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ジェルネイル検定初級第二課題の実技試験内容とテーブルセッティングや手順について解説

ジェルを塗布している画像

ジェルネイル検定初級の第二課題は、カラーリングとアートを60分間で完成させる実技試験です。 右手にはジェルネイル、左手にはポリッシュを施し、指定の指にピーコックアートを仕上げる内容となっています。 本記事では、事前審査から最終確認までの流れを具体的に解説。 第二課題事前審査に関する内容や、実技試験の流れやポイントまで、試験に臨む前に知っておきたい情報をまとめました。

この記事の目次

ジェルネイル検定初級実技試験・第二課題の試験内容

項目

内容

試験時間

60分

左手(5本)

ポリッシュカラーリング(赤)

右手(5本)

ジェルカラーリング(赤)+中指のみジェルアート

評価ポイント

仕上がりの均一さ、アートの正確さ、衛生管理

合格基準

実技・筆記ともに80点以上

第31回以降の変更点

モデル同伴またはJNEC認定モデルハンドの使用での受験が可能

ジェルネイル検定初級の第二課題は、左手にポリッシュカラーリング(赤)、右手に赤のジェルカラーリングと、ピーコックアートを施す試験です。試験時間は60分で、カラーの均一さやアートの正確さ、衛生管理が評価されます。
第31回試験以降に関しての、試験時間や施術内容には変更はありません。

ジェルネイル検定初級実技試験のアート課題「ピーコック」とは?

JNA ジェルネイル技能検定試験 実技試験終了後のイメージ画像

ピーコックアートは、孔雀の羽のような模様を描くネイルアートの一種です。ベースカラーの上に複数色のラインを描き、筆で引き延ばすことで曲線や放射状の模様を作ります。

ジェルネイル検定初級の第二課題では、右手中指に赤いジェルカラーを塗布し、その上に赤に映える色でピーコック模様を施します。均一な線や模様の対称性、はみ出しのない仕上がりが評価されるため、色の選び方やラインの間隔、引き延ばし方の正確さが重要です。

ジェルネイル検定初級|第二課題事前審査(10分間)

第二課題に入る前に、まずは10分間の「事前審査」が行われます。ここではテーブルセッティングや用具・用材の準備、衛生管理、モデルの爪の状態などが細かくチェックされます。不備がないように、しっかり準備を整えましょう。

第二課題のテーブルセッティング

以下が第二課題のテーブルセッティングに必要な用具・用材です。

用具・用材

用途・注意点

ペーパータオル

アームレスト手前の施術スペースを覆うサイズでセットする

ライト

ジェル硬化用、使用できるライトは1人1台で向きは自由

アームレスト

ペーパータオルで巻く(ライト代用可:その場合は持参しなくてもよい。ライトをペーパータオルで巻くことは不要。)

コットン類

蓋付き容器を使用(コットン・ワイプ類を同じ容器に入れても可)

消毒剤

消毒用エタノールまたはその他の消毒液

ファイル類

ファイル立てに入れて配置

ウェットステリライザー

消毒剤で変質する容器は使用不可

筆立て

筆類(ジェル筆など)を立てて保管

ポリッシュリムーバー

はみ出しの修正に使用

プレプライマー

爪表面の油分除去に使用

クレンザー

未硬化ジェルの拭き取り用

キューティクルリムーバーまたはキューティクルクリーム

甘皮処理に使用

ベースコート

カラーポリッシュを均一に塗布するために使用

カラーポリッシュ(赤)

左手ポリッシュカラーリング用(赤は2度塗り)

トップコート

ポリッシュ仕上げ用

ベースジェル

ジェルカラーリングのベースとして使用

カラージェル(赤)

右手ジェルカラーリング用(赤は2度塗り)

トップジェル

ジェル仕上げ用

トレイ

用具・用材のみを配置するために使用

ゴミ袋

ゴミを入れる
穴あき・持ち手穴付きは不可

各用具は衛生的に保ち、作業しやすい位置に整えて配置します。利き手や工程の順序を考慮すると、施術中の動きがスムーズになります。

品名ラベルを貼る用具・用材

以下が品名ラベル貼付が必要な用具・用材です。
・ウェットステリライザー
・コットン類
・消毒剤
・ポリッシュリムーバー
・キューティクルリムーバーまたはキューティクルクリーム
・ベースコート/カラーポリッシュ/トップコート
・プレプライマー
・ベースジェル/カラージェル/トップジェル
・クレンザー


品名ラベルは審査項目の一つであり、アルファベットや省略形ではなく、公式名称で記載します。成分表示と重ならない場所に貼り、貼り忘れは減点の対象です。事前にしっかりと準備し、再度確認をしておきましょう。

衛生面における配慮

ジェルネイル検定第二課題の実技では、あらかじめ消毒を済ませた用具や用材を、プラスチックや金属製の容器やトレイに整理し、コットンは蓋付き容器に保管します。

ブラシはテーブルに直置きせずトレイへ置き、ジェルはスパチュラなど衛生的に使える道具で混ぜましょう。ライトに反射板がない場合は下にペーパータオルを敷いて作業します。

ウェットステリライザーの状態

ウェットステリライザーに必要な用具は下記の4点です。
・ウッドスティック
・ピンセット
・キューティクルニッパー
・メタルプッシャー

ウェットステリライザーの底にはコットンやガーゼを敷き、キューティクルニッパーの刃先が浸る程度に消毒用エタノールを注ぎます。ウッドスティックはコットンを巻かずにそのまま入れ、刃先保護パットを使用する際はその上にコットンやガーゼを重ねましょう。
これらの準備に不備があると失格となるため、試験前に必ず確認しておくことが大切です。

第二課題で使用禁止の用具・用材

第二課題で使用禁止の用具・用材は以下の通りです。
・ストーンプッシャー
・セラミックプッシャー
・ネイルマシーン
・光重合で硬化しないUVカット目的のトップコート類
・材料のかくはん用として衛生的措置ができないもの(木製つまようじ、竹串、マドラー、工具など)
・仕上げ用バッファ(シャイナー)
・シャーミー(革製バッファ)
・グリセリン、オイル
・クリーム類、ローション類
・アート用ステッカー(アートシール)
・顔料のみ
・アートポリッシュ・ラメポリッシュ・絵の具
・温度調整剤(カイロ等)
・ドットペン(マーブルツール)
・その他規定外の用具・用材

禁止されている用具・用材を持ち込み、セッティングしてしまうと失格対象となります。特にジェル検定では、ポリッシュ用のUVカットトップコートや、衛生管理が難しい木製・革製の用具を誤って準備しないよう注意が必要です。試験前に必ずリストを確認し、規定内の用具だけを準備しましょう。

モデルの爪・JNEC認定モデルハンドの状態確認

第1課題免除者は「モデルの爪」または「JNEC認定モデルハンド」を、第1課題の終了時と同じ状態にしておく必要があります。

「モデル同伴する場合」
モデルの爪は事前にネイルケアを済ませ、形をラウンドに整えます。甘皮処理や爪表面のケアも完了していることが条件です。試験会場に入ってからは、試験開始まで一切手を加えることはできません。

「認定モデルハンドを使用する場合」
認定ネイルチップを10本すべて正しく装着し、形をラウンドに整えておきます。装着不備や形状の違反は審査対象となり「認定ルースキューティクル」の貼付は不要です。会場内での修正もできないため、必ず事前に整えて持ち込みましょう。

ジェルネイル検定初級|実技試験・第二課題「カラーリング・アート(60分)」手順

第二課題は制限時間60分で行う実技試験です。右手にジェル、左手にポリッシュを施し、指定指にはアートを作成します。工程を正確に進め、時間内に仕上げることが合格の鍵です。

【手順1】手指消毒

すべての実技試験は、必ず手指消毒から始まります。まず自分の手を清潔に整えるため、コットンに消毒液を含ませて手のひらから甲、指の間、指先まで丁寧に拭き取りましょう。続いて新しいコットンを用い、モデルの両手も同じように消毒します。1枚を繰り返し使うのは不衛生とみなされるため、必ず交換をしましょう。

検定中に無駄な動きを避けるため、コットンを取りやすい位置に準備したり、拭き取る順番をあらかじめ決めておいたりすると、消毒の精度を保ちながら時間短縮にもつながります。

【手順2】右手のサンディング

サンディングをしている画像

サンディングには、スポンジバフを使用し、モデル右手の爪表面全体が白くくもる程度に、軽くサンディングを行います。往復がけや削りすぎると爪を傷めるため、力を入れず均一に動かすことが大切です。

サンディング不要のジェルを使用する場合でも必要な工程で、ハンドモデルを使用している場合でも、実際の手のように丁寧に扱わないと、減点対象になるため注意をしましょう。

【手順3】右手のダストオフ&油分除去(プレプライマー)

サンディング後は、削りカスや爪表面の油分・水分をしっかり取り除くことが大切。ワイプにプレプライマーを含ませ、右手の爪表面を1本ずつ丁寧に拭き取ります。ジェルの浮きを防ぎ、密着を高めるためには、拭き残しのない均一な処理が欠かせません。

コットンは毛羽が残りやすく試験では不向きなので、ワイプを使用するのが安心です。必ず新しい面を使って処理することで、仕上がりの美しさと合格につながります。

【手順4】右手にベースジェルを塗る→硬化

ジェルネイル技能検定試験にてベースジェルを塗るイメージ画像

右手にベースジェルを塗布します。時間配分を考えて、自分がやりやすい方法で進めましょう。ベースを塗る際はエッジを軽くコーティングしてから、表面に薄く均一に広げ、キワまで丁寧に塗布します。
ベースはカラーの仕上がりに大きく影響するので、焦らずきれいに塗ることがポイントです。キワまでしっかり塗れていないと後のカラージェルが塗りにくく、仕上がりに影響します。先端に溜まりがないか確認をしてからライトで硬化しましょう。

【手順5】左手の油分除去(プレプライマー)

左手の爪表面を清潔に整えるため、ワイプにプレプライマーを含ませて、油分をしっかり除去しましょう。

【手順6】左手にベースコートを塗る

左手にはポリッシュ用のベースコートを塗布していきます。

ジェルネイル技能検定試験にてポリッシュのベースコートをエッジに塗るイメージ画像

エッジから塗っていき、中央、サイドの順番で、厚塗りにならないよう筆のストロークをそろえて均一に塗っていきます。

ジェルネイル技能検定試験にてベースコートを塗るイメージ画像

丁寧に塗られたベースは全体の完成度を高めるポイントとなるので、焦らずに塗っていきましょう。

【手順7】右手にカラージェルを塗る(1回目)→硬化

ジェルネイル技能検定試験にてカラージェルを塗るイメージ画像

右手に一度目のカラージェルを塗布していきます。筆のストロークをそろえてムラを防ぎ、厚みを抑えて均一に塗布しましょう。筆はクリア用とカラー用を使い分けると、作業がスムーズです。
はみ出しは硬化前に修正できますが、時間がかかるため最初からはみ出さないように塗ることがポイントです。ジェルはメーカーごとに粘度や流れやすさが異なるため、必要に応じて仮硬化を挟むなどしながら調整しましょう。

【手順8】左手にカラーポリッシュを塗る(1回目)

ジェルネイル技能検定試験にてカラーポリッシュをエッジに塗るイメージ画像

モデルの左手を返し、先端エッジを薄くコーティングしてから表面にカラーポリッシュを塗布します。

ジェルネイル技能検定試験にてカラーポリッシュを塗るイメージ画像

筆の動きは中央から左、右の順で、力を入れず軽いストロークを意識しましょう。

1度目の塗布では表面のムラは気にせず、ラインを丁寧に整えることが大切です。キワがガタつかないように塗り、はみ出しのない仕上がりを意識しましょう。ポリッシュは粘度や状態が悪いと塗りにくいため、状態の良いものを準備しておくことも大切なポイントです。

【手順9】右手にカラージェルを塗る(2回目)→硬化

2度目のカラージェル塗布では、発色と仕上がりの均一さを整えることが目的です。1度目で作ったラインを崩さないように、同じストロークで重ねていきましょう。ムラや厚みの偏りが出ないよう、筆圧をかけず均一に伸ばすことが大切です。

先端に溜まりが出たらブラシで軽くならし、数秒待つとセルフレベリングによって、仕上がりが安定します。ジェルが皮膚やキワにはみ出した場合は硬化前に必ず修正。すべての指を仕上げたらライトで規定時間しっかり硬化し、カラーの定着を確認します。

【手順10】左手にカラーポリッシュを塗る(2回目)

2度目のカラーポリッシュ塗布では、発色を整え、ムラのない仕上がりを目指します。爪の中央から左、右の順にストロークをそろえて均一に塗布。1度目で整えたラインを崩さず、キワや先端まで丁寧に仕上げることがポイントです。
厚塗りはヨレや乾き残りの原因になるため、力を抜いて薄く均一に重ねます。仕上げの完成度が合否を左右する工程なので、焦らず丁寧に仕上げましょう。

【手順11】右手中指にジェルアート(ピーコック)→硬化

ジェルネイル技能検定試験にてピーコックアートを施すイメージ画像

右手中指にジェルアート「ピーコック」を施します。ピーコックアートは硬化前のジェルを細筆で引き、孔雀の羽のような模様を作る技法です。デザインは3色以上を使うと印象的に仕上がり、特に白やパステル系のカラーは赤に映えて鮮やかさが際立ちます。

ラインに使うカラージェルは、分離や発色不良を防ぐため事前に撹拌しておき、流れにくい硬めのテクスチャーのジェルを選ぶと作業が安定します。

はじめに爪全体にクリアジェルを薄く塗布するとカラーが引きやすくなりますが、必須ではないので自分のやりやすい方法で進めましょう。

ピーコックアートを施す際は必ず筆で描き、シールの使用は禁止です。ラメ、ラインストーン、ホログラムは使用できるため、時間配分を考えながら華やかなアートを作成しましょう。模様がバランスよく整ったらライトで規定時間しっかり硬化します。

【手順12】右手にトップジェルを塗る→完全硬化

ジェルネイル技能検定試験にてトップジェルを塗るイメージ画像

右手にトップジェルを塗布し、爪先のエッジまでしっかりコーティングします。厚みの偏りがないか横から確認し、必要に応じて数秒置き、セルフレベリングで表面を自然に整えましょう。溜まりなどがないかしっかり確認して、ライトで完全硬化させて仕上げます。

【手順13】左手にトップコートを塗る

ジェルネイル技能検定試験にてトップコートを塗るイメージ画像

左手にトップコートを塗布します。筆圧をかけないようにして、均一に仕上げましょう。爪の表面からエッジまで丁寧にコーティングし、ムラのない艶を出すことがポイントです。塗布後は乾燥に時間がかかるため、モデル同伴の場合は、触れて表面を傷つけないよう注意を促しましょう。

【手順14】拭き取り

ジェルネイル技能検定試験にて未硬化ジェルを拭き取るイメージ画像

硬化が完了したら、未硬化ジェルを拭き取ります。ノンワイプタイプのジェルを使用している場合でも、試験では拭き取りは必須です。拭き忘れは失格の対象となるため、最後の仕上げ工程として確実に行いましょう。

【手順15】確認、修正

時間内に全ての工程が完了したら、最終確認を行いましょう。左手のポリッシュにムラやはみ出しがないか、ジェルの吹き残しなどがないかを確認し、全体の艶や仕上がりをチェックします。テーブル周りを整え、試験終了に備えましょう。

ジェルネイル検定初級第二課題に関するよくある質問

ジェルネイル検定初級のピーコックアートで使用できる色を教えて下さい。

ジェルネイル検定初級では、JNA(日本ネイリスト協会)が定める「ジェルネイル技能検定試験・指定商品リスト」に記載されたブランドのジェルの使用が必須です。
ベースカラーの赤に映える白を基調に、ピンクやブルー、ラベンダーといった明るい色を組み合わせると、コントラストが出て華やかに仕上がります。ラメやホログラムを加えることで、さらに印象的なデザインにすることも可能です。

ジェルネイル検定初級の筆記試験はどんな内容が出ますか?

ジェルネイル検定初級の筆記試験は30分間のマークシート方式で行われます。内容は、衛生と消毒、爪の構造や皮膚科学、爪の病気やトラブルなどの生理解剖学、ネイルケアやジェルネイルの手順に関する基礎知識が中心で、ジェルネイルに関する基本的な理解も問われます。
筆記用具は鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB)と消しゴムが必須で、ボールペンやサインペンは使用できないので注意しましょう。

ジェルネイル検定初級は独学でも合格できますか?

ジェルネイル検定初級は、独学でも十分に合格を目指せるレベルの試験です。基礎的なジェルネイルの知識や技術が中心となるため、教材や動画を活用して練習すれば合格は可能です。ただし、独学では正しい知識や技術が身につきにくく、疑問をすぐに解決できない点やモチベーションの維持が難しい点がデメリットです。
ネイルスクールに通えば、講師から直接指導を受けられるうえに試験対策や技術チェックもしてもらえるため、安心して受験準備を進められるでしょう。

ジェルネイル検定初級の試験勉強をするならアフロートネイルスクールで

ジェルネイル検定初級は、ジェルネイルの基礎知識と基本的な技術を問う試験で、独学でも挑戦は可能ですが、効率的かつ確実に合格を目指すならスクールに通うのがおすすめです。

特にアフロートネイルスクールでは、JNA認定校として試験に直結したカリキュラムを提供。独学では不安になりがちな仕上がりチェックや、時間配分の練習などをサポートします。さらに最新の検定情報や合格のためのポイントも押さえられ、安心して試験に臨むことができます。検定合格を確実にしたい人は、ぜひアフロートネイルスクールで学び、プロへの一歩を踏み出しましょう。

ネイリストを目指すなら!アフロートネイルスクールdouble_arrow

この記事の監修者

神宮 麻実

神宮 麻実

アフロートネイルスクール学院長

多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。