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ネイリスト検定1級の実技手順詳細!事前仕込みや注意点について

ネイリスト検定1級の練習風景

ネイル関連の検定の中でも特に難関とされるネイリスト検定1級。自らのスキルアップ・プロフェッショナルの証として取得を目指す方も多いのではないでしょうか。この記事では、検定の実技試験で求められるテクニックや、準備段階でのポイントなどを手順ごとに解説していきます。最短での合格を目指すため、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

ネイリスト検定1級とは?試験概要と合格率

ネイリスト検定1級は、日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催する「ネイリスト技能検定」における最高位の検定です。

合格には、トップネイリストとしての総合的な技能および知識が必要となります。

ここからはネイリスト検定1級の試験概要と合格率について解説します。

ネイリスト検定1級の試験概要

ネイリスト検定1級の試験概要は以下の通りです。

受験資格

ネイリスト技能検定試験2級取得者のみ

試験時期

年2回(4月・10月)

開催場所

全国主要都市(札幌・盛岡・仙台・東京・名古屋・新潟・金沢・大阪・広島・高松・福岡・沖縄)

試験内容

筆記試験40分・実技試験150分

合格ライン

筆記は100点満点中80点以上、実技は50点満点中38点以上

受験資格はネイリスト検定2級に合格している方のみ。検定2級の受験資格も3級合格者のみとなっているため、必然的に2級・3級それぞれの検定に合格している必要があります。

1級の試験開催時期は2級・3級とは異なり年2回です。

開催場所は自分の選択した都市の会場で受験できます。

一度検定を受験して筆記のみ合格点を取れていた場合、次回の検定では筆記試験が免除され、実技のみで受験することができます。

ネイリスト検定1級の合格率

ネイリスト検定1級の合格率は、2024年秋期までの累計で39.62%です。

過去162,707人が受験し、合格できたのは64,458人。

実に半数以上が不合格となっていることから、合格難易度の高さがわかります。

ネイリスト検定1級実技試験の事前仕込みと注意点

ネイリスト検定1級の実技試験に必要な道具の画像

ここからはネイリスト検定1級の実技試験における、事前に必要な仕込みとやってはいけないことについて解説します。

試験当日のトラブルを避けるため、しっかりチェックしておきましょう。

ハーフチップの準備

チップとオーバーレイ用のハーフチップは、事前にサイドを薄く削っておきます。

破損防止のため、持ち運ぶ際はジップロックや専用ケース等に入れておきましょう。

アート用チップの準備

アート用チップは、モデルのネイルプレートの幅・カーブにあわせたものを用意します。

予備も含めて2枚あると良いでしょう。

長さの調節はせず、チップ裏側に両面テープを貼ります。

フォームの準備

指定の指の分を5枚1セット、予備1セットを含めて10枚準備します。

カーブが取れてしまわないよう、持ち運ぶ際はケースに入れておくことをおすすめします。

ネイルケアを行う

ネイル検定1級では、事前にネイルケアを施すことができます。

検定当日にファイルが原因での出血リスクを避けるため、前日のケアではキューティクルを切りすぎないよう気をつけてください。

また、ケアの際に亀裂があった際には必ずリペアをしておきましょう。

認定モデルハンドを持ち込む場合は、認定ラベルの貼り付けをお忘れなく。

ネイル道具の掃除・品目ラベル貼り

試験前のネイル道具掃除は忘れずに。

練習中にアクリルを削って出るダストやトレーの汚れなど、目に付く場所は入念に掃除して清潔な状態を保つことが大切です。

また、試験に必要な道具が欠けていないかをチェックして、品目ラベル貼りも徹底しましょう。

サンディング・カラーリング・装飾は施さない

事前のサンディングや、カラーリング・装飾は検定の規定で禁止されているため、いずれも注意が必要です。

モデルをお願いする方にも、必ず共有しておきましょう。

モデルハンドで受験する場合、JNEC認定ルースキューティクルの貼り付けは厳禁です。

ネイリスト検定1級実技試験の手順

ここからはネイリスト検定1級の実技試験の手順を一挙に解説。

合格を目指す上で重要なポイントは必ず抑えておきましょう。

【手順1】手指消毒

消毒液をコットンに染み込ませて、自分の両手を消毒します。消毒は手の甲・手のひら・指の間・指先の隅々まで行います(擦式清拭)。

自分の手の消毒が完了したら、新しいコットンに消毒液を染み込ませて、同様にモデルの手も消毒を行いましょう。

【手順2】サンディング

モデルハンドにサンディングをしている様子

指定された指のネイルプレートに、180Gのファイルで艶がなくなる程度までサンディングを施します。

浮き防止のため、それぞれの爪に焦らずまんべんなくサンディングしましょう。

【手順3】プレプライマーを塗布

プレプライマーをネイルプレートの全体に塗布します。

【手順4】ネイルチップの装着

ネイルチップの装着を行っている様子

ネイルプレートの角度にあわせてハーフチップを装着します。装着の際はバブルが入り込まないようにグルーをたっぷり使用しましょう。

貼り付け時にチップがまっすぐに装着できているか、根本からプレートの先端にウッドスティック等を当てて確認し、貼り付け後も角度を変えてチェックします。

【手順5】ネイルチップのカット

ネイルチップのカットをしている様子

グルーが乾いたらネイルチップをカットします。

180Gのファイルでプレートとの境目がなくなるまで削り、イエローラインから5〜10mm程度の場所でチップをカットしましょう。

【手順6】チップ&オーバーレイのアウトラインを調整

アウトラインの調整をしている様子

アウトラインの調整は、先端・サイドライン・サイドストレートの順に削ります。

Cカーブは20〜30%に仕上げましょう。

サイドラインを調整する際には、チップと爪の装着部分がなくならないように注意してください。

調整後にダストオフをしたら、プレート部分にプライマーを塗布しましょう。

【手順7】チップ&オーバーレイ2本のアプリケーション

チップにミクスチュアを乗せている様子

チップの上にリキッドをを薄く塗布し、1ボール目のナチュラルを載せます。

チップオーバーレイの場合は厚さを考慮して、ナチュラルスカルプチュアの1ボール目よりも少なめに調整しましょう。

2、3ボールと重ねて形を整える際、ミクスチュアが漏れた場合は先端のエタノールを拭き取ったウッドスティックを使って除去します。

【手順8】ナチュラルスカルプチュアのフォーム装着

フォームを装着している様子

チップ&オーバーレイが柔らかいうちに、スカルプチュアの指にフォームを装着します。

フォームの角度は横からチェックし、手のひら側から指に対してまっすぐになっているかも確認しましょう。

装着後はCカーブスティックを使用してフォームのカーブを調整してください。

【手順9】チップ&オーバーレイのピンチ

オーバーレイの硬化が始まったらピンチを入れましょう。

チップオーバーレイは形が元に戻りやすいため、しっかりとピンチを入れるようにしてください。

【手順10】ナチュラルスカルプチュアのアプリケーション

ナチュラルスカルプチュアのアプリケーションを施す様子

ナチュラルスカルプチュアのアプリケーションを施す指の順番は自由。

特にこだわりがないようであれば、中指・人差し指・薬指・小指・親指の順に進めるのがおすすめです。

ナチュラルスカルプチュアのアプリケーションでは、チップオーバレイの時に比べて1ボール目を大きめにとります。

1ボール目では形を整え、2ボール目にはハイポイントを意識して形成をしましょう。

3ボール目ではキューティクル際の厚みが出過ぎないよう心がけてください。

人差し指の3ボール目が終了したタイミングで中指のピンチ、続いて薬指の3ボール目が終了したタイミングで人差し指のピンチ、といったように、硬化タイミングをある程度逆算できていればスムーズに作業を進められます。

【手順11】全体の長さとアウトラインを整える

全体の長さを整えてから150Gのウォッシャブルファイルでアウトラインを整えます。

作業中はCカーブの確認もお忘れなく。

【手順12】全体の表面を削る

表面全体を削って7本の指のハイポイントをそろえます。1本ずつ仕上げるのではなく全体を見ながら整えましょう。

ウォッシャブルファイルは180Gを使用し、ネイルを横から見て削る箇所をチェックしながら作業してください。

分厚くなりすぎてしまった箇所は、時間短縮のために150Gのファイルを使用するのもありです。

キューティクル際を削る時には特に慎重に、ファイルはファイルブロックをしながら削りましょう。

表面が削れたら先端とアウトラインを削って調整し、スクエアオフに整えます。

【手順13】チップオーバーレイを磨く

ファイルがけは100G・180G・220G・280Gの順番で。

100Gのファイルは削れやすいため、一方方向に動かして使用します。

時間短縮のため、180Gのウォッシャブルファイル・180Gバフ・280Gバフ・シャイナーの順で作業しても問題ありません。

バフをかける際には、バッファーの面がしっかり当たるように心がけてください。

【手順14】アートの指にチップを装着する

チップを装着した様子

チップ&オーバレイ磨き後、ダストオフしたらアートの指にフルチップを装着しましょう。

装着後は、ほかの指と長さをあわせ、スクエアオフに整えます。

【手順15】アートチップにポリッシュを塗布する

アートチップにポリッシュを塗布する様子

続いてアートチップにポリッシュを塗布します。

【手順16】スカルプチュアを磨く

シャイナーの緑面でスカルプチュアの指を磨きます。

最後は白い面で圧をかけながら磨いてツヤを出しましょう。

アートチップの乾き具合をチェックしながら磨き、ポリッシュが乾いたら合間に2度目のポリッシュを塗布します。

【手順17】ダストオフ

フィンガーボール&ダストブラシを使うか、ウェットティッシュでダストオフします。

【手順18】3Dアートの作成

3Dアートを作成している様子

決められたテーマの3Dアートを、アクリル用材のミクスチュアで作成します。

アートはフラットアートやエンボスを組み合わせることもできますが、メインは3Dで作成する必要があります。

3Dアートを作成する際は、フォームのツルツルした面の紙を使いましょう。

アートの最大直径は2cmまでです。

【手順19】フラットアートを施す

フラットアートを施す様子

3Dアートの硬化を待つ間にフラットアートを施します。

絵の具は直前でも事前審査前に準備しても問題ありません。

事前審査前に準備したい場合は、乾いてしまわないよう蓋付きの容器に保管しておくことをおすすめします。

【手順20】エンボスアートを施す

絵の具が乾いたらエンボスアートを施します。

ラメやラインストーンの使用も可能です。

【手順21】3Dアートを接着する

作った3Dアートを接着する様子

最後にクリアパウダーで土台を作成し、3Dアートを接着します。

クリアパウダーは、ほかのアートに流れてしまわないよう少々固めにとりましょう。

【手順22】チェック

ネイリスト検定1級の実技完成の様子

最後に全体のフォルムや、ダストの取り残し・輝きムラなどが無いかをチェックします。

ネイリスト検定1級取得を目指すならアフロートネイルスクールで

今回はネイリスト検定1級の実技手順について解説しました。

難易度の高い1級の合格を目指すなら、プロからの指導を受けられる&練習環境が整っているネイルスクールに通うのがマストです。

アフロートネイルスクールでは、検定に落ちてしまっても合格するまでアドバイス・レッスンを無料で受けられる「検定合格サポート制度」が用意されています。

まずは気軽に資料請求・見学説明会に申し込んで、ネイリスト検定1級取得への第一歩を踏み出してみてください。

この記事の監修者

神宮 麻実

神宮 麻実

アフロートネイルスクール学院長

多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。