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ネイルポリッシュとは?マニキュアやジェルネイルとの違いについて

ネイルポリッシュにマニキュアやジェルネイル。それぞれの言葉は知っていても、何がどう違うのか、きちんと説明できる人は意外と少ないかもしれません。
本記事では、ネイルポリッシュの基礎からマニキュアやジェルとの違い、選び方、塗り方、落とし方、長持ちさせるためのコツまで、初めての人にもわかりやすく解説します。ネイルポリッシュについて、興味がある人、しっかり学びたい人は、ぜひ参考にしてください。
ネイルポリッシュとは?

ネイルポリッシュとは、爪に色を塗るための専用液を指します。刷毛つきのキャップがついたボトルで販売され、自宅でのセルフネイルにも手軽に使えるのが特徴です。一般には「マニキュア」と呼ばれることも多く、ネイルポリッシュと同じ意味で使われています。本来マニキュアは、爪の手入れ全体を意味する言葉ですが、日本ではネイルポリッシュをマニキュアと呼ぶ人も多く、今もその言い方が広く使われています。
ネイルポリッシュとマニキュアの違い
ネイルポリッシュとマニキュアは、どちらも爪に色を塗る際に使われる言葉ですが、本来の意味には違いがあります。マニキュアはフランス語に由来し、手元や爪のケア全般を指す言葉です。一方、ネイルポリッシュはカラー剤そのものを意味します。日本ではネイルポリッシュのことをマニキュアと呼ぶのが一般的になっており、その呼び方が今も広く使われています。
ジェルポリッシュとは?

|
ポリッシュ |
ジェルネイル |
ジェルポリッシュ |
|
|---|---|---|---|
|
仕上がり |
薄付きでナチュラル、ツヤは控えめ |
光沢が強くぷっくりとした厚みがある |
ジェルのようなツヤと、マニキュアの柔軟さで自然になじむ |
|
施術 |
自然乾燥。しっかり乾くまで15〜30分以上は必要 |
UV/LEDライトで硬化。工程やデザインにより所要時間変動 |
UV/LEDライトで硬化。シンプルなデザインなら時短も可能 |
|
持ち・強度 |
1週間程度。生活で剥がれやすい |
約3〜4週間。強度があり長持ち |
約2週間。ポリッシュより長持ちだが、ジェルよりは短い |
|
落とし方 |
リムーバーで拭き取る |
表面を削り、専用リムーバー+アルミまたはマシンでオフ |
表面を削らず専用リムーバー+アルミでオフ |
ジェルポリッシュとは、ジェルネイルとポリッシュの特長をあわせ持つネイルアイテムです。ジェルならではのツヤや持ちの良さに加え、ネイルポリッシュのような塗りやすさも兼ね備えており、セルフネイル派にも人気があります。
多くのジェルポリッシュはソークオフタイプで、表面を削らずにリムーバーとアルミで包むだけで比較的簡単にオフが可能ですが、メーカー推奨の方法に従ってオフすることが大切です。
一方のジェルネイルは、使用するジェルによって、アセトンで除去できるものと、マシンで削り落とす必要があるものに分かれます。タイプによってオフの方法が異なるため、事前の確認が適切な施術につながります。
>>>併せて読みたい!ジェルネイルとは?マニキュアとの違いとセルフの方法&サロンでの流れ
ネイルポリッシュの選び方
ネイルポリッシュは色や質感によって印象が大きく変わるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。肌の色やなりたい雰囲気、ファッションとの相性など、選び方のポイントを押さえて、仕上がりをより魅力的に見せましょう。
肌色に合わせて選ぶ
肌の色に合ったネイルカラーを選ぶことで、指先の印象が大きく変わります。色白の人には、青み系のピンクやラベンダー、ネイビーなどの寒色系がなじみやすく、肌の透明感を引き立てます。
小麦肌や黄みのある肌には、コーラルやテラコッタ、ベージュなどの暖色系が映え、血色感をプラスできます。寒色・暖色に分けづらい中間色もありますが、肌とのバランスで見え方が変わるため、自分の肌のトーンを基準に試していくのがおすすめです。
仕上がりから選ぶ
ネイルポリッシュには、仕上がりの質感によってさまざまなタイプがあります。ラメ入りは光を反射して華やかさを演出でき、ムラが目立ちにくいため初心者でも扱いやすいのが特長です。
シアーは薄づきで自然な印象に仕上がり、透け感を出したいときに適しています。マットは艶を抑えた落ち着いた雰囲気を演出でき、秋冬ファッションとの相性もぴったりです。それぞれ質感や仕上がりが異なるため、ネイルポリッシュを選ぶ際はカラーだけでなく、なりたい雰囲気やファッションとのバランスも意識すると全体にまとまりが出ます。
ネイルポリッシュの使い方

ネイルポリッシュをきれいに仕上げるには、正しい手順と道具の使い方を理解しておくことが大切です。道具の選び方や塗る順番、下準備から仕上げまで、基本を押さえるだけで仕上がりが美しく整います。ここでは使い方の流れをわかりやすく解説します。
必要な道具
ネイルポリッシュを美しく仕上げるためには、以下の道具と役割を解説します。
|
ネイルポリッシュ |
手元の雰囲気を決めるメインカラー。気分やシーンに合わせて色を選びます。 |
|---|---|
|
ベースコート |
ネイルの仕上がりを整える下地。自爪への色素沈着を防ぎ、ネイルポリッシュの発色や密着をサポートします。 |
|
トップコート |
ツヤと持ちを高める仕上げ用。乾燥を早めたり、表面の傷を防いだりする効果もあります。 |
|
ネイルファイルがり |
爪の長さや形を整えるための爪用のやすり。 |
|
プッシャー |
甘皮を押し上げる道具。爪の塗布面を整えます。 |
|
エタノール・プレプライマー |
ネイルポリッシュを塗る前の脱脂や水分除去に使用。油分が残っていると発色や持ちに影響するので、必須ではないが1本もっておくと便利。 |
|
リムーバー |
ネイルポリッシュの除去や修正時に使用。 |
>>>併せて読みたい!ベースコートが必要な理由やトップコートとの違いとは?きれいに塗るコツも解説
下準備
ネイルポリッシュを塗る前の下準備は、仕上がりを左右する重要なステップです。爪の形を整えたり、表面の凹凸や甘皮を処理しておくことで、塗料の密着が良くなり、発色や持ちにも差が出ます。
まずは爪切りで長さを整え、ファイルで形を調整します。このときファイルは一定方向に動かすのがポイントです。
次に、ぬるま湯で指先を温めて甘皮を柔らかくし、プッシャーなどでやさしく押し上げます。爪の汚れを落とし、根元の甘皮をきちんと処理することで、塗る面積も広がります。最後に、爪表面に残る油分や水分を拭き取って下準備は完了です。
【STEP1】ベースコートを塗る
ベースコートには、爪の土台を整えたり、ポリッシュの発色や密着を高めたりするだけでなく、自爪への色素沈着を防ぐ役割もあります。
より美しく長持ちさせたい場合は、ベースコートを塗布する前にエタノールやプレプライマーなどを使用し、爪の油分や水分をしっかり拭き取っておくと、より密着力が高まります。塗る順序は、爪の先端部分であるエッジから塗ってから全体に広げるのがポイントです。剥がれやすい先端を先に保護してから、爪全体をカバーしていきます。
【STEP2】爪の真ん中にポリッシュを塗る
ネイルポリッシュを塗るときは、まず爪の中央から塗り始めるのが基本です。ポリッシュを取りすぎると垂れやすいため、容器のふちで筆をしごき、筆先に片側だけ残して量を調整しましょう。
最初に爪のエッジから塗り始めてから、根元近くに筆を置き、甘皮のカーブに沿って押し広げるように塗ります。そのまま、まっすぐに爪先まで引き上げると根元のカーブもきれいに塗ることができます。中央は面積が広く、仕上がりの印象を大きく左右するため、ムラにならないようリズムよく塗ることが重要です。
【STEP3】爪のサイドにポリッシュを塗る
中央を塗ったあとは、そのまま左右のサイドを仕上げていきます。筆に残ったポリッシュの量を確認し、足りなければ少量だけ取り直しましょう。爪のサイドはカーブがあるため、筆を寝かせすぎず、角度をつけて沿わせるように動かすのがコツです。根元付近から爪のカーブに沿ってラインを整えるように塗り、端まで力をいれずしっかり覆うことで色ムラを防げます。
根元との境目に余白があると完成度が下がるため、筆先の幅と角度を調整しながら丁寧に塗りましょう。サイドは塗り残しやムラが出やすい部分なので、焦らず慎重に仕上げることが大切です。
【STEP4】トップコートを塗る
トップコートは、カラーポリッシュが完全に乾いてから塗りましょう。乾かないうちに重ねると、筆圧でカラーが引き伸ばされてムラになりやすいです。また、層が混ざることで乾燥が遅れ、仕上がりに影響するので注意が必要です。
トップコートは、まずエッジを塗ってから、中央、左右の順に塗布するとムラなく整います。厚みを均一にし、素早く塗るのがポイント。塗り直しを繰り返すと表面が乱れやすいため、一筆で仕上げるようにしましょう。
>>>併せて読みたい!トップコートとは?ネイルにきれいに塗るコツや選び方を伝授
【POINT】爪の先端から塗る
ベースコートからトップコートまで、すべての工程は、爪の先端部分であるエッジから塗り始めましょう。爪先は日常生活で最も摩耗しやすく、あらかじめエッジを丁寧にカバーしておくことで、カラーの定着が良くなり、仕上がりの持ちも向上します。
また、塗ったカラーと自爪の断面がなじむため、見た目も美しいです。筆先を軽く滑らせるようにエッジをなぞって塗ると、ポリッシュがエッジからはみ出しにくく、自然な仕上がりになります。
>>>併せて読みたい!【初心者必見】セルフネイルに必要なものとジェルとマニキュアの基本的な施術方法
>>>併せて読みたい!【セルフネイル完全版】初心者向けデザインと失敗しないコツ
ネイルポリッシュの落とし方

ネイルポリッシュを落とす際は、正しい手順と道具の使い方が大切です。無理にこすって落とそうとすると、爪や皮膚に負担をかけてしまいます。やさしくしっかり落とすためのポイントを押さえて、爪を健やかに保つケアまで丁寧に行いましょう。
必要な道具
ネイルポリッシュを落とすには、以下の道具を用意しましょう。
|
・コットン |
リムーバーにはアセトンを含むタイプと含まないタイプの2種類があります。ラメ入りなど落としにくいポリッシュには、スピーディーに落とせるアセトン入りが適していますが、爪や肌が敏感な人には刺激の少ないノンアセトンタイプを使うなどするのがよいでしょう。
ウッドスティックは、コットンを先端に巻きつけて使うと、爪の縁など細かい部分の拭き取りにも便利です。
【STEP1】コットンにリムーバーをしみ込ませる
コットンにリムーバーをたっぷり含ませましょう。量が少ないとポリッシュが落ちにくくなるため、適量をしっかりと湿らせておくことが大切です。すぐにこすらず、次の工程でリムーバーを浸透させやすくするために、爪全体に均一にしみ込ませておきましょう。
【STEP2】爪の上にコットンをのせる浸透させる
コットンを爪に置いたらすぐに拭き取らず、爪の上に1〜2分置いてリムーバーを浸透させます。長く浸透させておくとリムーバーが揮発して乾き、かえってコットンが爪に張り付いて落ちにくくなります。
ラメ入りのものは特に落としにくいので、確認しながらリムーバーを足すなどして調節しましょう。コットンをのせる際は、甘皮まわりまで覆うように親指で軽く押さえると効果的です。
【STEP3】ポリッシュを拭き取る
リムーバーを浸透させたコットンを、甘皮側から先端に向かってゆっくりと引くようにして拭き取ります。左右に動かすと、爪周りの皮膚にポリッシュが付着してしまうことがあるため、一定方向にやさしく拭き取るのがポイントです。強くこすらず、ポリッシュが浮いた状態で拭き取ることで、爪や皮膚への負担を防げます。
一度で落としきれない部分は、清潔な綿棒や先端にコットンを巻いたウッドスティックを使い、除去します。爪のまわりに色素が残っていると見た目も悪いため、丁寧に取り除きましょう。
【STEP4】保湿ケアをする
ポリッシュを落としたあとは、爪や皮膚が乾燥しやすくなるため、保湿ケアが欠かせません。まずネイルオイルを爪と甘皮まわりにマッサージするようになじませ、乾燥やささくれを防ぎましょう。オイルが浸透したら、ハンドクリームを手全体に塗って保湿します。
ハンドクリームは水分の蒸発を防ぎ、オイルの保湿効果を閉じ込める役割もあり、爪と手肌の両方を保湿できます。ネイルオイルやハンドクリームでのケアは、オフ後の乾燥対策としてだけでなく、日常的なケアとしても効果的です。
ネイルポリッシュを長持ちさせるコツ

ネイルポリッシュを長持ちさせるには、塗り方だけでなく、日常生活でのちょっとした意識が重要です。爪への負担や乾燥を防ぐことで、ポリッシュの密着力や仕上がりを保ちやすくなります。ここでは、ネイルの美しさをキープするための習慣やコツを解説します。
爪先ではなく指の腹を使うようにする
爪先は衝撃や摩擦によって、ポリッシュが剥がれやすい部分です。日常のちょっとした動作でも、できるだけ爪先に負担をかけないよう意識しましょう。
物を持ったり、ボタンを押したりする場面では、爪先ではなく指の腹を使うことで、ポリッシュの持ちに違いがでてきます。爪先をよく使うクセがある人は、日常の動作を見直すだけでも、ネイルポリッシュの持ちが変わってきます。
水に触れるときはゴム手袋をつける
水や洗剤を扱う機会が多いと、爪の水分が奪われやすくなり、ポリッシュの定着が不安定になります。乾燥した状態に爪は、ポリッシュが剥がれやすく、洗い物中の摩擦や衝撃で、ポリッシュが欠けたりはがれたりする原因にもなります。
ネイルの持ちを良くするには、日常の水仕事でゴム手袋を使い、爪への乾燥や衝撃をできるだけ避けることが重要です。
爪切りを使用しない
爪の長さを整えたり短くする際は、爪切りは使用せず、ネイルファイルを使用しましょう。爪切りを使用すると、爪の層がはがれやすく、二枚爪の原因にもなります。ネイルファイルで爪の表面をなめらかに整えると、塗布面が安定し、ポリッシュもきれいに密着します。
使用時は往復がけを避けて、一定方向に動かすのがポイント。長さを短くしたいときは180グリット、形を整えたいときは220〜240グリットを目安に、用途に応じて使い分けましょう。
こまめな保湿ケア
爪の乾燥は、二枚爪や欠けなどのトラブルを引き起こす大きな原因となります。水分や柔軟性が失われることで爪がもろくなり、ネイルポリッシュの持ちにも悪影響を与えるため注意が必要です。手洗いや消毒のあとは乾燥しやすいため、日常的にネイルオイルやハンドクリームなどの保湿ケアを習慣にして、うるおいを保ちましょう。
ネイルポリッシュをマスターしたいならアフロートネイルスクールへ
ネイルポリッシュをもっと上手に塗れるようになりたい、きれいな仕上がりを目指したい。そんな思いから独学で練習する方も多いですが、プロの技術をしっかり身につけたいならスクールで学ぶのがおすすめです。アフロートネイルスクールでは、ポリッシュを美しく塗る基礎からケア、検定対策まで段階的に学べます。確かな技術と自信を身につけて、ネイリストとしての一歩を踏み出しましょう。
この記事の監修者

神宮 麻実
アフロートネイルスクール学院長
多数のモデルや芸能人を顧客として抱え、圧倒的な支持を得るネイリスト。 度々テレビや雑誌でも特集されており、本の出版も多数。
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