ネイリストのキャリアを活かした働き方

ネイルサロンでネイルサービスを提供するだけがネイリストの仕事ではない

女性たちの指先を彩る鮮やかで可愛らしいネイルは、もはや文化のひとつであり、トータルビューティーの要素の一つとして私たちの暮らしに浸透しています。結婚式やパーティ、お子様の行事など、節目の際に楽しむかたも増え、そのネイル人気のおかげでネイルサロンの数自体も増えています。
そのため、ネイリストの需要も年々多くなり、活躍する場が増えているのです。
そこで注目されているのが、ネイリストの育成をする指導者です。指導者の多くは、自身がネイリストとして積んだ経験を活かし、その知識と技術を広めることができます。
活躍の場も、ネイルスクールから美容系専門学校など多岐にわたります。最近では、短期大学の授業の一環でネイルの授業が取り入れられ、その講師を行ったり、カルチャースクールでのネイルの講習会を行ったりする仕事もあります。今後ますますネイリスト指導者の需要は高まるであろうと推測されます。
また、指導者の資格としてＪＮＡ認定講師の資格もあり、自らネイルスクールを開くこともできます。

新たなネイリストを育てる場、ネイルスクール

ネイリストの夢を持つ人が一番多く集まる場所は、やはりネイルスクールでしょう。ネイリストとしてキャリアを積んできた専門の講師が指導を行い、ネイリストを育成する場ですので、自身がネイリストになる以上の知識や技術が必要になります。
ネイルを施術する技術はもちろん、爪や皮膚の知識、ネイル製品の成分内容、生理解剖学にいたるまで、幅広い分野の知識が必要で、さらにこれらを、ネイルスクールの生徒に、わかりやすく伝える能力が、指導者として求められます。
また、ＪＮＡ認定講師資格を取得すると、自宅でもＪＮＡ認定校としてネイルの指導を行うこともできます。

トータルビューティー要素の一環としてのネイル

ネイルが身近なものとして、たくさんの人に愛されるようになった現在、エステティックサロンやスパ、ヘアサロンのような美容施設、リラクゼーション施設にネイルサロンが併設されたり、これらの施設内の一角にネイルの施術を受けられるブースが設置されていることが増えてきています。ネイルは特別なものではなく、トータルビューティー要素の一環としても考えられているからです。
そのため、美容専門学校・理容専門学校でも、カリキュラムの中にネイルを学ぶ授業が組み込まれています。これらの学校で、講師としてネイルの技術の指導を行うことも、指導者の仕事であると言えます。
美容系の専門学校のみならず、最近では一般の大学や短期大学でも、美容系の授業としてネイルの授業を行うコースがあり、ネイルへの関心の高さがうかがえます。一般の学校での授業だからといって、簡単なさわりだけの授業ではなく、あくまで技術を伝えることを前提とした授業が行われ、ネイルスクールとそん色がないほどの内容のものもあります。

ネイルに興味のある人に、いっそうネイルを楽しんでもらう

芸能人などの華々しい人々や、特別美意識の高い人だけが楽しむおしゃれだったネイルは、今やたくさんの人に愛され身近なものとなりました。
ネイルへの関心は高く、ジェルネイルを自宅で楽しめるような商品もあります。そんな中需要が高まっているのが、ネイルに関するセミナーの開催や、カルチャースクールでのネイルの技術に関する講義です。
手軽に楽しめるからこそ、正しい技術と知識、器具や用材の使用方法などを一般の方に伝えるのも、大切なネイル指導者の仕事です。よりネイルを好きになる、楽しめるような授業が求められます。

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