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ネイルサロン衛生管理士とは?合格率・難易度と試験内容や更新について解説

ネイルケアをしている手元の画像

ネイルサロン衛生管理士とは、安全で清潔なサロン運営を行ううえで求められる、衛生管理に関する基本的な知識を身につけられる資格です。
本記事では「ネイルサロン衛生管理士って本当に必要?」「試験は難しいのかな?」と、ネイルサロン衛生管理士の資格取得に興味がある方に向けて、ネイルサロン衛生管理士のメリットや取得方法、試験の流れ、更新手続きなどを解説します。

この記事の目次

ネイルサロン衛生管理士とは

ネイルケアの施術中の画像

ネイルサロン衛生管理士とは、日本ネイリスト協会(JNA)が制定した「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」に基づき、衛生管理の正しい知識を身につけた証として認定される資格です。
ここでは、この資格が何を示し、どんな方におすすめなのか、実際にネイルサロンで働くうえで、必要な資格なのかということについて解説します。

衛生管理について正しい知識を持つことを示す資格

ネイルサロン衛生管理士は、サロンでの衛生管理について正しい知識を持っていることを示す資格です。感染症を防ぐための器具の消毒や店内の換気、施術スペースや備品の清掃、スタッフが感染症にかかっていないかを確認しトラブルを未然に防ぐなど、サロン全体の衛生を保つための知識を学びます。

ネイルサロン衛生管理士の資格を取得することで、衛生面にしっかり配慮しているサロンだと示すことができ、お客様に安心して通ってもらえる環境を整えることができます。

独立やネイルサロン開業を考える方なら取得したい資格

独立やネイルサロンの開業を考えている方にとっては、技術だけでなく、衛生管理への意識をしっかり示すことが重要です。

ネイルサロン衛生管理士の資格試験内容は、日本ネイリスト協会が定めた「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」や厚生労働省の「ネイルサロンにおける衛生管理に関する指針」にも沿っており、信頼されるサロンをつくるために欠かせない資格になっています。

独立や開業を目指す方にとっても衛生管理士の資格は必要といえるでしょう。

ネイルサロンで働くネイリストは資格取得しなくていい?

ネイルサロンで働くために、ネイルサロン衛生管理士の資格は必須ではありません。ですが、プロのネイリストとして働くうえで、施術に使う器具の消毒や店内の衛生環境など、衛生管理の知識が求められる場面は多くあります。

ネイルサロン衛生管理士の資格を取得しておくことで、衛生面に配慮している姿勢を伝えることができ、サロン側やお客様からの高い信頼にもつながります。こうした意識の高さがお客様の安心感を生み、リピーターの獲得にも役立つでしょう。

ネイルサロン衛生管理士を取得する5つのメリット

ネイルサロン衛生管理士を取得する5つのメリットを書いた画像

ネイルサロン衛生管理士の資格は、単なる肩書きではなく、ネイリストとしての信頼性を高める重要な要素です。とくに衛生面への意識が求められるこの業界において、正しい知識と姿勢を証明できる点は大きな強みとなります。ここでは、資格を取得することで得られる5つの主なメリットについて紹介します。

1.衛生管理について正しい知識が得られる

ネイルサロン衛生管理士の資格を取得することで、施術に必要な器具の消毒方法や施術スペースの清掃、店内の換気、スタッフの健康管理など、サロン運営に欠かせない衛生管理の知識が身に付きます。

厚生労働省が示す「ネイルサロンにおける衛生管理に関する指針」は、内容が細かく、文章だけでは理解しづらいと感じる方も少なくありません。資格を得るには、講習を通じて具体的な内容を実践に落とし込みながら学べるため、現場での対応力も高められます。

2.お客様から信用・信頼を得ることができる

ネイルサロン衛生管理士の資格を取得しているネイリストは、衛生管理への意識が高いことがお客様にも伝わりやすく、清潔な環境で施術を受けられるという安心感を与えられるでしょう。特に初めて利用するサロンでは衛生面を気にするお客様も多く、資格の有無が信頼につながることも少なくありません。施術道具の扱いや店内の清潔さに配慮している姿勢が伝わることで、お客様に不安を与えず、衛生意識が高いサロンとして認識されやすくなります。

3.就職・転職活動でのアピールになる

ネイルサロン衛生管理士の資格は、就職や転職の場面で評価されやすい要素のひとつです。
特に衛生面への取り組みを重視するサロンでは、資格の有無が採用の判断材料になる場合もあります。たとえ実務経験が浅くても、正しい衛生管理の知識の証明ができることは、面接で良い印象を与えられるでしょう。

また、人材を募集する際、教育にかかる負担をできるだけ軽減したいと考えているサロンでは、資格の有無が選考に影響することも多いです。
サロン側に安全で清潔な施術環境を提供できる人材としてアピールできれば、就職や転職活動を進めるうえで大きな強みになります。

4.JNA認定ネイルサロンを運営するための条件のひとつ

JNA認定ネイルサロンとは、衛生・技術・接客の3つの面で、日本ネイリスト協会から一定の基準を満たした信頼性の高いサロンを意味します。

JNA認定ネイルサロンを運営するためにはいくつか条件があり、そのひとつが、衛生管理責任者として、ネイルサロン衛生管理士の資格を持つ者を、1店舗に1名配置することです。そのため、将来的に認定サロンで働くことを目指す方や、就職・転職活動で衛生意識の高さをアピールしたい方にとって、ネイルサロン衛生管理士の資格は大きな強みになるでしょう。

5.独立開業の時に有利になる

ネイルサロン衛生管理士の資格は、独立開業を目指す際にも強みとなる資格です。店舗を構えるうえで、お客様が安心して来店できる環境づくりは欠かせないため、衛生面への配慮をすることは、お客様への信頼の証となります。

上記の内容でも少し触れましたが、将来的にJNA認定ネイルサロンでの運営を視野に入れている場合には、資格保持者の在籍は必須条件です。開業前に資格を取得しておくことで、必要な要件を満たしやすくなります。スムーズな認定申請や安定した運営につなげるためにも、早めの取得を検討するとよいでしょう。

ネイルサロン衛生管理士の難易度や合格率は?

資格取得と書かれたメモとペンの画像

ネイルサロン衛生管理士の資格試験は、当日の講習受講後に筆記試験が実施されます。
合格率は公式には公表されてはいませんが、100点満点中80点以上で合格です。講習で試験範囲の内容が丁寧に解説され、出題範囲も限定されているため、難易度は比較的低いと予想されています。

過去問対策や事前学習が不要な点も、受験のハードルを下げています。講習内容をしっかり聞けば十分対応できるため、実務経験が浅い方やネイルの勉強を始めたばかりの方でも安心して受験できます。

ネイルサロン衛生管理士の資格を取得するには

資格取得を表す、ノートやメガネやペンの画像

ここではネイルサロン衛生管理士の資格を取得するために、受講資格や受講料などについて解説します。

受講資格

ネイルサロン衛生管理士の受講資格は、18歳以上であれば誰でも申し込めます。サロンでの実務経験は問われず、未経験者やネイル初心者でも受講可能です。
また、18歳未満の方でも理美容専門学校やネイルスクール在校生、卒業生であれば参加することができます。

受講料(受験料)

ネイルサロン衛生管理士の受講料は、一般が11,000円(税込)。JNA会員やスクール在校生、卒業生は6,600円(税込)です。料金にはテキスト代・認定証やバッジの交付手数料が含まれています。オンライン開催では別途送料がかかる場合があるため、事前に主催校に確認しておくと安心です。

開催のスケジュール

ネイルサロン衛生管理士講習会は、全国のJNA認定校で毎月開催されており、オンライン形式にも対応しています。都市部だけでなく地方でも定期的に実施されており、開催頻度が高いのが特徴です。
申し込みの締め切りは、試験日の約3〜4週間前に設定されていますが、定員に達した時点で募集が終了する場合もあります。受講希望の場合は、JNA公式サイトで最新の試験日やスケジュール、空席状況を早めに確認しておくと安心です。

資格試験の申込み方法

ネイルサロン衛生管理士講習の申し込みは、JNA公式サイトまたは主催する認定校の申し込みフォームから行います。希望日程と会場を選択し、必要事項を入力して送信します。受講票は講習日の一週間前までに郵送で届きます。

また、申し込み方法や支払い手順、申込締切日は主催校によって異なるため、各校の案内を必ず確認しておきましょう。

ネイルサロン衛生管理士の試験当日の流れと講習内容

スクールでネイルサロン衛生士の勉強をしている女性

ネイルサロン衛生管理士の資格は、講習と筆記試験を同日に実施する形式で取得します。

安心して受講に臨むためには、あらかじめ全体の流れを把握しておくことが重要です。ここでは試験当日のスケジュールや講習内容、合格基準について解説します。

試験当日の流れ

講習会当日は、まず180分程度の理論講習が行われ、その後20分間の筆記試験に進みます。試験は講習内容に基づいた択一式で構成されており、終了後には講師による解説とまとめの時間があります。

採点はその場で行われ、合格すると認定証とバッジが交付されるなど、講習から試験、結果発表までを1日で完結できる点が特徴です。事前の学習は不要ですが、筆記用具や本人確認書類など、必要な持ち物は事前案内で確認しておくと安心です。

JNA衛生管理士講習会の内容

JNA衛生管理士講習会では、ネイルサロンに必要な衛生管理の基本を学びます。器具の洗浄や消毒方法、消毒薬の種類と使い方、皮膚疾患や出血時の対応など、サロンで実際に役立つ知識が中心です。
また、JNAの衛生管理自主基準や、厚生労働省の「ネイルサロンにおける衛生管理に関する指針」に基づいた内容で構成されており、正しい衛生意識を身につけることができます。

筆記試験の合格基準

ネイルサロン衛生管理士の試験は、講習当日のカリキュラム終了後に筆記試験が実施されます。出題形式は四択式で全20問、合格基準は100点満点中80点以上です。

試験範囲は講習内容に基づいており、事前に特別な学習をしていなくても、当日の講義をしっかりと受けていれば十分に合格できる内容です。試験終了後にはその場で採点が行われ、合否の結果も当日中に通知されます。

ネイルサロン衛生管理士はオンラインでも受講可能

ネイルサロン衛生管理士の資格は、対面だけでなくオンライン形式でも取得が可能です。自宅で講義を受けたあと、講習内容に基づいた筆記試験が実施されます。

受講中はカメラを常時オンにし、顔が映る状態を維持する必要があり、一定時間の中断やカメラオフが続くと欠席扱いになります。事前に通信状態を確認し、受講中に接続が切れることがないよう注意してください。

他にもテキストや認定証の送付費用が加わるため、対面よりも受講料が高くなります。また、オンライン講習を実施していない認定校も存在するため、事前に実施校へ確認しておくと安心です。

ネイルサロン衛生管理士試験で不合格になったら

ネイルサロン衛生管理士試験で不合格となった場合でも、当日中に補習を受け、その後すぐに再試験へ進めます。試験は講習直後に実施され、出題内容も講義に沿って構成されているため、受講中に要点をしっかり理解しておくことが重要です。

補習では理解が不十分だった箇所を復習できるため、落ち着いて臨めば再試験に合格することができるでしょう。

ネイルサロン衛生管理士の資格更新のし忘れに注意!

資格更新を表す、「更新」と書かれたノートと鉛筆の画像

ネイルサロン衛生管理士の資格には有効期限があり、取得年を含めた3年目の12月末までに継続手続きが必要です。更新は一度限りで、手続きを済ませれば「永続認定」となり、それ以降の更新は不要になります。期限を過ぎると資格は失効となり、再度講習会を受講しなければならなくなるため、余裕を持って準備することが大切です。

継続手続きの時期が近づくと、日本ネイリスト協会から案内ハガキが送付されます。記載された認定番号とパスワードを使い、専用ページにログインして手続きを進めます。更新費用は、JNA個人正会員が1,100円(税込)、一般会員が2,200円(税込)、非会員が3,300円(税込)です。手続きが完了すると、新たに永続認定証とバッジが届きます。

ネイリストになるために取得しておきたい資格

ネイルケアをしている手元の画像

ネイリストとして活躍するには、一定の技術力や知識を証明できる資格を取得しておくことが重要です。実際にサロンで働く際や就職活動の場面では、どの資格を持っているかが評価の対象となることもあります。
ここでは、ネイル業界で広く認知されている代表的な資格「JNECネイリスト技能検定試験」と「JNAジェルネイル技能検定試験」について、それぞれの特徴や取得するメリットを解説します。

JNECネイリスト技能検定試験

JNECネイリスト技能検定試験は、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが主催する全国的に認知度の高い資格です。3級・2級・1級の3段階に分かれ、各レベルで求められる技術や知識の範囲が広がっていきます。

基礎的なネイルケアから応用的なスカルプチュアまで、現場で使える実技力が試験では問われます。ネイル業界ではこの資格が技術水準を示す目安として扱われることが多く、就職や転職を有利に進めるためにも取得したい資格です。

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JNAジェルネイル技能検定試験

JNAジェルネイル技能検定試験は、日本ネイリスト協会が主催するジェルネイルに特化した検定で、初級・中級・上級の3段階があります。各級ごとに施術の精度や知識の理解度などが問われます。ジェルネイルは多くのサロンで導入されているメニューであり、検定合格によって技術を公的に証明できる点が大きなメリットです。

採用の際に取得状況を重視されることもあるため、働きたいサロンの要件に合わせて段階的に取得しておくと、就職やキャリアアップに役立ちます。

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ネイルサロン衛生管理士に関するよくある質問

ネイルサロン衛生管理士の試験前に勉強した方がいいですか?


事前の勉強は必須ではありませんが、ネイルサロンでの実務経験がない方は、基本的な用語や衛生知識を軽く確認しておくと安心です。講習では試験範囲が丁寧に解説されるため、内容を聞き逃さずに集中すれば、未経験者でも理解しやすい構成になっています。
ただし、参加者の多くはネイリスト経験者であるため、講習の進行についていけるよう、可能な範囲で予習しておくのもよいでしょう。

ネイルサロン衛生管理士用のテキストはどこで購入できますか?

ネイルサロン衛生管理士の講習で使われるテキストは、事前に購入したり、単体で入手したりすることはできません。教材は講習当日に配布される資料が、テキストとして使用されます。
そのため、事前に内容を確認することはできず、講習当日は配布された資料をもとに、講師の説明をしっかり聞きながら理解を深めることが求められます。

ネイルサロン衛生管理士の過去問どこで買えますか?

ネイルサロン衛生管理士の試験には過去問題集の配布や販売はありません。出題は、講習当日に配布される資料の内容をもとに行われるため、事前に問題を確認することはできません。
ネイルサロン衛生管理士は過去問で対策する形式ではないため、当日は講義のポイントを聞き逃さないように意識し、理解を深める姿勢が重要です。

ネイルサロン衛生管理士の資格について、履歴書への書き方を教えてください

ネイルサロン衛生管理士の資格は、履歴書の「免許・資格」欄に正式名称で記載します。たとえば「JNAネイルサロン衛生管理士 取得」と記載するのが一般的です。

まだ取得していない場合は「〇年〇月 取得予定」、勉強中であれば「取得に向け勉強中」と書くことで、前向きな姿勢や意欲をアピールできます。履歴書の資格欄は採用側にとってスキルや学習意欲を判断するポイントになるため、空欄にせずできるだけ記入しましょう。

ネイルサロン衛生管理士の資格を取得してお客様に安心感を

ネイルサロン衛生管理士の資格は、衛生管理に関する正しい知識を持つ証明にもなる資格です。資格があることで、採用条件をクリアできるだけでなく、衛生管理に対する姿勢やプロ意識を示すことにもつながります。

これから本格的にネイリストを目指すなら、JNECネイリスト技能検定試験やJNAジェルネイル技能検定試験といった技術面の資格も併せて取得するのがおすすめです。資格の取得に対応したカリキュラムを備えたネイルスクールに通うことで、実践的な技術と知識を効率よく身につけることができ、就職活動やネイリストとしてのスタートを有利に進めやすくなります。

ネイリストを目指すなら!アフロートネイルスクールdouble_arrow

この記事の監修者

神宮 麻実

神宮 麻実

アフロートネイルスクール学院長

多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。