グラデーションネイルのやり方とコツ・応用デザインを覚えよう

爪先から爪の根元にかけて、緩やかに色が変化していくグラデーションネイル。その自然な美しさから、セルフネイルでもマスターしておきたい定番デザインの一つですよね。
しかし、そのグラデーションをきれいに出すためにはコツがいるため、ネイル初心者の方は失敗してしまいがちです。
そこで本記事では、タイプ別のグラデーションネイルのやり方とコツ、応用デザインのやり方などをご紹介します。

実は簡単！？爪が伸びてもきれいなグラデーションネイル

グラデーションネイルは、爪先から爪の根元にかけて色の濃淡や色合いが変化していく幻想的なデザインです。シンプルでありながらも上品かつ華やかな印象を与えるため、世代を問わず人気の高いデザインとなっています。
また、根元をクリアな色合いにするデザインがほとんどなので、爪が伸びて自爪が見えても気になりづらい傾向にあります。

セルフネイル初心者は「グラデーションは難しい」と思いがちですが、実はちょっとしたコツさえ押さえれば簡単にきれいなグラデーションネイルができます。アレンジデザインも豊富なので、基本的なやり方から応用デザインのやり方までチェックしておきましょう。

グラデーションネイルに必要な用具・用材と下準備

グラデーションネイルに必要な用具・用材と下準備は以下の通りです。セルフネイルでグラデーションに挑戦するために、準備しておきましょう。

必要な用具・用材

グラデーションをつくるためには、まずは以下の道具を準備しましょう。

（表）グラデーションネイルに必要な道具

カラージェルはマットではなく、シアー感の強いタイプを選びましょう。色が濃く透け感のないものだと、グラデーションがつくりづらい傾向にあります。ラメ入りタイプもおすすめです。。

下準備

グラデーションづくり成功のためには、カラーを塗る前の下準備が欠かせません。甘皮処理などを丁寧に行い、爪の表面を磨いて整えてベースジェルを塗りましょう。下準備をしっかりしていればネイルの発色がよくなり、仕上がりがきれいになります。

タイプ別・グラデーションのやり方

一言で「グラデーションネイル」といっても、爪先にかけて色が濃くなるデザインや根元にかけて色が濃くなるデザインなどがあります。以下では、基本のグラデーションをはじめ、ラメグラデーションや逆グラデーションのやり方をご紹介します。ョンの場合と、逆グラデーションの場合についても解説していきます。

基本のグラデーション編

基本的なグラデーションのやり方は以下の通りです。

(1)ベースジェルを塗る

爪の下準備を終えたら、ベースジェルを塗布します。自爪にしっかりと密着するように塗布したら、ライトで硬化させましょう。

(2)爪の先端にカラージェルを塗る

爪の先端、爪の半分あたりから爪先にかけてカラージェルを塗布します。厚く塗布しすぎると爪先が重い印象になってしまうため、薄めに塗っていきましょう。

(3)なじませて硬化する

カラージェルを塗布した筆をペーパータオルできれいにしたら、境目を筆でなぞってなじませます。なじませづらい場合は、クリアジェルをつけた筆でぼかしていくのがおすすめです。全体がなじんだらライトで硬化します。

(4)再度爪の先端にカラージェルを塗る

もう一度爪の先端、カラージェルを塗布した箇所のさらに半分上の位置からカラージェルを塗布します。塗布する箇所を狭くすることで濃淡をつくることができます。再び境目をぼかして、なじんだらライトで硬化させてください。

(5)トップジェルを塗り硬化する

仕上げにトップジェルを塗って硬化させます。未硬化ジェルが出る場合は、拭き取って完成です。

ラメグラデーション編

ラメグラデーションも基本のやり方とほとんど同じです。

(1)ベースジェルを塗る

爪の下準備を終えたら、ベースジェルを塗布して硬化させます。未硬化ジェルは拭き取らないでください。

(2)爪の先端〜中央部にラメを乗せる

アルミホイルなどの上に透明なジェルを取り、そこへラメを加えて混ぜます。もともとラメが入っているジェルを使用しても問題ありませんが、容器の底にラメが沈んでいることがあるため攪拌しておきましょう。
ラメ入りジェルを爪の半分から上に薄く塗布します。

(3)1層目を硬化する

ラメ入りジェルとベースジェルの境目をぼかして、なじんだらライトで硬化します。

(4)爪の先端に2度目のラメを塗る

硬化したらもう一度爪の先端にラメを取って乗せていきます。(2)のときは中央部分から爪先へかけて塗布しましたが、今度は先端のみに塗布するのがポイントです。(2)と同じところまで塗ってしまうとグラデーションにならないため注意しましょう。
なじませたらライトで硬化させます。

(5)爪の先端に3度目のラメを塗る

硬化したら、(4)のときよりもさらに狭い先端部分にラメを乗せます。少し多めに取ると先端部分が濃くなり、グラデーションがきれいに出ます。全部塗れたら硬化させます。

(6)トップジェルを塗り硬化する

最後にトップジェルを塗って、硬化させたら完成です。未硬化ジェルは拭き取って仕上げましょう。

逆グラデーション編

逆グラデーションネイルは、爪の根元に向かって色が濃くなるデザインです。やり方としては基本のやり方とほとんど同じで、逆方向にカラージェルを塗布していきます。
逆グラデーションではジェルが根元に溜まりやすい傾向にあるので、小さな筆を使ったり、少しずつ塗り進めたりするのがおすすめです。

こんなやり方も！スポンジを使ったグラデーション

上記ではジェルネイルを使ったグラデーションのやり方をご紹介しましたが、マニキュアの場合はジェルネイルよりも色が混ざりにくい性質があるため、グラデーションをつくるのが難しいとされています。しかし、スポンジを使えば初心者でも簡単にグラデーションがつくれるようになります。
マニキュア派の方は、以下の方法もチェックしておくとよいでしょう。

マニキュアでグラデーションをつくる手順

マニキュアでグラデーションをつくる手順は以下の通りです。

(1)ベースコートを塗る

まずは通常通り、甘皮処理などを済ませたらベースコートを塗布してしっかり乾かします。

(2)スポンジにカラーを付けてポンポン叩く

次に、適度な大きさへスポンジをカットして、スポンジの上にカラーを乗せていきます。カラーをつけたスポンジを爪の上に乗せて、ポンポンと軽く叩くようにして色を付けていきます。このとき、きれいなグラデーションになるようにカラーを乗せる位置に注意しましょう。
また、この段階では発色はあまり気にせず、薄く付けていく程度で問題ありません。

(3)爪の先端部分へカラーを乗せる

続いて、爪の先端部分に、カラー本来の濃い色のマニキュアを塗ります。位置としては先端から3分の1程度まで塗りましょう。

(4)境目をスポンジでぼかす

(2)と(3)の境目がはっきり出てしまっている場合は、(3)で乗せたマニキュアとの境目を、スポンジでポンポンと叩くようにしてぼかします。表面がデコボコするのが気になるかもしれませんが、この段階ではそのままでも問題ありません。

(5)グラデーションが乾く前にトップコートを塗る

最後に、トップコートを塗布していきます。きれいに仕上げるポイントは、グラデーションが乾く前にトップコートを塗ることです。デコボコの表面がトップコートを塗ることでちょうどいい具合になだらかになり、美しいグラデーションをつくることができます。

グラデーションネイルのコツ

いざ施術をしてみると、きれいなグラデーションにならないこともあるでしょう。
そのような場合は、以下の方法を試してみるのがおすすめです。

ラメ入りジェル・シアーカラージェルを選ぶ

カラージェルのなかでも、ラメ入りジェルやシアーカラーはムラが気になりづらく、グラデーションがつくりやすい傾向にあります。もし濃い色合いのカラージェルを使っている場合は、ラメ入りジェルやシアーカラージェルを使ってみましょう。

クリアジェルを混ぜる

濃いカラージェルしか持っていないという場合は、カラージェルにクリアジェルを混ぜてみましょう。そうすることでカラーが薄くなり、シアーカラージェルとして使うことができます。
重ねるたびにカラージェルとクリアジェルの量を変えることで、よりコントラストの美しい仕上がりになるでしょう。

グラデーションネイルの応用デザインのやり方

グラデーションネイルは先述した一般的なデザインと逆グラデーションだけではありません。グラデーションの技術を応用したさまざまなデザインがあります。グラデーションネイルと逆グラデーションネイルに飽きてきたら、以下でご紹介する応用デザインにも挑戦してみましょう。

チークネイル

チークネイルとは、メイクのチークのようなデザインで爪の真ん中にかけて色が濃くなるデザインです。血色感のあるピンク系やコーラル系が人気な傾向にありますが、寒色も爽やかなイメージがありきれいに仕上がります。
セルフでチークネイルに挑戦する場合は、メイク用スポンジやアイシャドウチップを使って真ん中にぼやっと色を重ねていきましょう。

ベイビーブーマー

グラデーションネイルはクリア×カラーが基本ですが、ベイビーブーマーはベージュ系やピンク系カラーとホワイトを組み合わせたグラデーションかつ、チークネイルのように真ん中にかけて色が濃くなるデザインです。まるで赤ちゃんのようなやさしい雰囲気になることから、ベイビーブーマーと呼ばれています。

ニュアンスネイル

ニュアンスネイルとは、爪先や根元のどちらかに向かって濃淡をつけるのではなく、爪全体に濃淡をいくつもつくるデザインです。
クリア系ベースにいくつか濃いカラーを重ねて、境目をクリアジェルでぼかしていきます。ラメや金箔などを重ねるのもおすすめです。

グラデーションネイル上級者を目指したい方へ

セルフでは難しいと思われがちなグラデーションネイルですが、今回ご紹介した方法でポイントを押さえれば、初心者でも簡単に仕上げられます。
しかし、ネイル初心者の方のなかには「何度練習してもうまくいかない……」「もっと応用デザインを学びたい！」という方もいるでしょう。そのような場合は以下の方法で技術を磨き、上級者を目指すことを考えてみてもよいかもしれません。

資格を取得する

ネイル技術を磨き実力を証明するためにも、資格を取得するという方法があります。資格の学習を進めるなかでネイルに関するさまざまな知識と技術が身につくため、グラデーションネイルの上達にもつながるでしょう。さらに、資格を取得することで、趣味だったネイルを仕事にすることも可能になります。ネイルの資格にはネイリスト検定やジェルネイル検定などさまざまな種類があるため、1番難易度の低い試験から順番に取得していきましょう。

ネイルスクールで効率的に学ぶ

独学での技術力アップには限界があるため、本格的にネイルを勉強するなら、ネイルスクールに通うのがおすすめです。ネイルスクールでは技術と知識を兼ね備えた講師から、直接指導を受けることができます。ネイルスクールによってサポート内容や授業内容、授業料、授業形態などが変わるので、自身にぴったり合ったネイルスクールを選ぶことが大切です。

アフロートネイルスクールでは、ネイリストとしてすぐに活躍するための技術が身につけられるので、興味のある方はぜひ入学をご検討ください。

グラデーションネイルのやり方を学ぶならアフロートネイルスクールへ

グラデーションネイルは比較的簡単なデザインのため、セルフネイル初心者でもコツさえ掴めば上手に仕上げることができます。一般的なグラデーションのほか、逆グラデーションやチークネイルなどさまざまな応用デザインもあるため、ぜひチャレンジしてみましょう。

アフロートネイルスクールは、人気サロン「アフロート」のネイル専門スクールです。初心者向けのコースやセルフネイルを学びたい方向けのコース、検定対策コースなどさまざまなコースを設けているため、自分のレベルや目標に合わせて選択することができます。グラデーションネイルについても学べるので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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