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ネイリストになるには?ネイルの資格の取り方やネイリストに関するよくある疑問も解説

プロのネイリストを目指すうえで取得しておきたいのが「資格」です。
資格を取得すると就職や転職に役立つほか給与アップの期待もできます。
今回は、ネイリストとして取得しておきたい主なネイル関連資格、それらの資格取得方法や必要な学歴などについてご紹介します。
ネイリストを目指している方は、ぜひご参考にしてください。
ネイリストになるための基本ステップ

プロのネイリストを目指す上でクリアすべき項目は大きく3ステップに分けられます。
まずはじめに、ネイリストになるための基本ステップとしてその3項目を解説していきます。
【STEP.1】ネイルに関する知識とスキルを習得
プロのネイリストになるためには、まずネイルに関する適切な知識とスキルを身に付ける必要があります。
多くのネイルサロンでは、採用してすぐに現場で働ける「即戦力」が求められています。
もちろん未経験から採用するネイルサロンもありますが、いずれにしても適切な知識とスキルを身に付けることは必ずプラスに働きます。
経験豊富なネイリストが講師を務めるネイルスクールを受講して現場で役立つ知識とスキルを学びましょう。
【STEP.2】ネイリストの資格を取得
プロのネイリストとして働くにあたり、資格の取得は必須項目ではありません。
しかしネイルの資格を取得しておくことは、プロのネイリストとして就職し活躍する際の強みになります。
スタッフの応募条件にネイルの資格保持を必須にするサロンが多いことだけではなく、お客さまからの信頼度も格段に上がります。
ネイルスクールを受講して「JNECネイリスト検定」と「JNAジェルネイル技能検定」の受験にチャレンジしてみましょう。
【STEP.3】ネイリストとして働く
ネイルに関する適切な知識とスキルを身に付け、資格を取得したらプロのネイリストとしてデビューしましょう。
自らサロン経営するという選択肢もありますが、まずはネイルサロンのスタッフとして働き出すのがおすすめの方法です。
実際にネイルサロンで働くことによって、施術や接客、運営や経営の流れを身をもって体験することができるからです。
ネイルサロンで働いた経験があることで、独立やネイル講師への道をはじめ他の美容業界へ転職などキャリア選択の幅が広がります。
ネイルの資格を取得するメリット

ネイルの資格を取得すると、スキルアップやキャリアアップなどで得られる恩恵は少なくありません。ネイリストとして資格を取得しておくメリットを、以下で紹介します。
ネイリストに必要な知識と技術が身につく
ネイリストに求められるものは、ネイルアートのセンスだけではありません。ネイルケア全般の知識が必要になります。爪の構造をはじめ、爪の病気や正しいネイルケアの方法、衛生管理の知識は不可欠なものです。資格取得を通じて、こうした知識や技術を取得でき、結果的に自信を持ってお客様への施術に臨めます。
資格取得の実技試験では、制限時間内に課題の施術を終わらせる必要があります。制限時間を意識した施術テクニックが身につくため、タイムパフォーマンスが求められるサロンワークで役立ちます。
給与アップが期待できる
資格を取得することで、給与アップが期待できます。資格手当があるサロンなら、上位資格を取得するごとに給与アップが望めるでしょう。ただし、サロンの規模や資格の種類、等級などによって資格手当の金額は変わるため、目標に見合った資格にターゲットを絞り、学習計画を立てることが大切です。
就職や転職に役立つ
ネイリストは「無資格」「未経験」であっても始められる仕事とはいえ、求人への応募条件に「ネイリスト検定2級以上」などの条件を設定しているサロンは増えています。これは、資格の保有が技術力や知識を有していることの証明になるためです。
また、有資格者の場合、応募できる求人の選択肢が増え、働き方の幅が広がるのも魅力です。「規模の大きなネイルサロンに転職したい」「独立して自分のネイルサロンを持ちたい」などの目標に近づけます。
スキルアップにつながる
ネイル関連資格には、「ネイリスト検定」、「ジェルネイル検定」、「ネイルサロン衛生管理士」、「JNA認定講師資格試験」などがあります。資格を取得するために勉強すれば、スキルアップにつながり、試験に合格すればネイリストとしての自信の裏付けとなり、モチベーションの向上にもつながることでしょう。
ネイリストになるために取得したい主な資格

前述もした通り、ネイルの資格はプロのネイリストになるための必須項目ではありません。
しかし、ネイルサロン求人の応募条件に指定されていたり、より良い条件で働くためにネイルの資格取得が推奨されます。
ここからは、ネイリストが取得するべき主な資格をご紹介していきます。
JNECネイリスト技能検定
公益財団法人・日本ネイリスト検定試験センターが主催する「JNECネイリスト技能検定」。
「正しい技術」と「知識の向上」を目的とし、現在まででおおよそ1,000,000人以上の受験者実績があるネイルの技能検定です。
JNECネイリスト技能検定には、レベルに応じた3級から1級までのグレードがあります。
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試験内容 |
実技試験・筆記試験 |
|---|---|
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実施日 |
春期・夏期・秋期・冬期の計4回 |
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合格基準 |
筆記試験 実技試験 ※1級〜3級共通 |
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合格率(2025年春期) |
1級52.6% |
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級とは?試験概要から合格率までをご紹介!
>>>併せて読みたい!ネイル検定2級の取得を目指す!試験内容や合格のポイントをクローズアップ
>>>併せて読みたい!ネイル検定1級とは?難易度が高い理由や資格取得後の進路も併せてチェック
参照:公益社団法人 日本ネイリスト検定センター 技能検定試験概要
JNAジェルネイル技能検定
NPO法人・日本ネイリスト協会が主催する「JNAジェルネイル技能検定」。
「お客様が安心して施術を受けられる健全なジェルネイルの普及」を目的とし、ジェルネイルに必要な知識とスキルを測る試験が実施されています。
JNAジェルネイル技能検定には、レベルに応じた初級・中級・上級の3つのグレードが用意されています。
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試験内容 |
実技試験・筆記試験 |
|---|---|
|
合格基準 |
2025年6月7日(初級) |
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合格基準 |
初級 中級 上級 |
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合格率 |
JNAジェルネイル技能検定の合格率は非公開ですが、以下の通りと言われています 初級・約70% |
>>>併せて読みたい!ジェルネイル検定初級の合格率は高い?低い?合格するためのポイントを押さえておこう
>>>併せて読みたい!変更された試験内容に完全対応!ジェルネイル検定中級に合格するためのポイントや試験内容を徹底解説
>>>併せて読みたい!ジェルネイル検定上級の試験内容を徹底解説!受験の前にチェックしておこう
JNAフットケア理論検定試験
NPO法人・日本ネイリスト協会が主催する「JNAフットケア理論検定試験」。
「足の爪及びその周囲の肌などに対するお手入れによって、お客様の美と健康に寄与する健全なフットケアの普及」を目的とします。
ネイルサロンで広く取り入れられているフットケアの正しい施術を施すために必要な理論の修得を問う検定試験です。
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試験内容 |
筆記試験 |
|---|---|
|
実施日 |
JNA認定校にて毎月開催 |
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合格基準 |
セミナーを受講し、筆記試験の得点が100点満点で80点以上であること。 |
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合格率 |
非公開なものの難易度は高くないとされています |
>>>併せて読みたい!フットケア理論検定とは?試験概要や合格のコツを公開
NPO法人インターナショナルネイルアソシエーションが主催する「ネイルスペシャリスト技能検定試験」。
ネイルスペシャリストとしての正しい知識・技術を目的としたサロンワークに役立つ技能検定試験が開催されています。
A級、SA級、PA/AA/AAA級という3つのグレードによってレベル分けされた検定試験です。
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試験内容 |
学科試験・実技試験 |
|---|---|
|
実施日 |
2025年5月19日(月) |
|
合格基準 |
学科試験・実技試験ともに80点以上 |
参照:NPO法人 インターナショナル ネイル アソシエーション ネイルスペシャリスト技能検定試験
ネイルサロン衛生管理士
NPO法人・日本ネイリスト協会が主催する「ネイルサロン衛生管理士」 。
「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準を普及し、サロン従事者への啓発活動を通じて国民の健康を守る安全で安心なネイルサービスの普及と公衆衛生の向上に資すること」が目的とされています。
ネイルサロンでの実務経験は問わず、18歳以上であれば受験できる検定試験です。
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試験内容 |
学科試験 |
|---|---|
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実施日 |
会場受講・オンラインともに随時開催 |
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合格基準 |
100点満点で80点以上 |
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合格率 |
非公開なものの難易度は高くないとされています |
>>>併せて読みたい!ネイルサロン衛生管理士とは?求められる技能や資格への需要
ネイルの資格を取得する方法

ネイルの資格を取得するためには、どのような方法があるのでしょうか。主なパターンとしてあげられるのが、ネイルスクールに通うパターン、美容専門学校に通うパターン、通信講座を利用するパターン、独学するパターン、ネイルサロンのアルバイトから始めるパターンです。それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合った選択をしましょう。
ネイルスクールに通う
ネイルの資格を取得する王道の方法といえるでしょう。スクールによって授業形態や期間、内容はさまざまですが、ネイルの専門知識と技術、実務経験を持った講師から直接指導を受けられます。
ネイルスクールに通う主なメリットは、ネイリストとして活躍するために必要な知識や技術を、プロの講師から直接学べることです。不明な点や不得手な分野があっても、その都度解消できます。同じ志を持つ仲間と切磋琢磨し、励まし合えるのもメリットです。
デメリットは、学費がかかることや通学するための時間を確保しなければならないことがあげられます。授業形態や通学期間、コース内容などにより費用は異なりますが、1年間で100万円前後かかることが多いようです。
ネイルスクールに関する詳細は、以下の記事でご紹介しています。
>>>併せて読みたい!ネイルスクールに通うなら費用はどれくらいかかる?気になる相場や費用を抑えるコツ
美容専門学校に通う
ネイルスクールに通う以外にネイルの知識や技術を身につける方法としては、美容専門学校へ通う道があります。
美容専門学校に通う主なメリットは、ネイルだけでなく美容全般について幅広く学べることです。ヘアメイクやエステなど美容に関する内容を総合的に学ぶことができるため、ネイル以外の美容にも興味がある場合は美容専門学校がいいでしょう。検定対策や就職サポートが手厚く、就職先の選択肢が幅広いのも魅力です。
デメリットとしては、ほかの方法と比較して費用が高いことや通学期間が長いことがあげられます。一般的な美容専門学校は平日日中の2年制が多く、200〜300万円ほどの学費がかかるといわれています。そのため、卒業・就職までには最低2年もの時間がかかることを覚えておかなくてはなりません。
通信講座を利用する
スクールに通わず、通信講座を利用する手段もあります。通信講座を利用する主なメリットは、スクールと比較すると費用を抑えやすい点があげられます。講師の人件費がかからない分、費用が抑えられています。コースやセット内容によって費用は異なりますが、およそ5〜30万円程度と見ておくとよいでしょう。
このほか、自分のペースで学習を進められることも通信講座を利用するメリットといえるでしょう。場所や時間を問わず自分のペースで学習を進めることができるため、仕事や育児などで通学の時間が取れない方にぴったりの方法です。通学に対して高いハードルを感じている方も、比較的気軽にチャレンジしやすい方法といえます。
一方でデメリットとしては、講師から直接指導を受けることができないため、技術の習得に不安が残ることがあげられます。指摘をしてくれる講師や仲間も身近にいないため、さらに不安が募ることもあるでしょう。さらに、計画的に学習時間を確保しなくてはならないのもデメリットです。スケジュール管理に自信がない方にとっては、荷が重く感じるでしょう。
通信講座のメリットやデメリット、利用する際の流れは以下の記事でさらに詳しくご紹介しています。
>>>併せて読みたい!通信講座でもネイリストになれる?通学制と比較したメリットとデメリット
独学する
スクールや通信講座以外にも、独学でネイリストになる手段も考えられます。
独学する主なメリットは、費用が安く済むことです。必要な道具とテキストなどを自身で揃えればそれ以外の費用はかからないため、どの方法よりも費用を抑えることができます。最近はネイルの技術が学べる動画も配信されているため、動画コンテンツを利用するのも一案です。
一方でデメリットとしては、上位資格の取得が難しいことがあげられます。ネイリスト検定3級やジェルネイル検定初級といった比較的難易度の低い資格であれば独学でも取得は可能ですが、上位資格となればサロンワークに必要な知識や技術が求められるため独学で学ぶのには限界があります。「下位資格は独学で取得し、上位資格はネイルスクールや美容学校などに通学して取得を目指す」といった方法で学習パターンを分けるといいでしょう。
独学でネイルの資格を取得する際のポイント、独学が向いている方などの詳細は、以下の記事をご覧ください。
>>>併せて読みたい!独学でもネイルの資格は取得できる?資格の種類や勉強方法をご紹介
ネイルサロンのアルバイトから始める
ネイルの資格取得を目指すための方法として、ネイルサロンでアルバイトする方法もあります。
ネイルサロンでアルバイトをする主なメリットは、費用をかけなくても知識や技術が学べる点です。ネイルスクールなどに通わなくても、収入を得ながらプロの技術を間近で見て知識と経験を習得していくことができます。また、実際にサロンワークに従事することで現場の雰囲気を把握したり、施術の知識に留まらない接客テクニックを学んだりできるのも魅力です。
場合によっては、そのまま就職ができたりすることもメリットの一つです。資格や実務経験を問わず応募できるネイルサロンを探したうえで、自分自身の学習計画に合うサロンを選びましょう。
一方でデメリットとしては、業務時間外に練習を行う必要があることがあげられます。業務時間は受付や清掃といったサロンワークがあるため、基本的に練習できません。そのため、営業時間外や休日に技術を磨く必要があるのです。プライベートの時間を練習に費やす必要があるので、なかなか自分の時間を確保することが難しくなるでしょう。
ネイリストの仕事内容
ネイリストの業務は、ネイル施術のみならず接客や店舗管理まで多岐に渡ります。
つづいてはネイリストの主な仕事内容を解説していきます。
ネイルの施術業務(ネイルケア・ネイルアート)
ネイルの施術業務は大きく分けてネイルケアとネイルアートの2つに分けられます。
ネイルケアとは、甘皮処理をしたり、爪の形をファイルで整えたり、ネイルオイルで乾燥を防いだりなど爪を美しく保つための施術です。
一方でネイルアートとは、マニキュア、ジェルネイル、スカルプネイルなどを用いて爪にアートを施す施術です。
接客業務
ネイリストにとって接客業務も大きな仕事の一つです。
予約日時や予約内容の確認や電話・メール(予約フォーム)などの問い合わせ対応、待合室へご案内やお会計など全てが接客業務にあたります。
お客様の満足度を高めるためにも、ホスピタリティと接客力が必要な業務です。
店舗内の管理業務
管理業務とは、売上管理や目標設定、売上実績や経費計算など店舗運営に関わる業務のことです。
それらの数字を、個人店であればオーナーへ、別に本社がある場合は会社のルールに基づき報告します。
主に店長クラスの業務となりますが、管理業務のノウハウを身につけることは独立する際にも役に立つでしょう。
>>>併せて読みたい!サロンワークとは?ネイルサロンでの施術以外にもある様々な仕事と1日のスケジュール例
ネイリストの将来性は?
ネイリストを目指す上で、業界としての将来性については気になるところ。
ネイル業界には、ネイルマーケットをネイルサービス市場・ネイル製品市場・ネイル教育市場に分けて調査・分析する「ネイル白書」というデータがあります。
その「ネイル白書」によると、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックとなった2020年に急激に落ち込んだ市場も回復傾向に。
2021年から2024年まで右肩上がりに成長を続け、2025年もさらに数字を伸ばす見込みが出されています。
さらに、ネイリストの将来性に直結するネイルサービス市場においては、2015年以前よりも市場規模が拡大していることから今後も更なる成長が期待できます。
詳細なデータは「ネイル白書2025」をご確認ください。
参考:ネイル白書2025
ネイリストに関するQ&A

ここでは、ネイリストとして働く前に知っておきたい知識をご紹介します。平均給料やネイリストの働き方、向いている人などについて解説していますので、ぜひご参考にしてください。
ネイリストの平均給料は?
ネイリストの平均年収は、2025年5月時点のデータで320.6万円万円と報告されています。正社員として働く場合、平均月収は22.7万円です。派遣社員として勤務する場合、平均時給は1,527円、アルバイトやパートの場合の平均時給は1,170円というデータも。ほかの職種の平均収入と比較するとやや低いといえますが、資格取得をすることで資格手当や歩合による収入アップが狙えます。
また、全体の給与の振れ幅は比較的広いこともわかっています。勤務するエリアによっても収入に違いがあり、北海道や東北地方は約298万円、四国地方のネイリストの平均年収が約265万円であるのに対し、関東地方のネイリストの平均年収は約331万円と報告されているのです。
サロンの規模や勤務地なども重要ですが、やはり資格取得によるスキルアップが収入アップの鍵だといえるでしょう。
>>>併せて読みたい!ネイリストの平均年収・月収・時給は?収入アップを目指す方法を紹介
ネイルサロンとホームサロン以外にどんな働き方がある?
ネイリストとしての経験を積んだら、独立開業するというパターンもあります。ネイルの知識や技術、接客スキルのみならず経営ノウハウも求められるため、ハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。しかし、サロンによっては独立開業をサポートしてくれるところもあります。「ゆくゆくは自分のネイルサロンを持ちたい」と考えている方は、まずはこうしたサポートがあるサロンで実務経験を積むといいでしょう。
面貸し制度を活用して働くケースもあります。面貸しとは、ネイルサロンや美容室などのお店のスペースの一部を借りて施術を行う働き方のこと。美容室に来店されたお客様が待ち時間にネイルの施術を受けることができるため、集客の手間を省けるのが魅力です。
店舗を構えず働く方法に、出張ネイリストがあげられます。お客様の自宅やレンタルスペースで施術を行う働き方で、固定客がしっかりとついているベテランネイリストに向いています。
このほか、ネイルスクールの講師としての働き方もあります。「人に教えるのが好き・得意」「自分なりの知識やノウハウで学生をサポートしたい」という方に向いている働き方です。
どんな人がネイリストに向いている?
ネイリストとして楽しく働くためには、知識や技術はもちろん本人の資質も大切です。大前提として、「ネイルが好き」という気持ちがある方はネイリストに向いています。ネイルの技術やトレンドは移り変わりが早く、常に新しい知識を吸収することが求められます。学ぶ姿勢を持ち続けるためには、「ネイルが好き」という根本的な情熱を持っていることが大切なのです。
「人と接することが好き」「接客が苦にならない」という方も、ネイリストに向いているといえるでしょう。ネイリストには、お客様の会話から好みを的確に把握したり、ときには自分なりの提案をしたりといったコミュニケーション能力が欠かせません。接客が好きな方であれば、固定客もつきやすいでしょう。
くわえて、「手先が器用で細やかな作業が好き」という方も、ネイリストとして活躍できるでしょう。ネイルの施術では、細かいアートを施したりチップやストーンなど小さなアイテムを駆使したりしなくてはなりません。トレーニング次第ではありますが、もともと手先が器用という方はよりスピーディーにネイリストとしての技術を吸収できるでしょう。
>>>併せて読みたい!ネイリストに向いている人・向いていない人の特徴は?やりがいについても解説
ネイリストとネイルアーティストの違いは?ネイルアーティストに資格は必要?
ネイルを扱う仕事には「ネイリスト」と「ネイルアーティスト」という2つの呼称があります。
実はその2つに明確な定義はなく、呼び名は違えど仕事内容は同じとされています。
ネイリストではなくネイルアーティストと名乗る理由は、主にブランディングのため。
“アーティスト”と付いた方が芸術性が高い印象を与えられることが挙げられ、SNSなどのマーケティングにおいてメリットがあると考えられます。
また、ネイリストと同様にネイルアーティストになるために必須な資格はありません。
ネイルの資格取得は自信のスキルや知識を証明するものであり、就職や接客の際の信頼度を増すための役割を果たします。
ネイリストになるにはどんな高校に進学したらいいですか?
ネイリストになる際に学歴は一切関係ありません。
当然、高校は普通科の卒業で問題ありませんし、さらには最終学歴が中卒であってもネイリストになることが可能です。
ネイリストを目指す場合は、ネイルスクールや美容専門学校などに通って知識やスキルを学ぶルートが一般的です。
ネイルに対する知識やスキルを身につけた上で、資格を取得するのも有効な方法です。
ネイルスクールでは、ネイルに対する基本的な知識やスキルを学んだ上で資格取得を目指せるコースが用意されています。
ネイリストになるにはネイルスクールに通って学ぶのがおすすめ

ネイルの資格を取得する方法として、「ネイルスクールに通う」「美容専門学校に通う」「通信講座で勉強する」「独学で勉強する」「ネイルサロンのアルバイトとして働く」の5つのルートがあることと、またそれぞれの費用やメリット・デメリットについてお伝えしました。勉強にかけられる時間や費用、置かれている環境によりできること・できないことがあるかもしれません。ネイリストになりたいという気持ちをお持ちの方は、本記事を参考にしていただいて、ご自身にとってベストな選択肢を探してみてください。
本気でネイリストを目指す方は、JNA認定校のアフロートのネイルスクールで学んでみませんか?プロのネイリストが実践している技術を学ぶことができ、各種検定試験対策にも対応しています。まずは資料請求や見学説明会への参加をご検討ください。
この記事の監修者

神宮 麻実
アフロートネイルスクール学院長
多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。
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