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サロンワークとは?ネイルサロンでの施術以外にもある様々な仕事と1日のスケジュール例

美容系のサービスを提供する場には、ネイルサロンやエステサロンなどがあり、そうしたサロンで行われる業務は総称してサロンワークと呼ばれます。具体的にはどのような業務がサロンワークと呼ばれるのでしょうか。
本記事ではネイルサロンで行われるサロンワークの内容や、サロンワークを行う場合に押さえておきたいポイントについて、わかりやすくご紹介します。
サロンワークとは
サロンワークとは、美容関連サービスを提供するサロンの中で行われる業務全般を指します。美容室やエステなど様々なサロンがありますが、ネイルサロンにおいては、お客様へネイルの施術をする仕事などがサロンワークにあたります。
また、サロンワークにはネイルの施術以外にも、ハンドケアやフットケア、ネイルケア用品の販売、売上の管理なども含まれます。ネイルサロンに必要となるあらゆる業務を総称してサロンワークと呼ばれます。
それでは、ネイルサロンの場合、具体的にどのような業務がサロンワークになるのでしょうか。
ネイリストのサロンワーク
ネイルサロンで働くネイリストの仕事は、施術だけではありません。お客様への対応や店舗の運営、売上を意識したサービスづくりまで、その業務は幅広く、サロン全体を支える役割も担います。こうした日々の仕事は、技術力だけでなく信頼やチーム力を育てる貴重な経験にもつながります。実際にどんなサロンワークがあるのか、具体的に見ていきましょう。
1. ネイルの施術関連業務(ネイルケア・ネイルアート)
サロンワークの代表的な業務は、お客様へネイルの施術をする業務です。
(1)主な業務内容
ネイルの施術関連業務は、ネイルケアとネイルアートに大別されます。
ネイルケアにおいては、お客様のネイルをより美しく見せるため、またネイルが長持ちするために行う下準備やアフターケアを行います。手指消毒に始まり、甘皮処理をしたり、爪の形をファイルで整えたり、ネイルオイルで乾燥を防いだりといった業務です。
ネイルアートはお客様へネイルのカラーやデザインを提供する業務です。マニキュア、ジェルネイル、スカルプネイルなど、ネイルの方法や素材には様々な種類があり、装飾もラメやストーン、パールなど多くの選択肢があります。
(2)押さえるべきポイント
お客様の施術目的がオフィスネイルなのか、ハロウィンなどイベント用なのか、デート用なのかによって、デザインは大きく変わります。お客様のご希望を丁寧に伺いながら、プロとして満足していただけるよう仕上げる仕事です。そのためネイルの技術力はもちろんですが、お客様の希望を引き出すコミュニケーション力が求められます。
2. ネイルケア用品の販売業務

施術の他にも、ネイルケア用品の販売促進もサロンワークの一つです。
(1)主な業務内容
ネイルサロンではお客様のご自宅でご利用いただけるネイルケア用品の販売も行っており、キューティクルオイルやネイルファイルなど、商品販売もネイリストの仕事です。具体的にどのような商品の取り扱いがあるかは店舗により異なります。
(2)押さえるべきポイント
どの商品を使うとどのような効果が期待できるのか、単純な売り込みではなく、商品知識を身に着けた上で、お客様の立場に寄り添った提案を行うことがポイントです。説得力を持って商品のメリットを説明するためには、自分で感じた商品の使い心地を伝えるなどの工夫も必要となるでしょう。物販の売上に応じて給料にインセンティブが付く店舗もあります。
3. 受付などの接客業務
サロンワークには受付や問い合わせ対応、予約確認などといった接客業務もあります。
(1)主な業務内容
ネイルサロンに来店したお客様をお出迎えするのは受付担当の業務となります。予約日時や内容を確認したり、電話などでの問い合わせ対応をしたり、待合室へご案内したりするほか、お会計も重要な仕事です。
(2)押さえるべきポイント
受付はその店舗の顔とも言える業務。笑顔でお客様をお迎えすることはもちろん、ホスピタリティと接客力が大切な仕事です。ネイルサロンの空間を心地よく感じていただければ、次回来店の動機付けにも繋がります。
反対に、受付担当が他のスタッフと業務に関係のないおしゃべりをしていたり、愛想がなかったりすれば、お客様に悪い印象を与えます。店舗の接客が悪かったとインターネットサイトなどの口コミに書かれ、評判を下げかねないため注意が必要です。
4. 販売促進業務
ネイルサロンではより多くのお客様に来店いただくために、様々な販売促進業務が行われており、これらも大切なサロンワークです。
(1)主な業務内容
友だち紹介をしてくれたお客様を割引にするような友だち紹介キャンペーンや、新規来店のお客様に期間限定で特典をプレゼントするキャンペーンなど、各店舗では様々な販売促進キャンペーンが行われます。このようなキャンペーンやイベントを企画したり、その情報をネイルサロンのウェブサイトやSNSで発信したりするのが、販売促進業務の内容です。
(2)押さえるべきポイント
販売促進キャンペーンは他のネイルサロンでも頻繁に行われているため、競合店舗との差別化に繋がるような計画を立てて実行することが大切です。単なる割引セールだけでは、安いときにだけしかお客様が来店しなくなってしまう恐れがあります。お店やネイリストの魅力を体感してもらえて、かつ集客につながる企画力が求められます。
5. 店舗の売上管理業務

主には店長クラスの方の業務になりますが、店舗の売上管理はサロンワークの重要な業務です。
(1)主な業務内容
月ごとに予算・コスト計画を立てて、それに対し売上実績がどうであったのか、店舗の情報をまとめます。本社が別にある店舗であれば、本社から定められた形式に則り、報告書を作成して提出します。
(2)押さえるべきポイント
経営を成り立たせるためには、少なくとも売上が経費を上回る状態を継続させなければなりません。経費にはネイルの施術に使う消耗品の他、大きなところではスタッフの人件費がかかってきます。売上は客数×客単価のため、客数を増やすか、客単価を上げるかの施策を考え、計画的に実施していくことが重要となります。
店舗経営となると身構えがちですが、将来的に独立し自分のお店を持ちたい方にとっては特に良い経験になる業務です。
▼ネイルサロン経営、売上はどのくらい?開業のやりがいとリスク
6. サロンスタッフ教育業務
この他、お客様に見えないところでは、サロンスタッフの教育業務もサロンワークに含まれます。
(1)主な業務内容
ネイリストの仕事は現場経験が重要です。ネイルスクールや専門学校を卒業していれば基礎的な知識・技術は身に付いているはずですが、実務でお客様と対峙するようになると、これまで経験したことのないオーダーにも応えなければならない場面が多数発生します。営業時間終了後にスタッフ同士で練習会を行うなど、若年層のスタッフを育成するのも大切なサロンワークです。
(2)押さえるべきポイント
人に教えることで自分の頭の中が整理され、意外と自分でも理解できていなかったことに気付かされることも多いものです。普段の仕事で疲れている上に指導までするのは大変に思うときもあるかもしれませんが、後輩の成長が自分の成長にも繋がるもの。後輩のため・店舗のため・自分のためと思って、前向きな気持ちで取り組むことがポイントです。
ネイルサロンで働くネイリストになるための方法については、次の記事も参考にしてみてください。
7. ネイルチップの制作業務
ネイルチップの制作は、デザイン提案の幅を広げるうえで重要なサロンワークのひとつです。店内サンプルとして活用されるほか、店舗によっては販売用として展開することもあります。ここでは、具体的な業務内容と、制作時に意識したいポイントについて解説します。
(1)主な業務内容
ネイルチップの制作は、施術デザインの提案を支えるサロンワークのひとつです。主な目的は、店内に展示するサンプルチップの作成で、来店客が仕上がりイメージを具体的に持つための参考にもなります。
制作は予約の空き時間を活用するほか、月に一度など制作日を設けて集中的に取り組む店舗もあります。チップは季節感やトレンドに合わせて定期的に入れ替える必要があり、サロンの技術力や世界観を伝えるうえでもとても重要な業務です。店舗によってはオーダー販売用として活用されることもありますが、基本的には提案力の向上を目的としているサロンが多いでしょう。
(2)押さえるべきポイント
ネイルチップを制作する際は、ただ見栄えの良いデザインを並べるのではなく、来店客の年齢層や好みに合った提案を意識することが大切です。イベントや季節感を取り入れることで、より目に留まりやすくなるでしょう。
また、実際の施術で再現できる範囲のデザインにとどめることも重要です。トレンドを研究しつつ「このお客様に似合いそう」と具体的な人物像を思い浮かべながら作成することで、提案に説得力が生まれます。さらに、チップの配置や見せ方にも工夫を加えることで、サロン全体の印象を高める効果が期待できます。
ネイリストの1日ルーティン

ネイルサロンでは、9:00〜20:00を営業時間とする店舗が多く、勤務は早番・遅番のシフト制で行われています。ここでは一般的な一日の流れを紹介しますが、実際の業務は予約状況や当日の進行に応じて柔軟に対応しなければなりません。
お客様一人あたりの施術時間はおよそ1時間30分〜2時間。その合間には、電話応対や店内清掃、商品のご案内などもこなす必要があります。休憩は空き時間に取るのが基本ですが、混雑時には十分に確保できないこともあるでしょう。
また、施術の合間にはネイルチップの制作や備品の整理なども行い、営業終了後にはレジ締めや清掃といったクローズ作業に取りかかります。業務は多岐にわたりますが、常に快適な空間と満足度の高いサービスを提供する意識が求められます。
ネイリストがスキルアップするためには?

ネイリストとして技術や接客力を高めていくには、日々のサロンワークに加え、学びの機会を積極的に活用することが大切です。ここでは具体的な方法を紹介します。
先輩スタッフの技術やお客様対応を参考にする
現場でのスキルアップには、先輩スタッフの施術や接客を観察することが効果的です。道具の使い方や細かい所作、会話のテンポや提案の仕方など、マニュアルでは学べない現場ならではの感覚が詰まっています。
特に、指名を多く獲得している先輩の対応からは、リピーターを生むためのヒントが得られるので、空き時間に見学させてもらったり、施術後に質問したりと、日々の業務の中で積極的に吸収する姿勢が大切です。自分なりに観察と実践を繰り返すことで、自然とスキルが磨かれ、接客にも自信がついていくでしょう。
ネイルセミナーや練習会、勉強会に参加する
技術や知識を深めるためには、外部のネイルセミナーや、サロン内で行われる練習会・勉強会への参加が効果的です。新しい施術方法や流行のデザインを学ぶだけでなく、講師の手元の動きや道具の使い方を間近で観察できる点も、参加する大きなメリットです。
なかでも練習会では、基礎技術の確認から応用までを繰り返し練習することができ、技術力の安定につながります。他の参加者と技術や意識を共有することで、自分では気づかなかった課題に向き合うきっかけにもなるでしょう。
トレンドを学び市場調査を継続的に行う
ネイルの技術力だけでなく、常に新しいデザインや色使いを提案できることも、信頼されるネイリストに欠かせない要素です。SNSやファッション誌、展示会、他サロンの投稿などから情報を集めてトレンドや季節感をつかむことで、提案の幅が広がっていきます。
また、実際に来店するお客様の好みや年齢層を観察することも、市場調査のひとつとして重要です。流行とニーズの両方を意識することで、施術後の満足度が高まり、リピートや指名につながる可能性も高まります。集めた情報をそのままにせず、継続的に見直していく姿勢が、成長に欠かせない要素といえるでしょう。
ネイルスクールで技術を磨く
現場での経験を積みながらも、さらに技術を高めたいと感じたときには、ネイルスクールで学び直し、技術を磨く選択もあります。独学では気づきにくい癖や苦手な工程を見直し、基礎から応用まで体系的に整理しながら学べるのが魅力です。
実践重視のカリキュラムが用意されたスクールであれば、サロンワークに即した技術も具体的に身につきます。そのまま現場に戻ってすぐに活かせる内容であれば、自信をもって施術に取り組む後押しにもなるはずです。自分に必要なタイミングで学び直すことは、ネイリストとしての成長に直結します。
サロンワーク以外の働き方

ネイリストとしての経験を活かせる働き方は、サロンワーク以外にもあります。技術を教える講師や、チップを商品として販売する働き方など、自分の強みやライフスタイルに合わせて選べるのが魅力。ここではそれぞれの仕事の内容と目指し方を紹介します。
ネイルスクールの講師
ネイルスクールの講師は、これからネイリストを目指す受講生に技術や知識を教える仕事です。実務経験を活かしながら、カリキュラムに沿った授業を行い、分かりやすく伝える力も求められます。
講師になるには、まずサロンでの経験を重ねたうえで、指導に必要なスキルや資格を整えていくことが必要です。JNA認定講師などの資格を取得すれば、活躍の場も広がっていきます。受講生に教える過程で自分自身の理解が深まり、ネイルの奥行きに改めて気づくことができるのも、この仕事ならではの魅力といえるでしょう。
ネイルチップの販売
ネイルチップの販売は、来店が難しい方や特別な日の装いに合わせたい方に向けて、オーダーメイドや完成品のチップを提供する仕事です。ハンドメイドサイトやSNSを活用した個人販売も多く、丁寧なカウンセリングやサイズ確認を通じて、希望に合ったデザインを仕上げていきます。
販売を始めるには、ネイル施術の基礎に加えて、撮影や梱包、接客といった幅広いスキルが必要です。サロンで身につけた提案力やデザイン力を活かしながら、自分の作品を直接届けられるという実感は、この働き方ならではの魅力といえるでしょう。
サロンワークを経験して一人前のネイリストへ!
人気ネイルサロン「アフロート」が運営するアフロートネイルスクールでは、プロが現場で実践しているネイルの高い技術力を身に付けることができます。サロンワークに対応した、実務経験が積めるスチューデントネイルサロン研修もあり、ネイリストになるための準備は万全です。あなたもアフロートネイルスクールで、一人前のネイリストを目指しましょう。
この記事の監修者

神宮 麻実
アフロートネイルスクール学院長
多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。
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