を目指している方だけでなく、ご自身でセミナーや教室を開催したい方などに向いています。
そんなコスメコンシェルジュインストラクターの資格を取得するには、特級コスメコンシェルジュの資格取得後、約25時間のカリキュラムを受講して一次試験から三次試験まですべての試験に合格。さらにコスメコンシェルジュインストラクターの資格申請をする必要があります。
受験資格としては、「特級コスメコンシェルジュに合格していること」「日本化粧品検定協会の会員であること」が挙げられます。
コスメライター
コスメライターとは、薬機法を含む化粧品に関する正しい知識を持ち、SEO対策を行うライティングスキルを備えていることを認定する資格です。
コスメライターの資格を取得するには、コスメライター養成講座(ベーシックコース・アドバンスコース)を受講し、資格申請をする必要があります。受験資格としては、「日本化粧品検定全級(3級〜特級コスメコンシェルジュ)を取得していること」があげられます。
美容のプロを目指すならアフロートSNS&ヘアメイクスクールへ!
日本化粧品検定3級は、化粧品・美容のプロを目指す第一歩になる資格です。どなたでも無料で受験でき、日常生活にも役立つ資格のため、化粧品や美容に興味のある方はぜひ受験してみてはいかがでしょうか。
もう少し本格的に美容について学びたいと思っている方は、アフロートSNS&ヘアメイクスクールで美容の専門知識を学びませんか?日本化粧品検定3級にとどまらず、美容のプロとして通用する資格取得や技術の修得ができます。卒業後の進路としては美容部員やメイクアップアーティストなどがあり、化粧品・美容業界で活躍する人材を目指せます。
この記事の監修者

AFLOAT CEO
アフロートSNS&ヘアメイクスクール学校長
宮村 浩気Hiroki Miyamura
日本で最も人気のあるトータルビューティーサロンAFLOAT GROUPのCEO(経営最高責任者)。芸能人やモデルからの信頼も厚く、多くの顧客を抱える。TVや雑誌で取り上げられることも多く、様々な美容関連商品のプロデュースも手がける。
日本で最も人気のあるトータルビューティーサロンAFLOAT GROUPのCEO(経営最高責任者)。芸能人やモデルからの信頼も厚く、多くの顧客を抱える。TVや雑誌で取り上げられることも多く、様々な美容関連商品のプロデュースも手がける。