ネイル検定の服装に規定はある？減点されない服装と注意点

「ネイル検定試験を受験する際はどんな服装が適切？」など、当日試験会場に着ていく装いについてお悩みの方も多いはず。
この記事では、ネイル検定試験会場へ行く際の服装やメイク、髪型やネイルなどにおける「受験に際しての注意事項」を解説していきます。
社会人としてのマナーやネイリストとしての自覚と節度をわきまえて、印象が良く減点対象にならないための知識をおさらいしておきましょう。

ネイル検定（JNECネイリスト技能検定試験）の服装規定は？

前提として、ネイル検定（JNECネイリスト技能検定試験）を受験する際に定められている服装の規定はありません。
逆を言えば受験者自身が服装やメイク・髪型などを考えて受験会場へと行く必要があるということです。
服装選びのポイントは、清潔感がありシンプルで落ち着いた装い且つ、ネイリストとしての自覚と節度をわきまえていること。
JNECネイリスト技能検定試験要項「受験に際しての注意事項」を確認し、服装については以下のポイントを押さえておくことが推奨されます。

• 清潔感のある服装
• 無地などシンプルな服装
• 施術がしやすい素材やデザインの服装
• 脱着による温度管理がしやすい服装

また、髪型やアクセサリーをはじめ、自身のネイルにも配慮が必要です。
髪型については、長い場合は後ろで一本に束ねピンで留めるなど作業のしやすさを重視することが求められます。
ブレスレットや指輪など指先周りのアクセサリー類の着用は減点対象となるので特に注意が必要です。（結婚指輪はOK）
ネイルのカラーリングは自由とされていますが、受験生として相応しいネイルであることが大前提です。
これらの規定は受験者だけではなく同行するモデルにも当てはまるため、事前に受験時の装いに関する注意事項を共有しておきましょう。

実技試験の際のアクセサリーは時計のみ

JNECネイリスト技能検定試験要項の「受験に際しての注意事項」には、「実技試験の際のお手回りのアクセサリーは受験生・モデルともに時計のみとします」と記述されています。
腕時計以外の装飾品は全て外し、着用する腕時計は極力シンプルなものを選びましょう。
また、ネックレスやピアス・イヤリングなどのアクセサリー類については言及されていないものの着用を控えることが推奨されます。

受験生として相応しいネイルを心がける

JNECネイリスト技能検定試験要項の「受験に際しての注意事項」には、「ネイリストとしてふさわしいネイルケアを施すこと」と記述されています。
ネイルや指周りを綺麗で清潔な状態に保ち、ネイル検定の受験者としてプロ意識を持った手指であることが理想です。
また、ネイルのカラーリングは自由とされているものの派手な色は避けるのがベター。
実技試験にはアートの項目があり、カンニングとみなされてしまう恐れがあるためネイルアートは控えておくことが推奨されます。

服装も自覚と節度をわきまえる

前述もした通り、ネイル検定（JNECネイリスト技能検定試験）を受験する際に明確に定められている服装の規定はありません。
シンプルで清潔感のあるカジュアルファッションを基本とし、過度な露出や派手な装いは避けましょう。
また、洋服が汚れていたりだらしなく見えてしまう服装はNGです。
これらは受験者だけではなく同伴するモデルにも当てはまることなので事前に情報を共有しておきましょう。

試験時の髪型について

服装と同様に髪型についてもネイリストとしての清潔感が求められます。
髪の毛が長い場合には後ろで一つにまとめ、前髪やサイドの髪の毛が落ちてこないようにピンで留めるなどのヘアースタイルが推奨されます。
また、施術がしやすい髪型であることも重要なポイントです。
施術中に髪の毛に触れることがあればその都度手指の消毒をしないといけないため、時間をロスして減点対象となる可能性があります。

その他のネイル検定（JNA・INA）の服装

ネイル検定（JNECネイリスト技能検定試験）だけではなく「ジェルネイル技能検定（JNA）」や「ネイルスペシャリスト技能検定（INA）」にも服装に関する注意事項があります。
ここからは、それぞれの服装に関する注意事項を簡単にまとめていきます。

ジェルネイル検定（JNA）の服装規定

• アクセサリーは腕時計のみ
• ネイリストとして相応しい爪

ネイル検定（JNECネイリスト技能検定試験）と同様に、アクセサリー類は腕時計のみ、ネイルカラーは自由なものの派手すぎない方がベターです。
また、服装や髪型についても自覚と節度をわきまえたシンプルなカジュアルスタイルが推奨されます。実技で課題と同系色（例：フラワー、赤など）を使っていると、カンニングと誤解される恐れがあるため注意しましょう。

ネイル検定でしない方がいい服装

ネイル検定試験を受験する際の明確な服装規定は定められていないものの、しない方がいい服装の基準はいくつかあります。
ここからは、ネイル検定試験においてNGとなる服装をポイントごとに解説していきます。

素材が飛びやすい服装

ニット素材などふわふわしていて素材が飛びやすい素材の服は避けた方が良いでしょう。
衣類の素材がネイルに付着して減点対象になることを避けるためです。
また、衣類の素材が飛んだ場合に他の受験者にも迷惑になる可能性があるためNGな服装とされています。

花などアート課題の模様がある服装

アートなどがデザインされている服を着ていくこともネイル検定でしない方がいいことの一つです。
たとえば、花柄の服を着ていくことでネイル検定3級のアートの課題「フラワー（花）」のカンニングとしてみなされてしまう場合があるからです。
ネイル検定には無地を基調としたシンプルな服装選びを心がけましょう。

袖がダボついている服装

ネイル検定受験者の服装は、ネイル施術がしやすいことが大前提。
例えば、袖がダボついている服装は受験者はもちろんネイリストとしてそぐわない服装の代表格です。
体にピッタリとフィットし腕周りに余計な装飾がついていないトップスを着用することが推奨されます。

露出の多い服装

前述もした通り、ネイリストの服装において大事なことは自覚と節度をわきまえること。
そのため、過度な肌の露出がある服装は適切ではありません。
ネイリストという職業が接客業であることを念頭に置いて、お客様に不快な印象を与え得る服装は避けることが鉄則です。

ネイル検定の際の上着やエプロンについて

ネイル検定の試験会場では、上着（羽織るもの）やエプロンの着用が認められています。
試験会場は、夏場であってもエアコンによって肌寒く感じる場合があるのでさっと羽織れる薄手の上着を持っていくと良いでしょう。
また、エプロンはプロのネイリストも着用しているケースが多いアイテム。
作業上の利点や清潔感を演出する効果も期待できます。
ネイル検定試験の際は、上着（羽織るもの）やエプロンもシンプルでアートデザインや装飾のないものを選ぶのがポイントです。

ネイル検定の服装に関するよくある質問

ネイル検定のモデルの服装で気をつけることはありますか？

ネイル検定においてモデルを同伴させるケースがあります。
同伴するモデルの服装も、受験者と同様に規定に沿ったものを着用するようにしましょう。
受験者と同様に自覚と節度をわきまえた清潔感がありシンプルで落ち着いた装いが基本。
手や腕周りの装飾品は腕時計のみの着用が認められています。

ネイル検定のときはピアスもダメですか？

ネイル検定時の装飾品としてピアスやイヤリングについては言及されていません。
ネイル検定時の装飾品として定められているのは「手や腕周りのアクセサリーは時計のみ」という規定だけです。
しかし、花などをモチーフとしたデザインのものは実技試験においてカンニングとみなされる可能性があるので注意が必要です。
また派手な装いは減点対象となる可能性があるため、受験者もモデルも装飾品を外しておくのがベターです。

ネイル検定の受験票に貼る証明写真の服装はどうしたらいいですか？

ネイル検定の受験票に貼る証明写真撮影時の服装についての規定は特にありません。
ただ「スナップ写真、コピー、写真加工等は減点対象となります」との記述があるのでその点は注意が必要です。
また、ネイル検定受験時と同様に過度に派手な服装やメイクでの証明写真撮影は避けた方が無難でしょう。
受験票には、証明写真（3cm×2.4cm、6ヶ月以内に撮影したもの）を添付しましょう。

服装のポイントを押さえて試験に挑もう！

ネイル検定試験を受験するのであれば、プロの技術をしっかり身に付けられるスクールへの受講がおすすめです。
アフロートネイルスクールでは、技術や知識をはじめ今回解説した適切な服装についてもしっかりと学ぶことができます。
経験豊富なインストラクターの指導のもと、確かな技術と自信を身につけてネイル検定試験にチャレンジしましょう。