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パラジェルとは一般的なジェルネイルとどう違う?メリット・デメリットを解説
ネイルの定番ジェルネイルの中でも、「自爪への負担が軽減できる!」と人気のパラジェルはご存知でしょうか?
今回はパラジェルと一般的なジェルネイルの違いと併せて、パラジェルのメリット・デメリット、パラジェルの持ちを良くする方法などをご紹介します。「自爪への負担を減らしたい!」「次はパラジェルでネイルをしてみたい!」とお考えの方は、ぜひご参考にしてください。
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パラジェルとは?一般的なジェルネイルとの違い
パラジェルとは、自爪の表面を軽く削って傷を付ける下処理=サンディングが一切不要なソフトジェルネイルです。
一般的なジェルネイルでは、サンディングを行わないとリフトしやすくなってしまうため、自爪とジェルネイルの密着力を高めるために自爪の表面を軽く削って傷を付けます。それにより、ジェルネイルの施術回数が増すごとに自爪への負担が増え、自爪が薄くなってしまうこともあります。
しかし、パラジェルは自爪を傷つけるサンディングが一切必要ありません。パラジェル自体が吸盤のように自爪に密着するため、自爪への負担を軽減することができるのです。
そのため、ネイルを楽しみながらも健康的な自爪の状態を保ちたいという人におすすめです。
パラジェルのメリット
次に、従来のジェルネイルと比較した場合の、パラジェルのメリットについてお伝えします。
これまで一般的なジェルネイルで施術を受けていて自爪のダメージが気になってきたという場合、パラジェルを選ぶことで自爪のダメージを軽減できるかもしれません。
爪を傷めにくい
通常のジェルネイルの施術は、ネイルファイルで自爪の表面を削り、傷を付けた部分にジェルを染み込ませてUVライトやLEDライトで密着させる仕組みになっています。施術を繰り返すたびに爪はダメージを負うため、折れや欠けなどの爪トラブルにもつながります。
一方、パラジェルの場合は、健康的な自爪の上にパラジェルを乗せて、LEDライトを照射することで硬化させる仕組みです。自爪を削らずにベースジェルと自爪の間を真空状態にして、吸盤のように密着させます。サンディング不要なので、自爪が薄くならずダメージを最小限に抑えることができます。
発色が良い
発色の悪いジェルは、何度も重ね塗りをしなくてはいけないため施術時間が長くなったり、硬化しにくかったりします。無駄に厚みが出ることもあり、その厚みに対して違和感があったという方もいるでしょう。
しかし、パラジェルには微細な高級顔料が用いられており、薄塗りでもしっかり発色します。重ね塗りがほとんど必要ないため、硬化不足にもなりにくいというのも特徴です。上質な顔料により、デザインの幅が広がるのも魅力の一つといえるでしょう。
施術もオフも短時間で済む
通常のジェルネイルの施術では、サンディングを行ってからジェルを塗布してUVライトやLEDライトを照射し、1〜2分硬化するまで待ってから次の工程へと進んでいきます。一方、パラジェルの場合はサンディングが不要なので、その分施術の時間を短縮できます。
さらに、オフの際も時間短縮が可能です。パラジェルの場合は、パラジェルと自爪の間に少し隙間をつくることで溶剤が浸透しジェルがすぐに浮いてくるため、一般的なジェルネイルよりも短い時間でオフできます。
忙しくてネイルサロンへなかなか通うことができないという方にとって大きなメリットとなるでしょう。
硬化熱を感じにくい
一般的なジェルネイルは、硬化する際に「硬化熱」と呼ばれる熱さを感じることがあります。度重なるネイルによって自爪が薄くなってきている場合には硬化熱を感じやすく、ジェルネイルの施術時間が辛く感じることもあるでしょう。
しかし、パラジェルは一般的なジェルネイルと比較すると硬化時間が短いため、硬化熱を感じにくくなっています。施術時に硬化熱による熱さや辛さを感じにくくなるのは、大きなメリットといえるでしょう。
自爪の状態に合わせてベースジェルが選べる
パラジェルには「クリアジェル」「クリアジェルEX」「アートクリアジェル」とベースジェルが3種類あります。それぞれ特徴が異なり、自爪の状態に合わせて選ぶことができるので、施術前に自分にはどのようなベースジェルが向いているのかをチェックしておきましょう。
クリアジェルは、自爪がどのような状態でも使いやすいベースジェルです。薄づきでオフしやすく、自爪への負担が気になる方に向いています。
クリアジェルEXは、厚みや強度が出しやすいベースジェルですが、オフに手間がかかるという特徴があります。そのため、自爪が薄く厚みが欲しい方や水仕事が多く強度が欲しい方に向いています。
そしてアートクリアジェルは、厚みを出しやすく薬剤を使わずにオフができるベースジェルです。自爪が薄い方や反り爪の方に向いています。
パラジェルのデメリット
前述の通りメリットの多いパラジェルですが、その一方で考えられるデメリットについてもお伝えします。メリットとデメリットの両方をチェックして、一般的なジェルネイルからパラジェルへの施術に変更するかを決めると良いでしょう。
臭いが強い
パラジェルは開封後、時間が経つほど匂いが強くなります。人気店は消費が早いため臭いが気になりにくいですが、店舗面積が狭いまたは施術人数が少ないと臭いが気になる場合があります。
臭いの感じ方は人それぞれですが、一度施術を受けてから「臭いがきつい」と感じるかを判断しても良いでしょう。もし臭いが気になる場合は、ネイリストに相談しても良いかもしれません。
料金がやや高い
パラジェルは高品質な顔料を用いているため、ほかのジェルよりも料金設定がやや高い傾向にあります。ネイルサロンによって値段の設定はさまざまですが、ワンカラーで6,000円〜という店舗が多いようです。一般的なジェルネイルの場合はワンカラーで約3,000円で施術できる店舗もあるため、パラジェルの料金はやや高いといえるでしょう。
しかし、それでもパラジェルの技術にはネイリスト・ネイルサロンによってバラツキがあるといわれています。その理由を次にご説明します。
高度な技術が必要
パラジェルの特徴を活かすには高度な技術が必要です。また、サンディングが不要な反面、浮きやすいので、入念なプレパレーションが必須となります。しかし、これらの下処理をきちんとできるネイリストは少ないことから、技術力のあるネイリストを探す必要があります。
解決策としては、パラジェル認定サロンや登録サロン、エリートサロン、プレミアムサロンを探しましょう。パラジェル認定サロンには、パラジェルの正しい知識と技術を習得したスタッフやパラジェルの講師・インストラクター・サロンワークのプロが在籍しています。
このように、パラジェル公認の資格を取得しているネイリスト・ネイルサロンを選ぶと安心です。
パラジェルはこんな人におすすめ!
自爪を削らないパラジェルは、以下のような方におすすめです。
・爪が柔らかく割れたり欠けたりしやすい人 |
これまでのジェルネイルで自爪がダメージを負ってしまっている方だけでなく、現在の健康的な自爪を維持しつつネイルを楽しみたい方にも向いています。
パラジェルの施術方法
一般的なジェルネイルとはジェルの性質が異なるパラジェルですが、施術方法にも違いはあるのでしょうか?以下では、パラジェルの施術方法をご紹介します。
1.下準備をする
まずは甘皮や油分を除去してプレパレーションを行い、自爪の状態を整えます。サンディングは必要ありませんが、ここでしっかりと甘皮や油分を除去しておかなければパラジェルが浮きやすくなるため、丁寧に下準備をすることが大切です。
2.ベースジェルを塗布する
「クリアジェル」「クリアジェルEX」「アートクリアジェル」の3種類のベースジェルから自爪に合ったものを塗布して硬化します。ベースは必要に応じて二度塗りしてもよいでしょう。
3.カラージェルを塗布する
好きなカラージェルを塗ってアートを施します。先述した通り、パラジェルは薄塗りでもしっかり発色するため、ほとんど重ね塗りは必要ありません。
4.トップジェルを塗布する
仕上げにトップジェルを塗布してツヤを出します。
パラジェルのオフ方法
パラジェルを使ったネイルでは、アセトンオフとフィルインオフの2つのオフ方法が選べます。まずはそれぞれのオフ方法について知っておきましょう。
アセトンオフ
アセトンオフとは、アセトンという薬剤でジェルを溶かしてオフする方法です。パラジェルを使ったネイルだけでなく、一般的なジェルネイルのオフでも使われています。手順は以下の通りです。
1.ジェルネイルの表面を削る |
ネイルマシンやファイルでネイルの表面を削り、アセトンが染み込みやすい状態にします。このとき、さまざまな方向から削ると自爪への負担が大きくなるだけでなく、摩擦で熱を感じてしまうため、一定方向へと削るようにしましょう。ネイルファイルを使う際は、100〜150Gの荒いものを使うのがおすすめです。
ネイルの表面を削ったら、アセトンを染み込ませたコットンを乗せ、その上からアルミホイルを巻いてアセトンを染み込ませます。アセトンを染み込ませたコットンが、爪全体にしっかり当たるようにして巻きましょう。もしコットンが当たらない箇所がある場合、ジェルがふやけずオフしづらくなります。コットンを乗せる時間は約15分ほどです。
約15分経過したら、ネイルプッシャーやウッドスティックなどで優しくジェルを剥がしていきます。無理に剥がすと自爪が傷つくため、オフしづらい場合は再度アセトンを染み込ませたコットンとアルミホイルを巻いてください。オフが完了した自爪の表面は、スポンジバッファーで整えましょう。
アセトンオフの注意点としては、アセトン特有の臭いが気になったり、爪や皮膚が乾燥してしまったりする可能性があります。アセトンを使ってオフをしたあとは、しっかりと手を洗ってネイルオイルなどでケアをしましょう。
フィルインオフ
フィルインとは、ネイルファイルやマシンを使ってジェルネイルを落とす方法です。その際、ベースジェルを一層だけ残して、その上から新しいネイルデザインを施すことから、「一層残し」とも呼ばれています。アセトンを使わないため爪や皮膚が乾燥するのを防ぐことができるだけでなく、自爪を何度も削らずに済むため、自爪が薄くなるのを防ぐことができます。
しかし、ベースジェルを一層だけ残すのは高度な技術が必要となるため、フィルインオフができるネイルサロンは限られているのが現状です。
パラジェルの持ちを良くする方法
一般的なジェルネイルと比較すると爪を傷めにくいとされているパラジェルですが、何度も施術を繰り返していると少なからず爪はダメージを負うことになります。せっかくかわいいネイルを施しても日々の扱いですぐにダメになってしまわないよう、普段からしっかりとお手入れを行うようにしましょう。パラジェルの持ちを良くするためにも、以下のことを守ることが大切です。
こまめに保湿する
指先や爪の乾燥状態が続くと、ジェルネイルの持ちが悪くなります。指先や爪を正常な状態に保つためにも、1日に数回はネイルオイルを塗って保湿しましょう。
ネイルオイルを塗る場所は、爪の生え際です。少量のネイルオイルを乗せて、指先に向かって優しく馴染ませるように揉み込みながら塗布します。
適切なタイミングとしては、指先の乾燥が気になったときや手を洗ったあと、ネイルオフしたあと、外出する前、寝る前などです。朝のスキンケアのタイミングに行うのも良いでしょう。日中は忙しくてこまめに塗るのが難しいという場合は、就寝前だけでも塗るようにしてください。
もしネイルオイルがない場合、ハンドクリームでも代用可能ですが、ネイルオイルとハンドクリームでは本来の用途が異なるため、ネイルオイルを用意しましょう。ネイルオイルを塗ったあとにハンドクリームで保護すると、より保湿力が高まります。
指先を濡れたままにしない
指先が濡れたままの状態が続くと、爪がふやけて柔らかくなり、ちょっとした衝撃で折れたり欠けたりしてしまいます。とくに食器洗いなどの際は、水によって爪がふやけてしまうだけでなく、洗剤による乾燥や爪への負担も起こります。
また、湯船や温泉に入るときも注意が必要です。長時間濡れた状態が続くと爪がふやけてネイルが剥がれやすくなります。
ネイルを長持ちさせるためにも、水仕事のときは手袋を着ける、湯船や温泉に入るときは手を出しておくなどの工夫をしましょう。手を洗うときは、しっかりと水分を拭き取るようにしてください。
爪先を使った作業は控える
パラジェルの持ちを良くするためにも、爪先を使った作業をできるだけ控えるようにしましょう。とくに、爪先を使ってシールを剥がしたり、爪先でキーボードを打ったりしているという人は注意が必要です。爪先に負担がかかると、爪のエッジ部分のネイルが剥がれて全体が浮きやすくなってしまいます。道具を使うか爪先に負担をかけない方法を考えるようにしてください。
パラジェル登録サロン・認定サロンを選ぼう
プロ向けの商材であるパラジェルは、一般的なジェルとは扱い方が異なります。そのため、パラジェルの講習を受けておらず知識がないネイリストが使うと、パラジェルのメリットをうまく引き出すことができず、仕上がりも持ちも悪くなってしまうのです。
パラジェルのメリットをしっかりと引き出して施術をしてもらうためにも、パラジェルの正しい知識と技術を習得したスタッフが在籍している登録サロンや認定サロン、エリートサロン、プレミアムサロンを選びましょう。
登録サロン |
パラジェルの正しい知識と技術を習得したスタッフが在籍しているサロン |
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認定サロン |
パラジェルの講師やインストラクター、サロンワークのプロが在籍しているサロン |
エリートサロン |
認定サロンの中でも、パラジェル・パラスパのプロが在籍しているサロン |
プレミアムサロン |
認定サロンの中でも、パラジェル・パラスパのプロが在籍しているサロンかつ、パラジェル・パラスパに認定されたサロンワークのプロが複数名在籍しているサロン |
なお、パラジェルの登録サロンや認定サロン、エリートサロン、プレミアムサロンは、パラジェル公式サイトからご確認いただけます。
パラジェル公式サイトはこちらから
パラジェルの技術を習得するならアフロートネイルスクールへ
ジェルネイルを続けていると、自爪が薄くなって割れたり欠けたりしやすくなります。そのため、「自爪が薄くなってきた」「自爪の健康を守りたいけれどネイルは楽しみたい」という場合は、パラジェルを選ぶことをおすすめします。
ただし、自爪への負担を軽減させることのできるパラジェルは、正しい知識と技術がなければ施術することができません。パラジェルを選ぶ際は、登録サロンや認定サロンを選ぶようにしましょう。
パラジェルの知識や技術を学ぶなら、パラジェル特別認定校のアフロートネイルスクールへお越しください。パラジェル認定エデュケーターの講師が在籍しているため、パラジェルのセミナーが受講できるだけでなく、パラジェルのディプロマを習得することができます。
現在ネイリストとして活躍されている方はもちろん、これからネイリストを目指したいという方向けのコースもご用意していますので、ぜひアフロートネイルスクールをご検討ください。
この記事の監修者
神宮 麻実
アフロートネイルスクール学院長
多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。
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