アフロートネイルスクール 東京 ⁄ 大阪 ⁄ 名古屋 ⁄ 北海道 ⁄ 福岡
人気サロンAFLOATのネイル専門スクール

AFLOAT Nail School

アフロートネイルスクール東京 ⁄ 大阪 ⁄ 名古屋 ⁄ 北海道 ⁄ 福岡人気サロン「アフロート」のネイル専門スクール

local_phone
ネイル業界トピックス

ネイル検定や就職、ホームサロン開業や、今のネイルのトレンドまで幅広く配信!

ジェルネイルを乾かすには?

ジェルネイルを乾かすには?

セルフでジェルネイルをしようと挑戦してみた方の中には、ジェルネイルが乾かなくて困った経験のある方も多いはず。それもそのはず、ジェルネイルは「乾かす」ものではなく、「固める」ものだからなのです。本記事ではジェルネイルを硬化させる仕組みについて解説し、ジェルネイルを早く乾かす(固める)ためにはどうしたら良いのかをご紹介します。

ジェルネイルが乾かないのはなぜ?

ジェルネイルが乾かないと不思議に思われた経験をお持ちの方は、その理由について考えてみたことがありますか?簡単にお伝えすると、ジェルネイルは風を当てたり、時間をおいたりしても、乾く性質をしていないからです。

ジェルネイルは合成樹脂や光重合開始剤と呼ばれる特殊な素材でできており、光と化学反応を起こさせることで固まる性質を持っています。特殊素材が光を吸収することで、ジェルが固まる構造です。
そのため風に当てて乾かしても、時間をおいてみても、ライトに当てない限りは、ジェルが固まることはありません。

ジェルネイルを乾かす方法(固め方)

では、ジェルネイルを乾かす(固める)正しい方法をご紹介します。主として次の1〜3の方法で乾かすことができます。

ジェルネイルを乾かす方法(固め方)

1. UVライトを照射する

UVライトは、紫外線のUV-A波を当てて化学反応を起こし、ジェルを硬化させます。ネイルサロンでもよく使われている方法です。UVライトによる化学反応は比較的ゆっくり起こるため、硬化時間は2〜3分かかります。一方で照射時に指先に感じる硬化熱も微弱なことから、熱を感じやすいタイプの方や、爪が薄い方に向いています。

2. LEDライトを照射する

LEDライトは可視光線を照射して化学反応を起こし、ジェルを硬化させる方法です。UVライトよりも後に出てきた比較的新しいタイプのライトで、省電力のライトとして知られています。化学反応の起こり方は速やかで、効果時間は一般的に15秒〜30秒程度といわれています。硬化速度が早く、UVライトより照射時間は短くて済みますが、その分指先に熱を感じやすい点に注意が必要です。

ただし、ジェルの性質によりUVライトでしか固らないジェルもあれば、LEDライトでしか固まらないジェルもあります。自分が使っているジェルの硬化方法は、ジェルネイルの説明書やメーカーのウェブサイトで確認しましょう。

3. 太陽光の紫外線に当てる

UVライトはつまり紫外線を当てる行為ですから、実は太陽光でもUVライトの代わりになり、化学反応で固まるものがあります。しかし太陽の出ている天気の良い日でなければ硬化はできません。UVライトよりかなり時間はかかりますが、太陽の紫外線であれば5分前後はかかけて固めることができます。

LEDライトで固まるタイプのジェルであれば、太陽光では硬化しない可能性があります。多少のお金はかかりますが、セルフネイルを始めるのであればライトを用意されることをおすすめします。

ジェルネイルが乾かない原因と対策

ジェルネイルが乾く(硬化する)仕組みについて理解したところで、ジェルネイルが乾かない(固まらない)原因と対策を改めて整理していきたいと思います。

1. 未硬化ジェルを拭き取っていない

化学反応で固まるとお伝えしましたが、ライトを当てて硬化させても、表面にどうしても残ってしまう「未硬化ジェル」と呼ばれるジェルが発生します。ジェルネイルは固めながら何度か重ね塗りをしていくものですが、未硬化ジェルは次に上の層に塗るジェルをしっかりと密着させるためにも必要な存在です。

最後の層を塗って硬化した後は、未硬化ジェルを拭き取りましょう。コットンにリムーバーをたっぷり染み込ませてさっと拭きます。表面が曇るため何度も同じコットンを利用しないよう注意しましょう。

なお、未硬化ジェルが発生しないタイプのジェルネイルも販売されています。そうしたジェルネイルを選択するのも一つの方法になります。

2. ジェルとライトが合っていない

前述の通りですが、UVライトで硬化するタイプのジェルネイルと、LEDライトで硬化するタイプのジェルネイルがそれぞれ存在します。ジェルがなかなか固まらないときは、UVライトで硬化するタイプのジェルネイルにLEDでライトを照射していないか、またはその逆の状況が起きていないかを疑いましょう。

3. ライトの当て方が正しくない

ライトを照射する時間が基準よりも短いと、ジェルは完全には硬化しません。特に顔料の多く含まれているタイプのジェルネイルは、硬化に少し時間がかかるので注意が必要です。照射後軽くネイルに触れてみて、プニプニする質感が残っている場合には、追加で数秒照射しましょう。

また、照射する角度が悪くても、固まりにくい状況になります。爪がライトの方向をしっかり向いているかどうか意識して硬化しましょう。特に照射しにくいのは親指です。5本の指を一気に硬化させようとすると、ライトが親指に当たらずなかなか上手くいかない場合があるので、親指とその他の指は別々にライトに当てることが基本です。

4. ライトが劣化している

ライトを長期間していると、徐々に劣化してきます。使っているうちに硬化しにくくなってきた、硬化に時間がかかるようになってきたと感じたら、ライトの劣化が考えられます。あまり古いライトを使っている場合は、新しいものと買い替えを検討しましょう。

ジェルネイルを早く乾かす方法

ジェルネイルを早く乾かす方法

最後に、ジェルネイルを早く乾かす(固める)方法をお伝えします。

ジェルの量が多すぎると、ライトがジェルの中まで届かず、自爪側が固まらなくなる場合があります。早く乾かすためには、適量を利用しているかどうか確認しましょう。

また、LEDライトは硬化速度が非常に早くなっています。早く乾かすことを優先するのであれば、LEDライトで固まるタイプのジェルネイルを利用しましょう。

ジェルネイルも近年様々な種類のものが登場しています。速乾性を強調した商品も販売されているので、そのようなものを購入して試してみるのも一つの手段です。

ジェルネイルの特性を理解して適切な選択を

ジェルネイルは硬化させるものであり、乾かすものではないというポイントをご理解いただけたでしょうか。照射に使うUVライトとLEDライトにはそれぞれ違いがあるため、ネイルにかけられる時間やコストを考えながら、自分に合ったジェルネイルの方法を選択しましょう。

また、ジェルネイル検定というジェルネイルの知識・技術を問う資格試験もあります。ジェルネイルに興味をお持ちの方は、以下の関連記事もご参照ください。
ジェルネイル検定初級とは?合格のポイントも解説! | アフロートネイルスクール
ジェルネイル検定中級の合格のコツは?試験概要やよくあるミスを徹底解説! | アフロートネイルスクール

ネイリストを目指すなら!アフロートネイルスクールdouble_arrow

この記事の監修者

神宮 麻実

神宮 麻実

アフロートネイルスクール学院長

多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。

全国に22校舎で開講中