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変更された試験内容に完全対応!ジェルネイル検定中級に合格するためのポイントや試験内容を徹底解説
ジェルネイル検定中級は、ジェルネイルの正しい知識と安全な技術の確立を目指すNPO法人日本ネイリスト協会(通称JNA)が主催している検定試験の一つです。ジェルネイル検定中級の試験基準は、「ネイルケアとジェルネイルを施術するために、プロとしてサロンワークに必要な専門的知識と技術の修得」になっています。ネイリストとしてネイルサロンで働きたいのなら積極的に取得しておきたい資格、それがジェルネイル検定中級です。
第一線で活躍できるネイリストを目指す方は、ぜひジェルネイル検定中級について理解を深めましょう。この記事では、ジェルネイル検定中級の内容や合格率、実技試験で合格基準を満たすポイントやミスしがちなポイントなどについて詳しく解説します。また、ジェルネイル検定中級の取得がおすすめな人についても、その理由とともにご紹介します。
ジェルネイル検定中級の取得がおすすめな人
ジェルネイル検定中級では、プロとしてサロンワークに必要なスキルが求められます。言い換えれば、ジェルネイル検定中級を取得していれば、プロとしてジェルネイルを施術する力があるとみなされるということでもあります。
ネイルサロンのなかには、ジェルネイル検定中級を取得していることを採用条件にしているところも少なくありません。「ネイリストとしてサロンで働きたい」というビジョンを持っている人は、ジェルネイル検定中級の取得をおすすめします。
もちろんサロン勤務のためだけではなく、ご自身で開業してネイルを施術していこうと計画している人も取得しておきたい資格です。資格を保有していることは、お客さまの信頼を得ることにつながります。
ジェルネイル検定中級の受験資格・合格基準・開催時期・開催場所
ジェルネイル検定中級を取得するためには、受験資格条件を満たす必要があります。以下で、中級の合格基準や開催時期・場所についてチェックしておきましょう。
受験資格
ジェルネイル検定中級を受験するには、「ジェルネイル検定初級に合格していること」が条件です。そのため、中級を受験する際は初級の合格認定番号が必要となります。
モデル同伴の場合は、事前審査開始までにモデルと共に着席している必要があります。モデルハンドを使用する場合は、指定の認定モデルハンドを忘れると受験ができなくなってしまいます。
そのほかの用具・用材においても、忘れものをして受験資格を失ってしまうことがないように注意しましょう。
合格基準
ジェルネイル検定中級の合格基準は、「筆記試験は100点満点中80点以上、実技試験は100点満点中70点以上」です。筆記試験や実技試験に加え、テーブルセッティング、爪の状態などの事前審査も含まれます。
ジェルネイル検定中級の合格率は公表されていないものの、60%程度といわれています。初級の合格率は約70%とされており、確実に勉強していけば合格を狙えますが、中級はプロのネイリストとしての証明であるため、合格するのはやや難しいといえるでしょう。
ジェルネイル検定の採点は、減点方式です。少しのミスが減点につながる可能性があるので、要項をよく読んでおくことが大切です。後ほど、中級に合格するためのポイントについて詳しくご紹介します。
開催時期・開催場所
ジェルネイル検定は、年2回開催されます。2025年は、6月と12月に開催されることが決まっています。
それぞれ開催月の4ヶ月前から申し込みが始まり、申し込み期間は1ヶ月程度あります。ちなみに、試験の詳細が記された要項は、開催月の約5ヶ月前に公開されます。
年に2回の受験チャンスを逃さないよう、早めにスケジュールをチェックしておきましょう。
試験会場は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7都市です。
午前・午後の2回に分けて試験が行われますが、時間帯を受験者が指定することはできません。
また、JNAでは「自校開催制度」といって、JNA認定校の在校生が自校で受験することができる制度を設けています。もし、ネイルスクールに通っているのであれば自校で開催するかもしれないので、事前に確認しておきましょう。
なお、申込人数が多すぎる場合は、希望受験地以外の試験会場になる可能性があります。定員制に変更になり、受験可能者を抽選するケースもあるため、その点は念頭に置いておきましょう。
ジェルネイル検定中級の試験内容
以下で、ジェルネイル検定中級の試験内容をご紹介します。
事前審査
ジェルネイル検定中級では、実技試験第一課題と第二課題の前にそれぞれ10分間の事前審査が行われます。
衛生管理
衛生管理面では、「衛生面に配慮した用具・用材がセッティングされているか」「トレイやフィンガーボウルなどの容器は消毒ができる材質のものを使用しているか」「用具・用材はきちんと消毒されているか」などがチェックされます。
入退場時は、着席前に消毒液を使用し、テーブルや椅子を消毒する必要があります。
衛生面に配慮されていない場合や消毒が不適切だと認められた場合には、減点対象となるため注意しましょう。
テーブルセッティング
テーブルセッティングでは、「ウェットステリライザーの状態」「使用禁止道具が準備されていないか」「指定商品リストのブランドを使っているか」「ライトの準備は適切か」「整理整頓されているか」といったことがチェックされます。
整理整頓されていない場合やテーブルセッティングに不備があった場合は、減点対象となるため注意しましょう。
なお、ジェルネイル検定中級での使用禁止の用具・用材は以下の通りです。
【第一課題】
・セラミックプッシャー |
【第二課題】
・セラミックプッシャー |
使用が禁止されている用具・用材をセッティングした場合は失格となります。
なお、使用可能な用具・用材の中には、「無地のもの」「紙製は使用不可」など細かな規定があるものもあるため、注意しましょう。
品名ラベル
品名ラベルが必要な用具・用材に正しく貼り付けされているかをチェックされます。品名ラベルは商品名ではなく、あらかじめ決められている表記にしなくてはいけません。商品の成分表示と重なることがないよう、見やすい位置に貼りましょう。
品名ラベルの貼り付けが必要な用具・用材は以下の通りです。
・ウェットステリライザー |
なお、アルファベット表記になっている場合や、品名ラベルが必要な用具・用材に貼られていない場合は減点対象となります。
モデルの爪の状態
モデルの爪や認定モデルハンドの状態が適切であるかがチェックされます。
モデルの爪及び爪周辺の皮膚に疾患がある場合はモデルとして認められません。さらに、モデルの爪はナチュラルネイルをベースに、イクステンションとリペアを合わせて2本まで可となっています。右手5本は事前にネイルケアを済ませておき、右手中指には指定カラーのジェルグラデーションを施しておきます。左手5本は試験1週間前からファイルやキューティクルクリーンのお手入れをしてはいけません。
なお、第一課題の際にモデルの爪が明らかに事前に手入れされている場合は減点対象となります。
2024年より、モデルを同伴して受験するほか、JNEC認定モデルハンドを使用することが可能になりました。それに伴い、2020年から使用が認められていたトレーニングハンドは、現在使用不可になっています。
2025年6月の中級検定では、認定モデルハンドを使用する場合、前日までにモデルハンドに10本の認定ネイルチップを貼り付けておくよう定められています。第1課題から受験する人と、第1課題を免除された人とでは、モデルハンドのネイル準備は異なるため、試験要項をしっかり確認しておくようにしましょう。
筆記試験
筆記試験は30分間です。マークシート方式で実施され、公式テキストからの出題となります。
出題範囲は以下の通りです。
・ネイルに関する基礎知識:衛生と消毒 |
鉛筆もしくはシャープペンシル、消しゴムが必要となります。ボールペンやサインペンは使用禁止です。
なお、前々回と前回の中級試験で筆記試験に合格した方は、受験申し込み時に筆記試験合格回の受験番号を入力すれば筆記試験を免除されます。
実技試験
実技試験は、第一課題(30分)と第二課題(75分)に分かれています。第一課題と第二課題の間にはインターバル(15分)があり、第一課題の片付けと第二課題の準備を行います。第一課題・第二課題それぞれの試験内容は以下の通りです。
【第一課題】
・左手5本:ネイルケア・カラーリング |
【第二課題】
・右手4本(中指以外):ジェルグラデーション |
事前審査から実際のネイル施術に至るまで、細かな規定が定められています。規定から少しでも逸脱すると、減点対象となってしまいます。試験要項をよく理解し、何度も練習して減点を少しでも抑えるようにしましょう。
ジェルネイル検定中級の実技試験に合格するためのポイント
先述した通り、ジェルネイル検定中級では、わずかなミスによる減点が重なると、不合格になってしまう可能性があります。そのため、実技試験に合格するためのポイントを確認しましょう。
ハンドモデル
規定では、モデルは15歳以上に限ります。そして、爪や爪周囲の皮膚に疾患がある場合はモデルとは認められません。失格にならないよう、事前にモデルに確認しておくことが大切です。
中級に合格するためには、本番前から練習を重ねる必要があります。そのため、スケジュール調整に柔軟に対応してくれるモデルの方にお願いするのがベストです。
また、実技試験では、爪の形がきれいなほうが仕上がりが美しく見えます。検定に向いているとされる爪は、自爪が健康的で強いことや、爪の先端のカーブが緩やかであること、まっすぐ生えていることなどがあげられます。
反対に、薄くて割れやすい爪だと、練習の期間にダメージが蓄積され、本番で思うような施術ができなくなってしまう可能性があります。
モデルの方にお願いするのであれば、モデルの探し方や、依頼するときの注意点も押さえておく必要があります。
なお、モデルの条件については以下の記事でご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
>>>併せて読みたい!ネイル検定で合格するモデルの条件とは?探し方から依頼する時の注意点まで紹介
第一課題の合格ポイント
ネイルケアが中心の第一課題では、ファイリングでラウンドカットに整え、フリーエッジは5mm以下にします。5本すべての形や長さのバランスが取れていることも重要です。メタルプッシャーとキューティクルニッパーは、施術する5本すべての指に使います。モデルの爪や皮膚にダメージを与えないよう、丁寧に行いましょう。
ガーゼクリーンは1本ずつ、ガーゼを衛生的に使用しながらルースキューティクルを取り除きます。作業中にモデルや自分の手指を傷つけないよう注意してください。
手指を傷つけてしまった場合、赤み程度であれば減点で済みますが、出血してしまうと即失格となってしまいます。認定モデルハンドにおいても、著しいダメージを与えた場合は失格です。
ポリッシュは、色ムラやハケ筋、バブルがなく、爪の周囲にはみ出さないようにしながらキワまで塗布しましょう。カラーポリッシュは2度塗りが必要で、パールやメタリック入りは使用が禁止されています。仕上げにトップコートまで塗布してください。
ネイルの施術に集中するあまり、用具・用材が散らかってテーブルの上が整理整頓されていないと減点対象になってしまいます。ネイルの施術をする場所は清潔を保てるよう、要所要所で整理しつつ施術を進めていきましょう。
第二課題の合格ポイント
第二課題では、最初に手指消毒を行い、右手中指のジェルオフを行ったあと、右手中指以外の9本にネイルを施していきます。
フリーエッジの長さは長くとも5mmで、イクステンションは2~3mmです。イクステンションのCカーブは10%程度で、ピンチは必ず指で入れます。イクステンションで使用するジェルはクリアジェルです。サンディング不要のジェルを使うときでも、サンディングは必須です。
右手4本(中指以外)に施すグラデーションのカラージェルの濃さは適切か、幅はネイルベッドの3分の2程度になっているかも重要です。重ねる回数は自由ですが、カラージェルはピンク系、ベースはクリアのみとなっています。ピンクのカラージェルは、色が薄すぎても濃すぎても減点対象です。試験要項にグラデーション例の写真があるので、チェックしておきましょう。
さらに、左手5本に施すジェルフレンチカラーリングは、ホワイト(マット)を使用して筆のみで描かなくてはいけません。第一課題同様、パールやメタリック入りのジェルは使用できません。
スマイルラインのバランスが整っているかも確認しましょう。表面に凸凹や気泡ができないように注意しつつ、ツヤを出して仕上げます。
なお、第二課題で使用するジェルは指定商品リストから選ぶ必要があります。ジェルネイル商品の容器の詰め替えは禁止です。
ジェルネイル検定中級に合格するならネイルスクールがおすすめ!
プロのネイリストとして、サロンワークで必要なネイルケアとジェルネイルの専門知識や技術を習得している証となるのがジェルネイル検定中級です。ネイリスト技能検定2級とともに取得していれば、就職時・転職時に応募できるネイルサロンの幅がグッと広がるでしょう。
そんなジェルネイル検定中級は、初級と比較すると難易度はやや高くなるため、合格を目指すならネイルスクールへ通うのがおすすめです。JNA認定校ならスキルの高い講師から直接指導が受けられるだけでなく、自校開催制度によって通い慣れたスクールで試験を受けることができます。
ジェルネイル検定中級の取得を目指すのなら、JNA認定校であり、高い検定合格率を誇るアフロートネイルスクールへお越しください。
この記事の監修者
神宮 麻実
アフロートネイルスクール学院長
多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。
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