アフロートネイルスクール 東京 ⁄ 大阪 ⁄ 名古屋 ⁄ 北海道 ⁄ 福岡
人気サロンAFLOATのネイル専門スクール

AFLOAT Nail School

アフロートネイルスクール東京 ⁄ 大阪 ⁄ 名古屋 ⁄ 北海道 ⁄ 福岡人気サロン「アフロート」のネイル専門スクール

local_phone
ネイル業界トピックス

ネイル検定や就職、ホームサロン開業や、今のネイルのトレンドまで幅広く配信!

ネイリスト検定1級の課題「ミックスメディアアート」について解説!

ネイリスト検定1級の課題「ミックスメディアアート」について解説!

ネイリスト検定1級の実技試験では、「ネイルイクステンション」と「ミックスメディアアート」が出題されます。

そこで今回は、ネイリスト検定1級の実技試験で出題される「ミックスメディアアート」について解説します。
組み合わせ別の作り方や施術時の注意点、過去に出題されたテーマもご紹介するので、ネイリスト検定1級を受験する方は、ぜひご参考にしてください。

ネイリスト検定1級に出題されるミックスメディアアートとは?

ネイリスト検定1級に出題される「ミックスメディアアート」とは、3Dアートに「フラットアート」か「エンボスアート」のどちらかを組み合わせて施すアート技術のことです。
組み合わせとしては、「3Dアート×フラットアート」または「3Dアート×エンボスアート」、「3Dアート×フラットアート×エンボスアート」のどちらでも構いません。

そもそも3Dアートとは、アルミホイルの上で形成したパーツを、爪やチップの上で組み合わせて立体的に作りあげるアートのことです。クリアのアクリルパウダーやグルーを使って装着します。

フラットアートとは、立体感のない平面のアートのことです。ポリッシュやアクリル絵の具を使って描きます。

エンボスアートとは、爪の上に直接アクリルを乗せてデザインを施していくアートのことです。3Dアートと比較すると立体感はやや劣りますが、爪に直接描くため密着力が高くなっています。

ネイリスト検定1級に出題されるミックスメディアアートに必要な道具

ネイリスト検定1級に出題されるミックスメディアアートに必要な道具

では、ミックスメディアアートではどのような道具を使用するのでしょうか。
3Dアート・フラットアート・エンボスアートに必要な道具をそれぞれご紹介します。

3Dアート

3Dアートに必要な道具は以下の通りです。

ダッペンディッシュ

アクリルリキッドを入れるための容器です。
ガラス製または陶器のものを用意してください。

アクリルリキッド

アクリルパウダーを溶かすための液体で、筆に少量ずつ取って使用します。
揮発性が高く酸化しやすいため、必要な量だけをダッペンディッシュに出しておきましょう。

アクリルパウダー

アクリルを粉状にした樹脂です。
アクリルリキッドと混ぜることで、パーツが形成しやすくなります。
クリアや色付きがあり、硬化後はアクリル絵の具で色をつけることも可能です。

アクリルリキッドとアクリルパウダーで作製したミクスチャーの形を整えたら、筆を使って爪に乗せていきます。
なお、ナイロン製の筆はアクリルリキッドによって溶けることもあるため、3Dネイルを作る際は専用の筆を用意しましょう。

シリコンマット

シリコンマットを用意しておくことで、ネイリスト検定で禁止されている道具の直置きを防ぐことができます。
さらに、3Dネイルで使用するアクリルリキッドは、テーブルに垂れてしまうと表面のコーティングを溶かしてしまう恐れがあるため、練習の段階からシリコンマットを敷いておくのがおすすめです。

アルミホイル

3Dパーツを形成する際に敷いて使用します。
使いやすい大きさにカットしておくと良いでしょう。

フラットアート

フラットアートは、特殊な道具はほとんど必要ありません。

ポリッシュやアクリル絵の具を使う際に使用します。

アクリル絵の具

爪にイラストを描く際に使用します。画材屋さんでも購入可能です。

ポリッシュ

使用するカラーのポリッシュを用意しておきましょう。

エンボスアート

エンボスアートに必要な道具は、3Dアートとほとんど同じです。
「ダッペンディッシュ」「アクリルリキッド」「アクリルパウダー」「アクリル用の筆」を用意しましょう。

ミックスメディアアートの組み合わせ別の作り方

ミックスメディアアートの組み合わせは、前述したように「3Dアート×フラットアート」「3Dアート×+エンボスアート」「3Dアート×フラットアート×エンボスアート」の3パターンです。
ここでは、過去のネイリスト検定1級のテーマである「桜」を参考に、「3D×フラットアート」「3D×エンボスアート」の作り方をご紹介します。

3D×フラットアート

3Dアート×フラットアートの組み合わせでは、最初に3Dアートから作製します。

少量のアクリルリキッドをつけた筆の先端でアクリルパウダーを取り、テーブルに敷いたアルミホイルの上で花びらのもとになるパーツを作っていきます。
ある程度硬化したらアルミホイルから剥がし、根元になる部分を絞りカーブをつけて花びらを形成します。

このほか、Cカーブスティックにアルミホイルを巻いて、花びらのもとになるパーツにあらかじめカーブをつけておく方法もあります。この場合も、ある程度硬化したらアルミホイルから剥がして根元になる部分を絞って形成します。

花びらが完成したら、ミクスチュアやグルーを使ってチップに乗せていきましょう。
パーツがぐらつく場合は、根元部分にミクスチュアをつけて補強してください。

その後、フラットアートに入ります。
アクリル絵の具で花びらや葉、枝などを描いたら、仕上げにラインストーンやブリオンなどを乗せてトップコートを塗ったら完成です。

3D×エンボスアート

3Dアート×エンボスアートの組み合わせでは、最初にポリッシュや絵の具などでラインを引いてトップコートを塗布します。
このとき、トップコートの塗布を忘れてしまうと、ミクスチュアを使用した際に滲んでしまうので注意してください。

次に、「3Dアート×フラットアート」と同様に3Dアートを作製して、エンボスアートの作製に入ります。
エンボスアートはアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜて、筆で直接爪に乗せて作製していきます。
仕上げにラインストーンやブリオンなどを乗せ、トップコートを塗ったら完成です。

ネイリスト検定1級合格へ向けて覚えておきたい!ミックスメディアアート施術時の注意点

ネイリスト検定1級合格へ向けて覚えておきたい!ミックスメディアアート施術時の注意点

ネイリスト検定1級の実技試験では、ネイルイクステンションとミックスメディアアートを合わせて150分以内に完了させる必要があります。
そのため、ミックスメディアアートをどれだけスピーディーかつ、きれいに仕上げられるかが、ネイリスト検定1級の実技試験に合格するためのカギとなるのです。

ミックスメディアアート施術時の注意点は以下の通りです。

・メインアートは3Dで製作すること
・チップにカラーポリッシュを塗布する際は必ず2度塗りすること
・形はスクエアオフのみ(長さを統一すること)
・使用するチップはプレスオンチップのみ使用すること
・プレスオンチップは一切カラーリングや装飾がされていない状態でスタートすること
・3Dアートパーツの持ち込み禁止(最初から試験時間内に作製すること)
・アート製作ではチップスタンドなどを使用しないこと
・3Dアートやエンボスの素材はアクリル用材のみを使用すること
・ミクスチュアのエンボスだけのアートはしないこと
・3Dアートは幅・高さともに直径2cm程度までにすること
・図案などの参考資料を持ち込まないこと

ネイリスト検定1級のアートパターンと過去に出題されたテーマ

ネイリスト検定1級を受験するにあたり、アートパターンと過去に出題されたテーマを把握しておくと対策がしやすくなるため、以下にて押さえておきましょう。

アートを施す指の指定パターン

ネイリスト検定1級の実技試験では、アートを描く指が指定されています。
アートを施す指はパターンによって決まっているので、そのパターンについて知っておくと、全体のデザインを決めやすくなるでしょう。

 

ネイルイクステンション

ネイルアート

 

スカルプチュア

チップ&オーバーレイ

ミックスメディアアート

Aパターン

左手5本

右手中指・右手薬指

右手人差し指

Bパターン

右手5本

左手中指・左手薬指

左手人差し指

Cパターン

左手5本

右手中指・右手人差し指

右手薬指

Dパターン

右手5本

左手中指・左手人差し指

左手薬指

過去のテーマ一覧

ネイリスト検定1級のアートテーマは毎回変わります。
一度出題されたテーマは、数年の間は再び出題されることがほとんどありません。
しかし、「実際にサロンで注文されることの多いアート」や「季節を感じるアート」が多い傾向にあるため、技術力を磨くための練習として参考にしておくと良いでしょう。
受験する回のアートテーマが出題されたら、すぐに練習に入れるよう準備をしておくと安心です。

 

春期

秋期(冬期)

 

テーマ

テーマ

2022年

さくらんぼ

和菓子

2021年

クローバー

2020年

葡萄

2019年

気球

薔薇

2018年

木の実

ネイリスト検定1級の合格を目指してミックスメディアアートの技術を磨こう

ネイリスト検定1級の実技試験では、「ネイルイクステンション」と「ミックスメディアアート」を150分以内に完了させる必要があります。ネイルイクステンションにはどうしても時間がかかってしまうため、ミックスメディアアートをどれだけ素早くきれいに仕上げられるかが合格への分かれ道となります。
ネイリスト検定1級の合格を目指すためにも、ミックスメディアアートの練習をしっかりと行っておきましょう。

>>>合わせて読みたい!ネイル検定1級合格へ!試験手順と各工程のポイント解説

ネイリストを目指すなら!アフロートネイルスクールdouble_arrow

この記事の監修者

神宮 麻実

神宮 麻実

アフロートネイルスクール学院長

多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。

全国に22校舎で開講中