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美容専門学校で学べることは?美容師やメイク、ネイルの勉強など
美容専門学校への進学を考えている方は、実際にどんなことを学ぶのか、具体的なイメージを持てていますか?美容専門学校で学ぶのは、ヘアカットやメイクの実習だけではありません。入学してから後悔しないためにも、本記事を読んで確認しましょう。美容師を目指すかどうか、また選択する学校やコースによっても、学ぶ内容は異なります。
美容専門学校の種類
はじめに、美容専門学校の種類をご紹介します。
美容専門学校の種類は様々ありますが、大きな違いとしては、美容師を目指すかどうかによって、入学すべき学校の種類が変わります。
美容師になるための専門学校(国家試験受験)
美容師になるには、美容師の国家試験を受験し、国家資格を取得する必要があります。国家試験の受験資格には、厚生労働大臣指定の養成学校の必要課程を修了することが条件とされています。このため美容師を目指す場合には、国の指定する学校法人の専門学校に入学して学ぶ必要があります。
美容師の国家試験には筆記試験(関係法規制度、衛生管理、美容保健、美容の物理化学、美容理論など)と実技試験(ヘアカットなど)があります。そのため国指定の学校法人の専門学校では国家試験対策に的を絞った授業が行われています。
美容師の資格を持っていると何ができるようになるかといえば、ヘアカット・パーマ・カラーリングです。ハサミやパーマ液などの薬剤の取り扱いには安全性に配慮する必要があり、無資格でヘアカットやパーマをすることはできません。
美容師以外も目指せる専門学校
美容師以外の美容系職種を目指せる専門学校も数多く存在しています。美容師ではなく、ヘアスタイリングやヘアケアなどを担当するヘアメイクアーティストを目指すのであれば、美容師免許は必須ではありません。
どの職種を目指せるかは選択する学校やコースにより異なります。例えばアフロート美容専門学園ではヘアメイクアーティストのほか、メイクアップアーティスト、ネイリスト、エステティシャンといった美容のプロを目指す方が多く在籍しています。
即戦力を目指す美容専門の学校「アフロート美容専門学園」double_arrow
美容専門学校の学び方
美容という一語でくくられていますが、その分野はヘアケア・ヘアカットのみならず、ネイルやファッション、エステなど、幅広い選択肢があります。あらかじめ美容師になると決めている方は、国の指定する美容専門学校に通う必要がありますが、そうでない方は視野を広く持って進学先を決めるとよいでしょう。
美容専門学校の選び方は、まずは通う時間帯、学ぶ方法で検討するとよいでしょう。
昼間課程
美容専門学校の昼間課程は、全日制の学校と同じように週5日授業が行われます。就学年数は2年間です。美容専門学校に通う多くの方は昼間課程を選択しています。
学科の授業、実技の授業ともしっかりと体系的に学べる体制が整っており、仲間と切磋琢磨し合える恵まれた環境といえます。
夜間課程
美容専門学校の夜間課程は、授業開始が夕方からになります。就学年数は最短2年間ですが、昼間課程と比較すると授業数が少ないため、就学期間を2年4ヶ月、2年6ヶ月などにしている学校もあります。
学ぶ内容は昼間課程とほぼ変わりませんが、コースの選択肢が昼間課程よりも少なくなります。昼の時間に働いている社会人の方、ダブルスクールをしたい方、経済的な事情で学費を安く抑えたい方にとっては学びやすい選択肢となります。
通信課程
美容専門学校の通信課程は、日本理容美容教育センターが行っている通信レポートの提出と、年数回行われるスクーリング(対面授業)への参加を組み合わせる学び方です。就学年数は最短で3年間になります。
授業料はかなり安く抑えられますが、実践形式で学ぶ機会が少ないことはデメリットにもなりえます。そのため美容師見習いとしてヘアサロンで働きながら国家試験合格を目指す人などに向いていると言えます。
>>>併せて読みたい!美容専門学校は何年で卒業?昼間・夜間課程との違い
美容専門学校のカリキュラムとは
では、美容専門学校で学べることは具体的にどのようなものでしょうか。入学する学校によって特色があり、どこでも同じというものではありません。ここでは美容師を目指す場合の美容専門学校のカリキュラムの一部を例にしてご紹介します。
美容専門学校の学科授業
美容専門学校では、美容師になって活躍できるようになるための基礎知識を養います。国家試験合格を目指し、学科授業で学ぶことは以下のようなものが挙げられます。
(表)美容専門学校で行われる学科授業の例
科目名 |
概要 |
---|---|
関係法規・制度 |
衛生行政、美容師法など、美容に関連する法律や制度 |
衛生管理 |
美容所における公衆衛生、予防衛生、環境対策、消毒の方法 |
保健 |
人体の構造と機能、皮膚や毛髪を健康的に保つ方法や皮膚疾患 |
物理・化学 |
薬剤の基礎知識や美容器具の正しい使用方法 |
文化論 |
国内外のヘアスタイル・ファッションの変遷や造形 |
運営管理 |
マーケティングの基本理論や経営管理、労務管理、接客方法 |
技術理論 |
美容器具の取り扱い、技術の基礎から応用まで、技術上の注意点や目的、特徴など |
美容専門学校の実習授業
美容専門学校の実習授業の内容は、大きく3種類が用意されています。
カッティング
髪の毛をカットし、容姿を美しくするための技術を実践の中で学びます。
ワインディング
パーマネントウェーブの施術を覚え、容姿を美しくするための技術を実践の中で学びます。
セッティング
ヘアスタイル全体のバランスを整え、櫛やカーラーなどでセットする方法を実践の中で学びます。
このほかシャンプー、メイクアップ、着物の着付けやネイルといった分野も、学校やコースによっては学ぶことができます。ただし、美容師を目指す学校の場合、あくまで授業の中心は国家試験対策であり、試験範囲外のことは深くは学べません。
美容師以外にも目指せる美容系職種
では、美容師以外で、美容に関する仕事はどのようなものがあるのでしょうか。主な美容系職種をご紹介します。
ヘアメイクアーティスト
ヘアメイクアーティストとは、テレビや雑誌、映画、舞台などで活躍するタレントやモデル、俳優などの、ヘアスタイリングとメイクを担当する美容系職種です。お客様の個性を活かしつつも、出演する番組や作品の世界観に合わせたヘアメイクを提供します。
ブライダルヘアメイクアーティストの場合は、ブライダルサロンなどで花嫁・花婿のヘアスタイリングを担当します。この場合は一般の方々もお客様になります。
ヘアメイクアーティストは美容師と異なり、国家資格の取得は必須ではありません。ですが、ヘアメイクアーティストが美容師の国家資格を持っていることが多いです。ヘアメイク専門のプロダクションに就職・所属し、下積み経験を経て独り立ちし、フリーランスとして活躍する方もいます。
>>>併せて読みたい!ヘアメイクアーティストになるには
>>>併せて読みたい!ブライダルヘアメイクアーティストになるには
メイクアップアーティスト
メイクアップアーティストとは、テレビや雑誌、映画、舞台などで活躍するタレントやモデル、俳優などに、メイクをする職業です。ヘアメイクアーティストと似ていますが、メイクアップアーティストの場合は顔のメイクアップの仕事が主になります。
照明の当たり具合などのシチュエーションは現場によって異なるため、メイクを受ける人の個性や魅力なども加味しながら、それぞれの場に適したメイクを行います。
>>>併せて読みたい!メイクアップアーティストとは?仕事内容から就職先・給料まで解説
ネイリスト
ネイリストとは、ネイルサロンでお客様にネイルアートやネイルケアを行う職業です。近年人気のジェルネイルの施術はもちろん、難易度の高いスカルプネイルや3D アートといった施術なども対応します。
ネイリストも国家資格は必要ありませんが、スキルレベルの証明としてネイル検定やジェルネイル検定を取得する方が多くいます。ネイリストの採用基準としてネイル検定3級・ジェルネイル検定中級を設定しているネイルサロンもあり、気になる方は取得を目指してみるのも良いでしょう。
美容の道を極めるなら!アフロート美容専門学園
美容専門学校で学べることについてご紹介しましたが、入学後のイメージが湧きましたか?美容師以外の美容系の仕事も気になっているという方は、自分がどんな仕事に向いているか、やってみたいかを改めて考えるきっかけにしていただければと思います。
アフロート美容専門学園は、美容師にこだわらず、ヘアメイクやネイルの勉強ができる、美容専門の学校です。毎日通う全日制と、自分の都合に合わせて通える自由予約制があります。自分に合った学び方で、夢への第一歩を踏み出してみませんか?詳しいカリキュラムなどはぜひお問い合わせください。