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日本化粧品検定1級に合格するには?試験対策や資格取得メリットなどを解説
日本化粧品検定1級は、美容関係の仕事に就いている方に人気のある、文部科学省後援の資格です。本記事では日本化粧品検定1級に合格するための試験対策方法、資格取得メリットなどをご紹介します。資格取得後のキャリアも合わせて確認しましょう。
日本化粧品検定とは
日本化粧品検定とは、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目的とする、一般社団法人日本化粧品検定協会認定・文部科学省後援の検定試験です。美容皮膚科学や法律などの専門家40名以上が監修しており、美容・化粧品の正しい知識を体系的に学ぶことができ、日常生活や仕事に活かすことができます。
日本化粧品検定は3級〜1級に難易度が分かれていますが、本記事では1級の内容についてご紹介します。2級、3級について知りたい方は以下の記事をご参照ください。
>>>併せて読みたい!日本化粧品検定2級の試験概要
>>>併せて読みたい!日本化粧品検定3級の試験概要
日本化粧品検定1級の合格率や資格の有用性
日本化粧品検定の中でも最上位レベルである1級は、「コスメを読めるプロになる」ことを目的としており、科学的根拠のある正しい知識でコスメの活用法を提案できるコスメの専門家を目指します。その合格率や資格の有用性はどのようなものでしょうか。
試験内容
まずは日本化粧品検定1級の出題内容をご紹介します。
1級では2級・3級の内容に加え、化粧品の中身(成分など)まで理解し、活用法を提案できる、化粧品の専門家としての知識が問われます。出題範囲は次の通りです。
(表)日本化粧品検定1級の試験内容
<化粧品の歴史> |
<化粧品原料と基礎知識> |
<化粧品に関するルール> |
具体的には、「同じ条件下(量や濃度)において最も抗菌力の高いものは次のうちどれか」、「江戸時代の日本において、洗顔料として使用されていたものは次のうちどれか」といった問題が出題されます。日本化粧品検定の公式サイトでは1級の例題が解けるので、気になる方はチャレンジしてみてください。
合格率・難易度
日本化粧品検定1級の合格率は、2021年6月の受験実績では、72.1%でした。7割以上の方が合格している状況からもわかる通り、それほど難易度の高い資格試験ではありません。しかし、化粧品・美容の専門的な内容が問われるため、1回で合格するためにはしっかりとした試験対策が必要です。
資格の有用性
昨今はインターネット、SNSの普及、情報化社会の進展に伴い、正しく適切な情報を取捨選択することが難しくなっています。化粧品については、医薬品ほど規制が厳しくないこともあり、間違った情報も世の中に溢れています。誤情報を信じた結果、肌荒れなどの健康被害に遭う方も少なくありません。
日本化粧品検定1級の資格を持っていれば、美容・化粧品の正しい専門知識が身に付き、その知識を基に周囲の方々にアドバイスできるようになります。
日本化粧品検定の受験者データをみると、化粧品をはじめ美容関連業界で働く方が半数以上で、受験する理由はキャリア形成を目的とした方が67%*に上っています。実際に化粧品販売を手掛ける企業や、美容部員を派遣する企業の社内研修にも日本化粧品検定が導入されており、化粧品のスペシャリストを目指す資格として有用といえるでしょう。
それでは、日本化粧品検定1級の試験概要をご紹介します。ただし、今後の状況により内容は変更となる可能性があるため、最新情報は公式ウェブサイトをご確認ください。
受験資格
日本化粧品検定1級は、化粧品に興味のある方ならどなたでも、2級に合格していなくても受験することができる資格です。なお2級との併願受験も可能となっています。
開催時期
日本化粧品検定1級は年2回、春季と秋季に開催されています。2021年の秋季は11月21に、2022年の春季は5月22日に予定されています。
受験料
日本化粧品検定1級の受験料は、税込みで1万3,200円となっています。
受験形式
受験形式としては、2級と同様マークシート形式を採用しており、60問が出題されます。
試験時間
日本化粧品検定1級の試験時間は60分です。1問あたり1分以内に回答しないと間に合わないため、あまり考えている時間はありません。
合格ライン
合格ラインは70%前後とされており、受験する回の難易度により多少前後することがあります。正答数にして少なくとも42問以上は必要な計算となります。
日本化粧品検定1級取得後のキャリア
日本化粧品検定1級に合格したら、美容業界での仕事を中心に、知識を活かして働くことができるようになります。さらなるレベルアップを目指す方には、コスメコンシェルジュになるという選択肢が広がります。
コスメコンシェルジュとは、化粧品の成分や安全性、薬機法など、化粧品に関連するあらゆる知識を理解したうえで、肌の悩みからメイクの仕方まで、正しく伝える能力を持った専門家として認められる資格です。せっかく得た知識を誰かのためにもっと活用したいと思う方は、挑戦してみると良いでしょう。
日本化粧品検定1級の試験対策
最後に、日本化粧品検定1級に合格するための試験対策方法をご紹介します。
例題や公式テキストと問題集で学ぶ
日本化粧品検定1級は、基本的には公式テキストから出題されます。『日本化粧品検定 1級対策テキスト』を読み込みましょう。化粧品の成分を中心に、歴史、処方、香り、ネイル、口腔、サプリメント、法律などの分野が網羅されています。
知識はインプット(読み込み)とアウトプット(問題を解く)の繰り返しで定着します。『日本化粧品検定 1級対策問題集 改訂新版』も合わせて勉強しましょう。模擬試験問題は試験本番の対策として有効です。
美容専門学校や美容スクールで学ぶ
日本化粧品検定1級の取得を目指すのであれば、多くの方は美容関係の仕事に就きたいと考えているのではないでしょうか。美容部員(ビューティーアドバイザー)やメイクアップアーティスト、ヘアメイクアーティストなどを目指しているのであれば、化粧品だけでなく美容全般の知識と技術の習得が必要となります。そのため、1級の受験・合格を視野に入れながら、美容専門学校や美容スクールで学ぶ方法も考えられます。
美容のプロを目指すならアフロート ヘア&メイクアップスクールへ!
日本化粧品検定1級合格と合わせて、「本格的に美容のプロを目指したい」と考えている方は、アフロート ヘア&メイクアップスクールで一緒に学びませんか?アフロート ヘア&メイクアップスクールではコスメに限った知識のみならず、より実践的なメイク技術や、ネイル、ヘアメイクなどの知識・技術を身に付けることができます。カリキュラムなど詳しくはお問い合わせください。
この記事の監修者
AFLOAT CEO
アフロートSNS&ヘアメイクスクール学校長
宮村 浩気Hiroki Miyamura
日本で最も人気のあるトータルビューティーサロンAFLOAT GROUPのCEO(経営最高責任者)。芸能人やモデルからの信頼も厚く、多くの顧客を抱える。TVや雑誌で取り上げられることも多く、様々な美容関連商品のプロデュースも手がける。
日本で最も人気のあるトータルビューティーサロンAFLOAT GROUPのCEO(経営最高責任者)。芸能人やモデルからの信頼も厚く、多くの顧客を抱える。TVや雑誌で取り上げられることも多く、様々な美容関連商品のプロデュースも手がける。