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ジェルネイル検定初級の合格率は高い?低い?合格するためのポイントを押さえておこう
ジェルネイル技能検定は、NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が、2010年から実施している技能検定です。なかでも初級はジェルネイルの基礎知識と技術を問う試験となっているため、ネイリストを目指すなら取得しておきたい資格といえるでしょう。
そこで今回は、ジェルネイル検定初級(ジェルネイル技能検定初級)の試験概要や合格率、合格するためのポイント、資格取得後の進路などについてご紹介します。ネイリストを目指してジェルネイル検定初級の受験を考えている方は、ぜひご一読ください。
ジェルネイル検定初級とは?合格率はどれくらい?
ジェルネイル検定初級(ジェルネイル技能検定初級)とは、ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識・技術の習得を問う試験です。知識・技術ともに基礎的な問題が出題されるため比較的合格しやすい試験ではありますが、試験内容をきちんと理解しておかなければ不合格になる可能性もあります。
以下では、試験概要や合格基準・合格率などを解説しますので、ぜひご参考にしてください。
受験資格と受験料
まずは受験資格と受験料をチェックしておきましょう。
ジェルネイル検定初級は、義務教育を修了した方ならどなたでも受験できます。中級との同時受験や初級を飛ばして中級や上級からの受験はできないため、ジェルネイル検定を受験する際は初級から順番に取得しなければなりません。
ジェルネイル検定初級の受験料は9,900円です。なお、主催者側の理由による試験中止以外、どのような理由であっても受験料の返金はないためご注意ください。
試験内容
ジェルネイル検定初級の試験は、事前審査・実技試験(第1課題・第2課題)・筆記試験があります。
事前審査
実技試験の前に行われる15分間の事前審査では、テーブルセッティングや消毒管理、モデル・トレーニングハンドの状態がチェックされます。
用具・用材が正しくセッティングされていない場合や品名ラベルが正しい表記で貼り付けられていない場合、衛生面における配慮がされていないと判断された場合は減点、用具・用材を忘れた場合やウェットステリライザーが準備されていない場合は失格となるため、事前準備を怠らないようにしましょう。
なお、モデルの爪や爪周辺の皮膚に疾患が認められる場合は、モデルとして認められないためご注意ください。
実技試験
実技試験は第1課題が35分間、その後は10分間のインターバル(第1課題の片付けと第2課題の準備)を挟んで、第2課題が60分間行われます。
第1課題は両手10本のネイルケアを、手指消毒に始まりポリッシュオフ、ファイリング、キューティクルクリーンまで行います。手指消毒では擦式清拭消毒を行い、ポリッシュオフは細部までしっかりとオフしましょう。そして、ファイリングのカットスタイルはラウンドで、フリーエッジは長くても5mm以下に整えます。10本すべての指にキューティクルニッパーを使用し、フィンガーボウルを使ってウォーターケアまで行ってください。
第2課題では、第1課題と同様に手指消毒に始まり、左手にはポリッシュカラーリング、右手にはジェルカラーリング、右手中指にはジェルカラーリングの赤に映えるジェルアートを施します。
左手のポリッシュカラーリングは、必ずベースコートから塗布してカラーポリッシュは2度塗りし、トップコートでツヤを出してください。なお、カラーポリッシュの色はパールやメタリックが入っていない真赤と決まっています。
右手のジェルカラーリングも、必ずベースジェルから塗布してカラージェルは2度塗りし、トップジェルでツヤを出して仕上げます。このとき、サンディング不要のジェルネイルであっても、必ずサンディングを行いましょう。カラージェルは指定商品リストから選んで使用しなくてはいけません。
右手中指のジェルアートは、ジェルカラーリングの真赤をベースに映えるジェルアートを施します。ジェルアート用のカラージェルは、指定商品リストのブランド商品から選べばラメやグリッターが入っているものでも構いません。ただし、アートシールは使用せずに筆のみで仕上げなくてはいけません。ジェルアートが完成したらトップジェルで仕上げて、みますジェルを拭き取りましょう。
さらに、第1課題ではモデルとトレーニングハンドから選ぶことができますが、第2課題ではトレーニングハンドに限定されています。もしトレーニングハンドを忘れた場合やモデルを帯同された場合は受験できないためご注意ください。
筆記試験
筆記試験は30分間で、マークシート形式で行われます。
出題内容はネイルに関する基礎知識として、衛生と消毒・爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)・爪の構造(皮膚科学)・ネイルケアとジェルネイルの手順。さらにジェルネイルに関する基礎知識が出題されます。
筆記試験では消しゴムで消せる鉛筆やシャープペンシルを使用し、ボールペンやサインペンは使用しないでください。
合格基準・合格率
ジェルネイル検定初級の合格基準には、テーブルセッティングやモデルの爪・トレーニングハンドの状態などの事前審査も含まれます。指定の用具は第2課題分まで並べ、試験要項に記載の「品名ラベルを必ず貼る用具、用材」に記載のアイテムには品名ラベルを貼っておきましょう。また、ネイリスト技能検定試験3級以上の取得者は第1課題が免除になっています。第1課題免除者は、トレーニングハンドの状態がチェックされます。
ジェルネイル検定初級の合格率は、およそ70%といわれており、しっかりと試験対策をすれば難しい試験ではありません。
ちなみに、アフロートネイルスクールのジェルネイル検定初級の合格率は100%を誇ります。より確実に合格を目指す方はアフロートのようなネイルスクールを活用して、短期間で集中的に対策すると良いでしょう。
免除制度
ジェルネイル検定は、ネイリスト技能検定と併せて受験する人も多いため、一部の試験に免除制度が設けられています。
ネイリスト技能検定3級以上、もしくはJNAネイリスト技能検定国際試験3級以上の資格を取得しているジェルネイル検定初級の受験者は、第1課題であるネイルケアが免除になります。
免除を適用する場合は受験申し込みをする際に、ネイリスト技能検定やネイリスト技能検定国際試験の合格時の合格認定番号を入力します。複数の受験級を保有している場合は上位級の合格認定番号を入力してください。
また、前回・前々回に開催された試験で筆記試験のみ合格した場合にも、今回の試験に限り免除制度があります。筆記に合格した試験時の受験番号を申し込み時に記入することで、筆記試験の免除が適用されます。ただし、注意点としては、筆記試験が免除になっていても筆記用具の持ち込みは必須なこと。忘れた場合は減点対象となるため、ご注意ください。
なお、実技試験第1課題免除・筆記試験免除のどちらも受験料の割引はありません。
合格率高め!ジェルネイル検定初級に合格するためのポイント
ジェルネイル検定初級(ジェルネイル技能検定初級)の合格率がおよそ70%と高いとはいえ、勉強をすれば誰でも合格できるというわけではありません。実技試験・筆記試験ともに繰り返し学習を行うことが合格への第一歩となるため、ポイントを押さえて学習を行いましょう。
試験当日までのスケジュールを決める
試験の学習を始める前に、試験当日までの学習・練習スケジュールを決めましょう。エントリー開始時期などを考慮して、「3ヶ月前からは筆記試験の学習を進めて、2ヶ月後には実技試験の練習に入る。1ヶ月前にはアートのデザインを決めて練習を行う。」など、スケジュールを決めて計画的に学習を行うことで、試験直前になって焦ることがなくなるでしょう。
時間配分を意識する
筆記試験は30分、実技試験第1課題は35分、第2課題は60分となっています。筆記試験ではタイムオーバーとなっても失格になることはありませんが、最後まで回答できていないと点数は下がってしまうため不合格になる可能性が高くなるでしょう。また、実技試験はどれだけきれいに仕上げていてもタイムオーバーした時点で失格となります。
普段の学習・練習から制限時間を意識して取り組むことで、合格する確率をアップさせることができるでしょう。
減点・失格対象の項目をチェックする
ジェルネイル検定初級に合格するためには、減点と失格の対象項目をチェックしておくことも重要です。あらかじめどのような行動が減点・失格になるのかを把握しておけば、減点を減らしたり失格になったりする可能性が低くなるでしょう。減点・失格項目は以下の通りです。
【減点項目】
・受験票や筆記用具を忘れた場合 |
【失格項目】
・遅刻した場合 |
問題集を何度も解く
ジェルネイル検定初級の筆記試験は問題集から出題されます。制限時間である30分以内に全問解けるよう、繰り返し何度も解いてミスがないようにしておきましょう。
ジェルネイル検定初級取得後の進路
ジェルネイル検定初級(ジェルネイル技能検定初級)を取得したあとには、どのような進路があるのでしょうか。以下では、ネイリスト技能検定3級を取得している場合と、ジェルネイル検定初級以外に資格を取得していない場合に分けてご紹介します。
ネイリスト技能検定3級を取得している場合
すでにJNEC主催のネイリスト技能検定試験3級に合格している人は、ジェルネイル技能検定初級を取得したあとに、さらなるステップアップを目指すケースが多くなっています。ネイルスクールに通って、ネイリスト技能検定2級とジェルネイル技能検定中級を取得するために学び続けるのです。
ネイリスト技能検定2級に合格していると、ジェルネイル技能検定中級を受験する際には課題が一部免除となります。そのため、ネイリスト技能検定2級を先に取得しておくと、ジェルネイル検定中級の受験を効率的に進めることができます。ジェルネイル技能検定中級もネイリスト技能検定2級も、プロとしてサロンワークにあたるときに必須となる技術や知識を持っている証明になります。ネイリストとして活躍したい人は、取得しておきたい資格だといえるでしょう。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級とは?試験概要・施策のポイントをご紹介!
ジェルネイル検定初級以外に資格がない場合
ネイルに関わる資格のうち、ジェルネイル技能検定初級だけしか持っていないという人は、ネイリスト技能検定3級やとジェルネイル技能検定中級の取得を目指すケースが一般的になっています。ジェルネイル初級に合格しているので、ネイルケアの基礎とジェルネイルの基本的な知識や技術は取得できているということになります。
しかし、就職に結び付けたり、プロのネイリストとしての活躍を目指したりする場合だと、それ以上の資格を求める人が多くなるのでしょう。ジェルネイルに特化するのではなく、ネイリストベーシックのマスターのためのネイリスト技能検定3級の取得も推奨となるのです。そしてもちろん、ジェルネイルの技術をアップさせるために、ジェルネイル中級の取得もおすすめです。
ジェルネイル検定初級からスキルアップを狙うならアフロートネイルスクールへ
ジェルネイル検定初級の取得、さらなるスキルアップを目指してジェルネイル検定中級やネイリスト技能検定3級の取得を目指すなら、ネイルスクールへ通うのがおすすめです。
ジェルネイル検定初級やネイリスト技能検定3級は比較的難易度が低いため独学でも合格できる可能性は高くなっていますが、技術的な面で不安が残る方が多いようです。そこで、ネイルスクールに通うことでプロから直接技術や知識を学ぶことができるので、合格できる可能性がグンとアップします。
アフロートネイルスクールは検定合格率の高いネイルスクールです。検定合格保証制度を設けているため、検定に合格するまで何度でも無料でアドバイスやレッスンを受けることができます。技術の習得がゆっくりな方や本番になると緊張してしまうという方でも安心して取り組めるようにサポートいたしますので、ネイル関連の資格を取得するならぜひアフロートネイルスクールへお越しください。
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この記事の監修者
神宮 麻実
アフロートネイルスクール学院長
多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。
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