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ネイル検定3級の時間配分と実技手順|合格ポイントも解説!

赤いポリッシュを塗っている様子

公益財団法人・日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催するネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)。
この記事では、そのネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)受験に役立つ時間配分と実技手順を解説します。
試験概要や最新の試験要項、合格するためのポイントなどネイル検定3級情報と合わせてご紹介していきます。

この記事の目次

ネイル検定3級とは?合格率はどれくらい?

ネイル検定(JNECネイリスト技能検定試験)とは、公益財団法人・日本ネイリスト検定試験センターが主催する検定試験です。
その初級であるネイル検定3級に合格するために求められるのは「ネイリストベーシックマスター」としての資質。
検定試験をクリアすることでネイルケアやネイルアートに関する基本的な知識や技術が身に付き、それを証明することができます。
ネイル検定3級の合格率は2024年秋季まででおおよそ85%と高く、比較的多くの受験者が合格できるネイルの資格と言えます。
この記事で解説する「時間配分」と「実技手順」から、合格するためのポイントを押さえてネイル検定3級の技能検定試験のクリアを目指しましょう。

>>>併せて読みたい!【2025年最新】ネイリスト検定の合格率は?3級・2級・1級の難易度と合格のポイント

ネイル検定3級の試験概要

ネイル検定3級の実技課題工程が完成した画像

ネイル検定3級の試験は、事前審査(10分)、実技試験(65分)、筆記試験(30分)の3項目に分けられます。
ここからは、それぞれの試験概要を詳しく解説していきます。

事前審査(10分)

ネイル検定3級試験の事前審査では、テーブルセッティングと衛生管理、モデル(JNEC認定モデルハンドも可)の状態がチェックされます。
テーブルセッティング・衛生管理における主なチェック項目は以下です。

テーブルセッティング・衛生管理

・用具や用材に品名ラベルが正しく貼られているか
・すべての用具に消毒がなされ衛生面に配慮されているか
・テーブル上が整理整頓されているか
これらの項目に僅かでも不備があると減点の対象となるため念入りにチェックしましょう。
つづいては、ネイル検定3級試験に必要な用具・用材リストを見ていきます。

>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級のテーブルセッティングをマスターしよう!

品名ラベルが必要な用具・用材リスト

・消毒液
・コットン
・ポリッシュリムーバー
・液体ソープ
・カラーポリッシュ
・ベースコート
・トップコート
・ウェットステリライザー(ウッドスティック・キューティクルニッパー・メタルプッシャー・ピンセット)
・プレプライマー
・キューティクルリムーバー(キューティクルクリーム)

これらの用具・用材の全てに品名ラベルが貼られている必要があります。
尚、2023年秋期よりモデルだけではなくJNEC認定モデルハンドの使用も認められています。
JNEC認定ラベルが貼付された「JNEC認定モデルハンド本体」を使う必要があります。

モデル・JNEC認定モデルハンドの状態

実際のモデルの場合には、事前に爪や指周りに皮膚疾患がないか確認しておきましょう。
モデルの爪はナチュラルネイルを基本とし、イクステンションやリペアは2本以内であることが規定されています。
また、実技試験1週間前からはファイリング・キューティクルクリーンなど爪の手入れが禁止されています。
JNEC認定モデルハンドを使用する場合には、手指に傷や汚れがないかしっかりと確認しましょう。
モデルハンド10本全ての爪に認定ルースキューティクルシールを貼り付けた認定ネイルチップを装着しておきます。
また、モデルハンドに装着するネイルチップは、長さや形に手を加えないことが規定されています。

実技試験(65分)

ネイル検定3級の実技試験は、ネイルケア、カラーリング、ネイルアートの3工程の施術内容を65分間で審査されます。
実技試験の合格ラインは50点満点中38点以上。
時間内に全ての工程をクリアできなかった場合には失格となるため、丁寧な施術と同時に適切な時間配分も求められます。
以下では、ネイルケア、カラーリング、ネイルアートの3工程をさらに詳しく解説しています。

ネイルケア

まずは、手指の消毒からスタートします。
施術者自身の手指を消毒した後に、モデルの手指も消毒していきます。
ネイルケアの手順は、ファイリング→ブラシダウン→キューティクルクリーンまで。
スタイリングはラウンド、フリーエッジは5mm以下、10本の爪すべてにキューティクルニッパーを使用し最終的にバランスを整えます。
また、ケア方法としてドライケアは禁止されており、フィンガーボウルによるウォーターケアのみが利用できます。

カラーリング

つづいては、カラーリングを施していきます。
使用する用材は、ベースコート、カラーポリッシュ・トップコートの3種類で、カラーポリッシュの色は真赤と定められています。
ベースコートとカラーポリッシュを爪のエッジ部分までしっかりと塗布し、カラーポリッシュは2度塗りします。
カラーポリッシュの2度塗りを忘れてしまうと減点の対象となります。
また、トップコートを塗布していない、または塗布しててもツヤが出ていない場合においても減点の対象となるため注意しましょう。

ネイルアート

2025年秋期のネイル検定3級のアートテーマは「フラワー(花)」です。
カラーリングの工程で塗布した赤色のカラーポリッシュは映えるフラワーアートを施していきます。
フラワーアートは、筆とアクリル絵の具のみを用いて描きます。
ラインストーンやための使用は認められていますが、ドットペンやアートシールなどの使用は禁止されているので注意しましょう。

筆記試験(30分)

ネイル検定3級の筆記試験は「ネイリスト技能検定試験 公式問題集」から出題されます。
制限時間30分間で、ネイルに関する基礎的な知識がマークシート形式でテストされます。
ネイル検定3級の筆記試験の合格ラインは、100点満点中80点以上。
以前の受験で筆記試験に合格している場合は、申込書の筆記試験免除記入欄に「筆記のみ合格した際の受験番号」を記入することで免除となります。
筆記試験に必要な鉛筆や消しゴムなど筆記用具の持参を忘れないように注意しましょう。

ネイル検定3級当日のタイムスケジュール

ネイル検定3級の試験は、午前と午後の2回で実施されます。
ただし、受験者が試験の時間帯を選択することはできないため、試験当日は午前・午後ともに時間を空けておく必要があります。
以下は、ネイル検定3級当日のタイムスケジュールです。

午前の部

9:30

開場

10:05~10:15(10分) 

出欠確認・事前審査

10:15~11:20(65分)

実技試験

11:20~11:50(30分)

実技審査

11:50~12:05(15分)

筆記試験準備(道具の片付け含む)

12:05~12:35(30分) 

筆記試験

12:35

試験終了

午後の部

12:55

開場

13:30~13:40(10分)

出欠確認・事前審査

13:40~14:45(65分)

実技試験

14:45~15:15(30分) 

実技審査

15:15~15:30(15分)

筆記試験準備(道具の片付け含む)

15:30~16:00(30分)

筆記試験

16:00 

試験終了

>>>併せて読みたい!【2025年最新】ネイル検定3級はどんな試験?内容や合格のポイントを チェックしておこう

2023年秋期以降のネイル検定3級実技試験変更点

ネイル検定3級実技試験内容は2023年秋期から一部変更になっています。
2023年秋期以降の変更点は以下。

2023年秋期以前

2023年秋期以降の変更点

モデル同伴

モデル同伴またはJNEC認定モデルハンド使用

実技試験時間70分間

実技試験時間65分間

・実技試験内容 
ポリッシュオフ(両手10本)
ネイルケア(両手10本)
カラーリング(両手10本)
ネイルアート(右手中指)

・実技試験内容 
ネイルケア(両手10本)
カラーリング(両手10本)
ネイルアート(右手中指)

モデル同伴のみだったものがJNEC認定モデルハンドの使用が可能になっています。
また、実技試験時間が5分短縮され試験からポリッシュオフ(両手10本)が除外されました。
その他、2023年秋期以前は必須だった「施術スペースに敷くペーパータオルの下にタオルを敷く」という項目が任意に変更されています。

ネイル検定3級「実技試験」の時間配分

ネイル検定3級の実技試験の制限時間は65分間。
制限時間からタイムオーバーすると失格となるため、実技の各工程にかける時間配分が合格への重要なポイントとなります。
以下は、ネイル検定3級・実技試験に対する時間配分の目安です。

工程

時間配分

手指消毒

1分

ファイリング

10分

クリーンナップ

15分

カラーリング

20分

ネイルアート

10分

トップコート

5分

最終確認

4分

上記の時間配分を目安に、受験当日に向けて練習しておきましょう。

ネイル検定3級「実技試験」の手順詳細

つづいては、ネイル検定3級「実技試験」の手順詳細を解説していきます。

【手順1】手指消毒

コットンやガーゼに消毒液を染み込ませて、指先、指間、爪先など手指の全てを消毒します。
まずは自身の手指、その後にモデルおよびJNEC認定モデルハンドの順で消毒を施していきます。
手指消毒には、汚れを除去しながら消毒液を浸透させる「擦式清拭(さっしきせいふ)」を用いるのが基本。
尚、手指に直接消毒スプレーをかけることは禁止されているので注意しましょう。

【手順2】右手のファイリング

ファイリングをしている様子

ネイルファイル(爪専用のやすり)を使用して、まずは右手のラウンドにファイリングを施します。
作業がしやすいようにモデルの手を動かしながら、全ての爪に角やバリがないようにしっかりとファイリングをしましょう。
ブラシを使ってダストを払い落としたら、キューティクルクリームやキューティクルリムーバーを指先に塗って馴染ませます。

【手順3】右手をフィンガーボールに入れる

フィンガーボールに浸している画像

キューティクルクリームやキューティクルリムーバーを塗って馴染ませた右手指をフィンガーボールに浸します。

【手順4】左手のファイリング

ネイルファイル(爪専用のやすり)を使用して、まずは左手のラウンドにファイリングを施します。
作業内容は手順2の右手と同様です。
右手と同様に、ブラシを使ってダストを払い落としたらキューティクルクリームやキューティクルリムーバーを指先に塗って馴染ませます。

【手順5】右手のブラシダウン

ブラシダウンしている様子

フィンガーボウルによってふやかした右手の爪をブラシダウンしタオルで水気を拭き取ります。

【手順6】左手をフィンガーボールに入れる

先ほど右手を浸していたフィンガーボールに今度は左手を浸していきます。

【手順7】右手のプッシュバック&プッシュアップ

プッシュバック&プッシュアップの様子

ネイルプッシャーを使って右手のプッシュバック&プッシュアップを施していきます。
プッシュバック&プッシュアップとは、爪の表面にある甘皮(ルースキューティクル)や古い角質を根元に向かって押し上げて取り除く作業です。

【手順8】右手のキューティクルクリーン

キューティクルクリーンの様子

キューティクルニッパーとガーゼを使って右手の甘皮(ルースキューティクル)を除去していきます。

しっかりと甘皮や角質を除去しておくことでその後の施術がスムーズになり、仕上がりが綺麗になります。

【手順9】左手のブラシダウン&プッシュバック&プッシュアップ

ネイルプッシャーを使って左手のプッシュバック&プッシュアップを施していきます。
こちらは【手順7】の右手と同様の作業です。

【手順10】左手のキューティクルクリーン

キューティクルニッパーとガーゼを使って左手の甘皮(ルースキューティクル)を除去していきます。
こちらは【手順8】の右手と同様の作業です。

【手順11】プレプライマー

プレプライマーとは、爪表面の油分や汚れを除去する作業です。
この作業によりネイルカラーやジェルネイルの密着力が高まり、ネイルアートが長持ちするようになります。
両手10本の爪全てにプレプライマーを施しましょう。

【手順12】ベースコートを塗る

ベースコートを塗っている画像

両手10本の爪全てにベースコートを塗っていきます。
エッジにも忘れずに塗布しましょう。

【手順13】カラーポリッシュを塗る(1回目)

赤のポリッシュを塗っている様子

両手10本の爪全てに指定されている赤色のカラーポリッシュを塗っていきます。

【手順14】カラーポリッシュを塗る(2回目)

再度、両手10本の爪全てに指定されている赤色のカラーポリッシュを塗っていきます。
カラーポリッシュは2度塗りする必要があります。
尚、パールやメタリック入りのカラーポリッシュを使用することは禁止されているので注意しましょう。

【手順15】ネイルアートを施す

ネイルアートをしている様子

右手の中指にネイル検定3級「実技試験」の課題である「フラワー(花)」のネイルアートを施していきます。
図案の持ち込みは禁止されているため、見本を見ずにフワラーアートを描く練習を事前にしておきましょう。
尚、フワラーアートを描く際に、ラメやラインストーンなどの使用は可能ですがアートシールやドットペンは使用が禁止されています。

ネイリスト検定3級のアート課題の手順詳細は、以下も参考にしてみてください。

>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級・アートの課題対策!花の描き方を押さえておこう

【手順16】トップコートを塗る

トップコートを塗っている様子

仕上げとして両手10本全ての爪にトップコートを塗っていきます。
根本から爪の先に向かって丁寧かつ手早く塗り、爪の表面に美しいツヤを出すのがポイントです。

【手順17】最終確認

全ての工程が完成したモデルハンドの画像

ここまでの作業を60分以内に終わらせて、残りの5分間で最終確認・微調整をします。

ネイル検定3級の合格ポイント

ここまでの解説でネイル検定3級の概要はお分かりいただけたと思います。
以下では、ネイル検定3級に合格するためのポイントを実技試験と筆記試験に分けておさらいしておきます。

実技試験の合格ポイント

ネイル検定3級の実技試験は、ネイルケア、カラーリング、ネイルアートの3工程で審査されます。
制限時間が65分間に設定されているため、作業にかける適切な時間配分を意識しましょう。
全ての工程を丁寧かつスピーディーに施術できるように、繰り返し練習しておくことが合格するための鍵になります。
また、用具・用材の準備や衛生管理の不備がないかしっかりと確認することが重要です。

筆記試験の合格ポイント

ネイル検定3級の筆記試験は、マークシート形式で出題されます。
制限時間30分間、合格ラインは100点満点中80点以上です。
テストの問題は「ネイリスト技能検定試験 公式問題集」から出題されるので、事前に何度も読み込み予習をしておくことが重要です。
また、筆記試験に必要な筆記用具の持参を忘れないようにしましょう。
実技試験・筆記試験ともに減点方式の審査であるため、減点や失格になる行為を避けることも重要なポイントとなります。
事前の練習や学習に加えて、失格や減点に繋がるNG行為を理解しておきましょう。

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この記事の監修者

神宮 麻実

神宮 麻実

アフロートネイルスクール学院長

多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。