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スカルプネイルのやり方を解説!初心者でもセルフできれいに仕上げるコツ

スカルプネイルのやり方を解説!初心者でもセルフできれいに仕上げるコツ

細長く伸びた形状のイメージがあるスカルプネイル。施術した経験がある方もない方も、スカルプネイルの性質や、ジェルネイルとの違いについて知っておいて損はありません。本記事では取り扱い時の注意点まで含めて、スカルプネイルの基本をすべてお伝えします。

スカルプネイル(スカルプチュア)とは

スカルプネイル(スカルプチュア)とは

スカルプネイルは別名「アクリルネイル」とも呼ばれます。アクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜ合わせ、自爪の上に乗せて好きな形・長さに成形する技術です。一般的なジェルネイルはUVライトやLEDライトを当てて硬化させますが、スカルプネイルは時間が経過すると自然に硬化していきます。

スカルプネイルというと、細長い形状をしたネイルアートに特化した技術というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、スカルプネイルは当初、ネイルアートのためではなく、自爪が弱く割れたり欠けたりする悩みを持つ人向けの技術でした。
ジェルネイルが一般的となった現在でも、しっかりと長さと強度が出るスカルプネイルは安定した人気を誇っています。

スカルプネイルのメリット

スカルプネイルのメリット

スカルプネイルの特徴について、ジェルネイルと比較しながら解説しましたが、ここで改めてスカルプのメリットに焦点を当てて解説していきたいと思います。

好きな長さ、形にできる

長く伸びたネイルに憧れを抱いた経験をお持ちの方も多いはず。スカルプネイルは自爪が短い場合でも長さ出しができ、指がスラリと長く魅力的に見えることが大きなメリットとして挙げられます。元々の自爪の形状では実現できないデザインも、スカルプネイルなら叶うかもしれません。爪の面積を広げることもできるため、ネイルアートのデザインの幅も広がります。長さの制限がなく、好きな形に仕上げることができるのは、スカルプネイルの大きなメリットといえるでしょう。

ジェルネイルよりも強度がある

強度もしっかりしており、簡単には取れません。スカルプネイルは元来、自爪が弱く割れやすい方・欠けやすい方のために開発された技術です。深爪の状態でもスカルプネイルを付けられるため、自爪が伸びてくるまでの爪の保護や補強にも活用できます。「自爪が弱い」「噛み癖があり短い」などの悩みを抱えている方々には心強い味方となるでしょう。

1本だけ折れても補修できる

ジェルネイルは強度に欠けており長さだしには向いておらず、1cm未満の長さだしが限界です。そのため、もし1本だけ爪が欠けた場合、その指だけ爪が短くなってしまいます。しかし、長さだしが容易なスカルプネイルであれば、ほかの爪に長さを合わせることができ、いつも通りネイルを楽しむことができます。爪が欠けてしまった指だけスカルプネイルで施術を行い、ほかの指はジェルネイルで施術を行うという方法ができるネイルサロンもあるので、もし1本だけ爪が欠けて短くなってしまった場合は、ネイリストへスカルプネイルでの補修ができるかどうかを相談すると良いでしょう。

きれいなCカーブがつくれる

スカルプネイルでは長さだしをした際、爪の両サイドを親指で挟む「ピンチ」を行います。これにより、爪にきれいなCカーブをつけることができます。Cカーブとは、爪先を平行に見たときのカーブのこと。このカーブがしっかりつくられているほど、見た目が美しくなります。
しかしジェルネイルはこのピンチの工程を行わないため、スカルプネイルのほうが美しいCカーブをつくることができるのです。

スカルプネイルのデメリット

スカルプネイルのデメリット

魅力がたっぷりのスカルプネイルですが、一方で念頭に置いておきたいデメリットもいくつか存在します。スカルプネイルを検討する際は、デメリットも確認しておきましょう。

オフするのにネイルサロンに行く必要がある

スカルプネイルは特殊な材質でできているため、通常の除光液では落とすことができません。爪や肌への刺激が強いアセトンやスカルプネイルを削るためのマシンなどを使ってオフしていきます。無理に剥がそうとすると自爪に大きなダメージを与えることになるため、ネイルオフは基本的にネイルサロンでしか行えないと考えておきましょう。

ジェルネイルよりも施術に時間がかかる

スカルプネイルを施す際は、ネイルフォームを使ってネイルの形をつくるだけでなく、アクリルパウダーやアクリルリキッドを使ってネイルのもとをつくる工程が必要となります。そのため、ジェルネイルよりも施術時間が長くなってしまう傾向にあります。ジェルネイルの施術時間も長いと感じてしまう方やもっと手軽にネイルを楽しみたい方は、施術時間に不満を抱きやすいでしょう。

独特なにおいがする

ジェルネイルは無臭であるのに対して、スカルプネイルは独特のにおいを放ちます。そのため、スカルプネイルを取り扱っているサロンでは定期的に換気が必要となり、スカルプネイルに慣れない方は施術の際のにおいが辛く感じるかもしれません。実際に、ショッピングセンターの一角にあるネイルサロンなどでは、独特のにおいがあるスカルプネイルは取り扱っていないことが多いようです。あまりにおいが気にならない方からすればほとんどデメリットにはなりませんが、においに敏感な方には大きなデメリットとなるでしょう。

自爪への負担が大きい

スカルプネイルは、ネイルをしっかりと自爪に接着させるために、事前に自爪の表面を削る工程があります。そのため、自爪自体に傷がつき、薄くなってしまいます。ダメージが気になる方や元々爪が薄いという方にとって大きなデメリットとなります。自爪へのダメージを軽減するためにも、こまめに美容液を塗るなどのケアが欠かせません。

スカルプネイルはこんな人・こんなシーンにおすすめ

これまでも述べてきた通り、スカルプネイルのメリットの一つとして、好きな長さ・形をつくることができるという点が挙げられます。そのため、スカルプネイルは「ロングネイルをしたい」という人や「自分の好きなデザインを追求したい」という人にとくにおすすめです。

このほか、体質的に自爪が弱い人や爪を噛んでしまう人などは爪が変形しがちでコンプレックスを抱えやすい傾向にあります。しかし、強度の高いスカルプネイルで爪を衝撃による割れや欠けから守りつつ、きれいなCカーブをつくることで爪の形状を元の状態に戻すことができるかもしれません。スカルプネイルは爪の癖に対して悩みを抱えている人にも向いている施術です。

シーンでいうと、自分好みのデザインが叶い長さだしもしやすいスカルプネイルは、成人式や結婚式などの華やかな場所で指先を目立たせたい場合にぴったりといえるでしょう。先述した通り好きな長さ・形がつくれるので、イベント用の派手なネイルも実現できます。爪が短い、または弱いなどの理由から諦めていたデザインにも、スカルプネイルで挑戦してみることをおすすめします。

スカルプネイルの施術の流れ

スカルプネイルの施術の流れ

次に、スカルプネイルを施術する際の流れを確認していきましょう。

前述した通り、スカルプネイルは自爪の上につくる人工爪です。まず、スカルプネイルをしっかりと接着させるために自爪の表面を薄く削ります。その後、自爪表面の汚れをワイプで拭い、フォームを取り付けます。
次に、自爪の上にアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜたミクスチャーを乗せて、スカルプネイルの形をつくります。スカルプネイルはアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜることで化学反応を起こしているため、ライトに当てなくても徐々に硬化していきます。自然に硬化するため、手早く扱うことがポイントです。

ミクスチャーをつくる方法は、アクリルリキッドをつけた筆にアクリルパウダーをつけるだけです。
もしミクスチャーが筆から垂れてしまう場合は、ミクスチャーが柔らかすぎるというサインです。アクリルリキッドの量が多いか、アクリルパウダーが少ないかのどちらかが考えられるため、再度つくり直すようにしましょう。
反対にミクスチャーが粉っぽい場合は、硬すぎるというサインです。アクリルリキッドの量が少ないか、アクリルパウダーが多いかのどちらかとなるため、この場合も再度つくり直すようにしてください。
「アクリルリキッドやアクリルパウダーの量が問題ならあとから足せば良いのでは?」と考える方もいますが、残念ながら失敗してしまったミクスチャーは使うことができません。硬化する前にしっかりと拭き取りましょう。このとき、ミクスチャーが硬くなる前に、素早く筆から拭うことが大切です。キッチンペーパーに筆を押し付けるようにして、ミクスチャーを取り除きます。
正しいミクスチャーのつくり方は、回数を重ねることで徐々に感覚が掴めてくるでしょう。

ミクスチャーが硬化したあと、爪の両橋を指で抑えてカーブを形成します。きれいなCカーブができたらフォームを外し、好みの長さや形に削って整えていきます。
スカルプネイルは、形をつくったあとにカラーリングをします。カラーリングやアートには、ジェルネイルを用いる場合が多く、デザインについてはジェルネイル同様、さまざまなタイプのものを自由に施すことができます。

ただし、ネイルサロンによって若干施術方法が異なる場合があります。自分の理想とするデザインにが対応してもらえるかは、事前にネイルサロンへ確認を取っておくと安心です。

スカルプネイルの注意点

スカルプネイル装着時の注意点をお伝えします。

スカルプネイルには強度がありますが、大きな衝撃を与えないよう注意が必要です。スカルプネイル自体が折れることもありますが、自爪と密着させているため、スカルプネイルに衝撃を与えた反動で、自爪の表面が一緒に剥がれてしまったり、傷めてしまったりする場合があります。自爪を傷つけないよう十分注意しましょう。とくにはじめのうちは長さの感覚に慣れないため、ぶつけやすくなる傾向にあります。
爪を使ってシールを剥がす、爪先でキーボードを打つなどの日頃の動作にも注意してください。

また、スカルプネイルと自爪の間に隙間ができてきたら、放置はせずにネイルサロンへ行きましょう。浮いた状態が続くと怪我やカビの原因になります。
とくに爪や爪周辺の皮膚が乾燥していると浮きやすくなるため、ネイルオイルやハンドクリームなどでしっかりと保湿することが大切です。できれば1日数回、少なくても就寝前に1回は保湿を行いましょう。
食器洗いや洗濯などの水仕事の回数が増えると浮きやすい傾向にあるため、水仕事をする際は手袋をはめるなどの工夫をしてください。

そのほか他、自爪が伸びてきても爪切りなどで無理に切ってはいけません。スカルプは厚みがあって硬いため、爪切りを使うと怪我をしたり、衝撃で自爪を傷めたりするおそれがあります。

スカルプネイルはジェルネイルよりも存在感があり、たくさんのメリットがあります。
しかし、近年はジェルネイルの需要が高くなってきていることもあり、スカルプネイルを扱っていないネイルサロンもあります。もし途中でネイルサロンを変える場合、スカルプネイルのオフができない、または高額なオフ料金がかかる、スカルプネイルのオフに慣れておらず自爪が傷むなどのリスクがあります。スカルプネイルの施術やオフを予定している場合は、あらかじめ対応可能かどうかネイルサロンに確認しておくと良いでしょう。

ジェルネイルとスカルプネイルの違い

ジェルネイルとスカルプネイルの違い

ジェルネイルよりも強度があり長さが出せるということはなんとなくわかっていても、具体的な違いについてはあまり知らないという方が多いようです。そこで、ジェルネイルとスカルプネイルの違いについて詳しくご紹介します。

材質の違い

よりポピュラーなジェルネイルとスカルプネイルの大きな違いは、その材質です。スカルプネイルはアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜ合わせ、化学反応を起こすことで自然に硬化させる仕組みです。

一方、ジェルネイルは合成樹脂などをUVライトやLEDライトに当てることによって化学反応を起こし、硬化させる仕組みになっています。

また、スカルプネイルであれば、爪の形を自由に成形できます。ジェルネイルは基本的にはそのまま自爪の形がネイルになるため、形の面においてはアレンジできる要素が多くありません。

強度の違い

スカルプネイルは強度があり、好きな長さにできるという大きな特徴があります。そのため、爪の長さや形状において自由度が高く、自爪が弱くて伸ばせない方や自爪が短い方でも好みのネイルを楽しむことができます。
一方、ジェルネイルの場合はスカルプネイルと比較すると強度が低いため、基本的に長さ出しができません。使用するジェルの種類によっては多少の長さだしはできますが、通常1cm未満が限界です。

施術料金の違い

スカルプネイルはジェルネイルよりも割高で、施術料金の相場としては1万円前後になります。持ちについてはスカルプネイルの付け方やサロンにもよりますが、3〜4週間といわれており、若干ジェルネイルよりも付け替え時期が早い傾向にあります。

ジェルネイルについて詳しく知りたい方は、JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が主催している、ジェルネイル検定でも知識を得ることができます。詳しくはこちらの関連記事をご参照ください。

>>>併せて読みたい!ジェルネイル検定初級とは?合格率から試験内容のポイントまで解説

性質を理解してスカルプネイルを楽しもう!

本記事でお伝えしてきたように、スカルプネイルはジェルネイルやマニキュアなど、ほかのネイルにはない特徴がたくさんあります。注意点もいくつかありますが、やはり普段とはちょっと違う気分を味わえる長いスカルプネイルは、一度試してみることがおすすめです。

また、スカルプネイルはジェルネイル検定中級の出題範囲にも含まれています。ネイルサロンで働くプロのネイリストの方であれば保有していることの多い資格なので、興味のある方はジェルネイル検定中級の合格を目指して勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

>>>併せて読みたい!ジェルネイル検定中級に合格するためには?合格率から試験概要を解説

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この記事の監修者

神宮 麻実

神宮 麻実

アフロートネイルスクール学院長

多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。

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