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ネイリストの資格について

プロを目指すためには必須、ネイリスト技能検定試験

年間何十万人もの受験者実績があり、国際的に通用するネイリストの育成を目指すのが、「ネイリスト技能検定試験」です。「ネイリストの登竜門」とも呼ばれ、ネイルに携わる方や、ネイリストとして就職している方も聞いたことがあるでしょう。
この検定試験は、一級、二級、三級があり、それぞれ要求される知識や技術が異なります。三級は、基本的な知識や技術を修得していれば合格できます。しかし、二級、さらに、居級になると、ネイリストとしてプロフェッショナルの技術や知識を求められるのです。二級所持を採用条件に出しているネイルサロンも多く、まさに、ネイリストとして恥ずかしくない技術や知識を持っている証明になります。合格率は、二級以上は三級と比べ下がり、一級ともなると年二回しか試験そのものが行われません。狭き門ではありますが、技術を磨き、合格を目指しましょう。

ネイリスト技能検定試験の概要

技能検定試験の概要としては、まず、三級は、上記で述べたように、ネイリストとしての、基本的な技術、知識が要求されます。実技試験と筆記試験があり、実技試験ではネイルケア、カラーリング、ネイルアートの技術が試されます。
続いて二級になると、ネイルサロンで通用するレベルの技術が要求されます。ネイルケアからチップ&ラップ、リペアなど、三級には無いこれらの技術も要求されます。さらに、筆記試験についても、要求される知識範囲が、衛生管理からリペアの種類や手順から、ネイルの歴史までと、三級に比べ格段に求められる知識の幅が広くなります。
一級では、実技試験の所要時間は150分に設定され、その間に、スカルプチュアネイル、チップ&オーバーレイ、ミックスメディアアートなど、まさにネイルのトップレベルの技術が要求されます。また、筆記試験も、二級に加え、さらに、自身が扱うネイル用品の材料や内容成分といった、専門的な知識を求められます。

ネイリスト技能検定は何級まで取ればいい?まず取りたい3級も詳しく紹介!

人気だからこそ求められる資格、JNAジェルネイル技能検定試験

ネイルの中でも特に人気なのが、ジェルネイルです。ネイルサロンでも、主力の看板メニューとして謳っているところも少なくありません。最近は、セルフでも楽しめるような商材も販売されていますが、これはつまり、サロンに来店されるお客様は、ネイリストに、確かな技術と知識も求めていると言えるでしょう。
2010年にスタートしたこの検定試験は、お客様が安心してジェルネイルの施術を受けられるように、ジェルネイルの技術と知識を証明するためのものです。初級、中級、上級があり、プロのネイリストとして求められるのは、はやり中級以上の技術と知識です。お客様の安心と満足のために、ぜひ合格を目指しましょう。

JNAジェルネイル技能検定試験の概要

ネイルの基本であるネイルケアと、ジェルネイルの基礎技術、知識の習得が要求される初級は、実技試験と筆記試験があります。実技試験は、第一課題と第二課題の二つがあります。筆記試験は、ネイリスト技能検定試験同様の知識が求めらます。
中級は、ネイルサロンで提供できるレベルのプロレベルのジェイルネイルの技術、知識が要求されます。実技試験は初級同様第一、第二課題にわかれますが、第二課題はフレンチカラーリング、ジェルグラデーションなど、高い技術が求めらます。
上級は、中級よりもさらに高い技術、まさに合格できればジェルネイルのスペシャリストを名乗れる技術と知識です。筆記試験はなく、実技試験のみ行われます。受験者も上記二つの級に比べると少なく、また、上級試験のみ、年二回の開催となっています。

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この記事の監修者

神宮 麻実

神宮 麻実

アフロートネイルスクール学院長

多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。