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ネイルリペアとは?割れた・折れた場合の修復方法とコツ
ネイルが割れたり、欠けたり、折れたりした場合、ネイルリペアという技術を用いると、ネイルを修復することができます。ネイルリペアにはコツが必要なため、セルフでは難しいと感じる方も少なくないことでしょう。
本記事ではネイルリペアに必要なアイテムと合わせて、リペアの基礎知識と対応方法をわかりやすく解説します。
ネイルリペアとは
ネイルリペアとは、ネイルに亀裂が入ったり、ジェルネイルがリフトしてきたりといったトラブルが起きた際に、オフをするのではなく修復をすることでネイルを長持ちさせる技術をいいます。ネイルが折れたり欠けたりした状態で放っておくとケガをしてしまうリスクなどがあるため、できるだけ早くリペアの対応を行います。ジェルやグルーで修復する方法や、シルクラップで修復する方法、アクリルを上から被せて補強する方法などいくつかやり方がありますが、いずれも専門的な技術が必要です。
ジェルネイルのリペアとは
ジェルネイルの場合によく起こりがちなトラブルとしては、時間の経過と共にジェルネイルがリフトしてくることが挙げられます。リフトを放置すると衛生的に問題あるため、すぐにオフするのが理想的ですが、浮き具合によってはリペアで対応可能な場合もあります。
また、少し爪が伸びてくると爪の付け根の部分だけむき出しの状態となるのが気になるかと思いますが、このような場合でもリペアによって、伸びてきた部分を処置し、もう少し長くジェルネイルを楽しむことができます。
ネイルリペアに必要なアイテム
次に、ネイルリペアに必要とされる一般的な道具をご紹介します。
シルクラップ
シルクラップとは、ネイルが割れたりひび割れたりしている箇所に被せる道具です。シルクラップの裏地はシール状になっており、貼り付けることができます。シルクラップの上からジェルを塗って硬化させることでリペアを行います。
シルクラップは粘着性と柔軟性が高く、薄型の製品が使いやすいでしょう。
グルー
グルーはネイルチップやストーンなどの装飾を貼り付けるための接着剤ですが、リペア作業においても用いられるので、準備をしておきましょう。
レジン
レジンとは、ネイルに用いられる合成樹脂でできた接着剤のことです。レジンはシルクラップに浸透しやすく、リペアに利用しやすい特徴があります。粘り気はグルーよりも少なく、硬化にやや時間がかかります。早く乾かしたい場合にはアクティベーターを活用しましょう。
それでは、リペアの手順を確認していきましょう。
ネイルが割れた場合のリペアの方法
まずはネイルが割れてしまった場合のリペアの方法をご紹介します。シルクラップとグルー・レジンを使う方法、シルクラップとジェルを使う方法、そしてアクリルを使う方法があります。
シルクラップとグルー・レジンで修復
シルクラップとグルーまたはレジンでネイルリペアする場合は、次のような手順で行います。
1. シルクラップの装着
修復したい部分より少し大きめにシルクラップをカットし、ネイルに貼り付けます。しっかりと密着させることがポイントです。はみ出た部分はハサミでカットします。
2. グルーまたはレジンを塗る
シルクラップよりやや広めにグルーまたはレジンを塗り、ネイルに厚みを持たせます。シルクラップの目に押し込むようにしっかり塗りましょう。
3. 乾燥させる
グルーまたはレジンが塗れたら、乾燥するのを待ちます。リッジフィラー(パウダー)を振りかけてもよいでしょう。
4.重ね塗りする
乾燥させたら、上からさらにグルーまたはレジンを重ねて塗り、また乾燥させます。これを2, 3回繰り返しますが、乾燥が不完全だとダマができやすくなるため、慌てず乾燥させながら行うことが大切です。
5. 形や表面を整える(ファイリング)
ネイルファイル(180G)を用いて、爪の形を整えます。そしてスポンジバッファーで爪の表面をサンディングしましょう。
6. ベースコートとトップコートを塗る
最後にベースコート、トップコートを塗ってリペア完了です。
シルクラップとジェルで修復
シルクラップとジェルでネイルリペアする場合は、次のような手順で行います。
1. シルクラップの装着
グルー・レジンの手順と同様、まずはシルクラップをカットし、修復したい部分に貼り付けます。
2. 爪全体にジェルを塗る
次にシルクラップの目に押し込むようなイメージで、爪全体にジェルを塗っていきます。
3. 硬化させる
ジェルが塗れたら、ライトで一度硬化させます。
4. ジェルを重ね塗りする
厚みがほしい場合には、再度ジェル・硬化を繰り返します。
5. 形や表面を整える
未硬化ジェルが残っている場合は拭き取ってから、180Gのスポンジバッファーでサンディングし、表面のデコボコを整えます。
6. トップジェルを塗り硬化させる
最後にトップジェルを爪全体に塗り、硬化させたらリペア完了です。未硬化ジェルは拭き取ります。
アクリルを使って修復
アクリルとは、アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜることで化学反応を起こし、硬化させて作る人工爪をいいます。アクリルを用いてネイルリペアする場合は、次のような手順で行います。
1. プライマーを塗る
アクリルを爪に密着させやすくするために、まずはプライマーを爪全体に塗ります。
2. アクリルボールを乗せ爪先へ広げる
次にアクリルリキッドを筆に含ませ、アクリルパウダーを取り、修復する部分に乗せます。アクリルはボール状になっており、爪先まで広げながら形を整えます。
3. アクリルボールを爪の根元側に乗せ広げる
続いて小さめのアクリルボールを爪の根元側にも乗せ、広げていきます。
4. 全体の形を整える
180Gのネイルファイルを用いて表面のデコボコをならし、全体の形を整えていきます。
5. トップジェルを塗り硬化させる
最後にトップジェルを爪全体に塗り、硬化させたらリペア完了です。
ジェルネイルがリフトした場合のリペアの方法
次に、ジェルネイルが浮いてしまった場合のリペアの方法をご紹介します。ジェルネイルのリフトを放置しておくと、自爪とジェルネイルとの間に水分や雑菌が入り込み、衛生状態が悪くなります。グリーンネイルなど爪トラブルの原因にもなるため、ジェルネイルがリフトしてきたらすぐにオフまたはリペアの処置をすることが大切です。
1. リフト部分の除去
下処理を済ませたら、まずはジェルネイルがリフトしている部分全体をファイルで削り取ります。
2. サンディング
ジェルが密着している部分と自爪との間にある段差をなめらかにしましょう。そして全ジェルが密着しやすいように全体をサンディングし、形を整えます。
3. ジェルを塗り硬化させる
爪の根本から新たにジェルを塗ります。硬化させたら、最後にトップジェルを爪全体に塗り、硬化させたらリペア完了です。
ジェルネイル後に自爪が伸びた場合の修復方法
最後に、ジェルネイルをしてからしばらくして自爪が伸びてきた場合の修復方法をご紹介します。ジェルネイルをオフする場合、通常はアセトンを使用します。しかしアセトンは自爪を痛めやすいデメリットがあるため、ジェルネイルを一層残した状態で上から新しいデザインを施すフィルインが望ましい対応です。
フィルインではトップジェルとカラージェルだけを削り取り、ベースジェルのみを残した状態にします。そして自爪が伸びた部分にだけベースジェルを塗り、爪全体に新しくカラージェルおよびトップジェルを塗って硬化させれば完成です。
ネイルリペアをマスターして頼れるネイリストへ!
ネイルリペアは美しく健康的なネイルを保つために大切な技術です。誤った方法で処置をしてしまうと、爪へ余計に負担をかけてしまい、また衛生面の観点でもリスクがあります。プロのネイリストには必須なスキルとなるので、より上達したい方はネイルスクールに通いましょう。アフロートネイルスクールでは現場で役立つ技術を基礎からしっかり身に付けることができます。授業の内容など詳細についてはお問い合わせください。
この記事の監修者
神宮 麻実
アフロートネイルスクール学院長
多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。
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